各種情報
35周年記念出版
産業・組織心理学講座 全5巻
趣 旨:
本学会は2019年(平成31年)に設立35周年を迎えた。ここまで、節目ごとに学会のあり方を明確化し、産業・組織心理学の発展に寄与する企画を実施してきた。このうち、学会の知見を集約し、世に広く還元するための活動の一つとして、設立10周年には『産業・組織心理学研究の動向 産業・組織心理学会10年の歩み』(1994、学文社)、設立25周年には『産業・組織心理学ハンドブック』(2009、丸善)をそれぞれ発刊した。
くしくも2016年に公認心理師が国家資格化され、産業・組織心理学が公認心理師養成カリキュラムの必須科目となるなど、産業・組織心理学の位置づけが注目される昨今の情勢にかんがみ、設立35周年においては、産業・組織心理学のこれまでの知見を集約し、産業・組織心理学に関する初学者の教科書、および若手研究者の方向性、実務家のよりどころとなることを目的として、基礎(第1巻)から応用(第2巻~第5巻)までを網羅した講座を刊行する。その際、基礎編からはいって応用編でさらに詳しく学べるように工夫した企画とする。特に基礎編は日本心理学会の求めに応じて産業・組織心理学会が提示した、公認心理師大学カリキュラム標準シラバス(2018年8月22日版)(https://psych.or.jp/qualification/shinrishi_info/shinrishi_syllabus/)と連動し、公認心理師が最低習得すべき産業・組織心理学の知見を網羅することを目指す。
構 成:
基礎編
第1巻 産業・組織心理学を学ぶ――心理職のためのエッセンシャルズ
産業・組織心理学会 企画 金井篤子 編 A5判・280頁 本体2400円
応用編
第2巻 人を活かす心理学――仕事・職場の豊かな働き方を探る
産業・組織心理学会 企画 小野公一 編 A5判・240頁 本体3100円
第3巻 組織行動の心理学――組織と人の相互作用を科学する
産業・組織心理学会 企画 角山 剛 編 A5判・264頁 本体3100円
第4巻 よりよい仕事のための心理学――安全で効率的な作業と心身の健康
産業・組織心理学会 企画 芳賀 繁 編 A5判・272頁 本体3100円
第5巻 消費者行動の心理学――消費者と企業のよりよい関係性
産業・組織心理学会 企画 永野光朗 編 A5判・232頁 本体3100円