ロレックスのプロフェッショナルモデルとは？特徴や人気モデルについて詳しく紹介

ロレックスといえばコスモグラフ デイトナ、エクスプローラー、サブマリーナーを思い浮かべるのではないでしょうか？実はこれらは全てロレックスのプロフェッショナルモデルに該当します。他にはロレックスのスポーツモデルといわれることもあります。時計に精通している方ならばその意味は分かるでしょうが、ロレックス初心者の方にはなんのことだか分かりませんよね。

今回はそんなロレックス初心者の方をはじめ、ロレックスに興味があるけれど、あまりよく分からないという方に向けて、ロレックスのプロフェッショナルモデルについて解説していきます。ぜひ、最後までご覧ください。

プロフェッショナルモデルとは？

ロレックスは大きく2つのコレクションに分類されます。プロフェッショナル ウォッチとクラシックウォッチです。

プロフェッショナル ウォッチは一般的にスポーツモデルやスポーツウォッチと呼ばれ、クラシックウォッチはドレスウォッチと表現されていますが、プロフェッショナル ウォッチとクラシックウォッチが正式名称です。

以下にそれぞれのコレクションに該当するモデルを分類したのでご覧ください。

※2024年3月時点

プロフェッショナル ウォッチはその名称からも分かる通り、プロフェッショナルユースに向けた特別なコレクションです。サブマリーナーを例にすると、ダイバーが深海でも着用できるように適したスペックを備えています。それぞれのフィールドの極限下において、最高のパフォーマンスが発揮できる特殊な腕時計がその成り立ちでした。

誕生当初はプロフェッショナルユース向けであったものの、時代の流れにより一般ユーザーが使用する場面も増えています。それぞれが高いスペックを持ち、堅牢性や高い実用性を兼ね備えているところや、オーバースペックによる男のロマンを体現する魅力が、確固たる人気を支えているといっても過言ではありません。

ロレックス プロフェッショナルモデルが入手困難な理由

その高い人気ゆえに、プロフェッショナル ウォッチは需要と供給のバランスが大きく崩れています。商品が市場に流通するとメーカー希望小売価格、もしくはそれ以下で販売されていることが一般的ですが、ロレックスはこの図式に当てはまりません。コスモグラフ デイトナでその一例を見てみましょう。

ご覧の通りメーカー希望小売価格を大きく上回る価格で市場に流通しています。ロレックス正規店をくまなく巡る、通称ロレックスマラソンなる言葉が生まれてしまうことからも入手困難であることがうかがい知れます。

運良くロレックス正規店で見つけたとしても、購入制限モデルの対象であれば、お金があってもすぐには購入ができない場合も。購入制限の内容は以下の通りです。

これは転売を制限するために設けられたロレックス正規店が設けた国内独自のルールとして運用されています。これによりロレックス正規店で購入することのハードルはさらに高くなりました。

並行輸入店においてもプロフェッショナル ウォッチが潤沢にあるわけではありません。もし狙っている時計があるならば入荷情報を見逃さないようにしましょう。

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プロフェッショナルモデルの一覧

ロレックスのプロフェッショナルコレクションに該当するモデルは以下となります。※2023年3月時点

現行プロフェッショナル ウォッチ

生産が終了したプロフェッショナル ウォッチ

プロフェッショナルモデルならではの機能

プロフェッショナルユース向けに作られたコレクションだけに、それぞれ特別な機能が備わります。ここからはプロフェッショナル ウォッチならではの特殊な機能をご紹介いたします。

クロノグラフ

対象モデル　コスモグラフ デイトナ

現在生産されているロレックスのなかで、唯一クロノグラフを搭載するのがコスモグラフ デイトナです。いずれのモデルも時間を計測する機構が備わり、一般的な3針ムーブメントに比べ複雑な作りで構成されています。

1963年から生産されているコスモグラフ デイトナですが、2000年に登場する第5世代目にあたるRef.116520からロレックスが自社開発したクロノグラフムーブメントが搭載されています。2023年に大幅に刷新したムーブメントcal.4130は、2つの特許機構を装備し登場しました。

堅牢、耐久、効率とあらゆる面でロレックスの最新技術が投入されたムーブメントは世界最高峰の実力を誇るといっても過言ではありません。

レガッタクロノグラフ

対象モデル　ヨットマスターII

コスモグラフ デイトナが搭載するクロノグラフムーブメントに、レガッタ機構を追加したコンプリケーションモデルがヨットマスターIIです。レガッタ機構とはカウントダウン機構を表し、最大10分間の計測およびカウントダウンが設定できる仕組みです。

レガッタ機構自体は他のブランドでも生産されていますが、ロレックスは独自の機構を備えています。それはリングコマンドシステムと呼ばれる独自の機構となり、ベゼルとムーブメントを連動させて操作する仕組みです。使い方を熟知すれば使いやすいシステムであり、実用性を追求するロレックスならではともいえます。

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リングロックシステム

対象モデル　シードゥエラー、ディープシー

1926年にオイスターケースを市販化して以来、ロレックスは現在まで防水性を追求し続けているブランドです。それによりトリプロックりゅうず、ヘリウム排出バルブが生み出されてきました。そのなかでも2008年に市販化されたディープシーに装備されているリングロックシステムはロレックスが誇る防水技術を結集した機構です。

ディープシーでは水深3,900m、さらに改良が加えられたディープシー チャレンジは水深11,000mの防水性能を誇ります。現在、生産されているロレックスはドレスコレクションの1908を除いた全てのモデルが100m防水を備えており、いかにロレックスが防水を重視しているかが分かります。

GMT

対象モデル　GMTマスターII、GMTマスター

2カ国の時刻を判断できるGMT機構を備えて誕生したGMTマスター。1983年にはさらに3カ国の時刻が判断できるGMTマスターIIの開発に成功し、いまやロレックスの中核を担うプロフェッショナルコレクションとして絶大なる人気を得ています。

当初はパイロットのために開発されたものの、簡単に複数の時刻が確認できることから、現在では世界各国を股にかけるビジネスマンや旅を愉しむトラベラーにも重宝されています。

多くの時計ブランドに影響を与えた技術的な面はもとより、その多彩なカラーリングもGMTマスターIIが長年愛されている要因ともいえます。

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プロフェッショナルモデルを購入するなら

正規品はもちろんのこと、並行輸入店においても一部のモデルは入手困難なプロフェッショナルモデル。ここからはプロフェッショナルモデルを購入する上で知っておきたい知識をご紹介いたします。

生産終了モデルは要チェック

毎年、ロレックスは3月～4月に新作を発表します。新作モデルばかりに注目が集まりますが、その一方で生産終了となったモデルはひっそりとロレックス公式ページから削除されてしまいます。これにより生産終了となったモデルは、その数か月後から価格が上がるものも多々あります。価格が上がるものの傾向として見られるのが、現行モデルでは踏襲されなかったデザインやカラーです。

例えば、2020年に生産を終えたグリーン文字盤のサブマリーナー デイト Ref.116610LVは、後継モデルのRef.126610LVがブラック文字盤に変更になったことで、その価格は急上昇しています。当店ジャックロードが新品で最後に販売した時点の参考価格が￥1,978,000円(税込)に対し、2次流通市場で販売されている中古のRef.116610LVはその1.6倍になる、300万円台前半で推移しているほどです。※2024年3月現在。

そのため、プレミア価格になる前に、生産終了になったモデルを狙うのも選択肢の1つです。

お得に購入するなら中古がおすすめ

品薄のプロフェッショナルモデルですが、中古においては比較的容易に購入が可能です。先述しているRef.116610LVのような一部の例外モデルを除き、手に入れやすい価格も魅力です。付属品にこだわらなければ、最もお得に購入が可能といえます。

保証書が付属していないとメーカーでオーバーホールを受け付けてもらえない、なんてことはありません。ただし、いずれ手放す可能性がある場合は、買取価格を考慮して付属品付きを選んでおいた方が得策でしょう。

安くロレックスを購入したいのであれば、型番が「5桁」の世代を選ぶのがおすすめです。例えばエクスプローラーのRef.14270はプロフェッショナルモデルでありながら、80万円を切る価格で流通しています。※2024年3月現在。ブラックアウトは除く

エクスプローラーは、初代モデルから現在までその姿を大きく変えずに生産されているロングセラーモデル。そのため、古臭さを感じさせないのも魅力です。もちろん耐久性に優れるエクスプローラーだけに、定期的なメンテナンスを怠らなければ、現行品と変わらない精度を刻み続けます。

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アンティークを購入するならショップ選びが重要

プロフェッショナルモデルのアンティークウォッチは中古とは異なる市場価格が形成されています。特にコスモグラフ デイトナにおいては1000万円台を超えるものも少なくありません。

レアロレックスの筆頭ともいえる赤サブ、赤シードをはじめ、GMTマスターなどの一部モデルは、コンディションによっては500万円台を下ることはありません。コンディションに優れたモデルは年々姿を消しているため、プレミア価格で流通しています。

アンティークウォッチで気を付けたいこと

アンティークウォッチを購入する上で気を付けたいのはメンテナンスです。パーツの保存期間を過ぎ、すでにメーカーでのオーバーホールの受付を終了しているため、アンティークショップでメンテナンスを行うことが必須となります。そのため長年にわたりアンティークウォッチを取り扱う、信頼のおけるアンティークショップで購入するのがおすすめです。

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まとめ

いかがでしたか？プロフェッショナルモデルが、ロレックスの中心コレクションであることがお分かりいただけたでしょうか？

高額なイメージが強いプロフェッショナルモデルですが、リセールバリューも高いため、長い目でみればお得なコレクションともいえます。

ぜひ、1度手にしてみてはいかがでしょうか？

当店では今回ご紹介したロレックスのプロフェッショナルモデル以外にも、数多くのモデルを取り揃えております。ぜひあなただけのお気に入りの1本を探してみてください。

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