ポータブル電源に必要な容量は、家電の消費電力(W数)×利用時間(h)で算出することができます。単位はWhで表します。つまり容量が大きいほど長時間家電を動かし続けることができるわけです。ちなみに容量256WhのJackery ポータブル電源 240 Newであれば、15Wの扇風機なら約12時間以上、55Wの電気毛布なら3.4時間以上動かし続けることができます。
電化製品にはそれぞれ消費電力というものが設定されています。ポータブル電源が安定して出せる電力(これを定格出力と言います)が家電の消費電力を上回っていないと動かすことができません。たとえば定格出力800WのJackery ポータブル電源 600 Plusであれば消費電力80Wのノートパソコンや小型扇風機、車載冷蔵庫などを同時に動かすことが可能なので車中泊にはぴったりです。
ポータブル電源の寿命は、0%から100%まで充電することで1サイクルとし、それを何回繰り返すことができるかで表現します。ポータブル電源に内蔵されているリチウムイオンバッテリーは、繰り返し使えるという特徴がありますが、充放電を繰り返すうちに徐々に劣化してしまいます。しかしリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しているJackeryのポータブル電源(PlusシリーズおよびNewが付いているモデル)はさらに長寿命化を実現。Jackery ポータブル電源 300 Plusであれば3,000回、600Plus、240Newであれば4,000回の充放電サイクルが可能です。
一般的にポータブル電源の充電速度は容量に比例するので大容量モデルほど時間がかかります。逆に言えば小型モデルは短時間でフル充電できるので行動派にとっては向いている存在だといえます。家庭のACコンセントから充電する場面、通常の高速充電のほかに緊急充電モードを備えているモデルもあります。たとえばJackery ポータブル電源 240 Newの場合、AC高速充電は2時間、AC緊急充電は1時間、ソーラーパネル100W1枚だと3.3時間でフル充電されます。
小型ポータブル電源の最大の利点は持ち運ぶことができることです。しかし、軽さを求め過ぎて容量の少ないモデルを選んでしまうと動かない電化製品が出てくるので、購入前にどう使うかシミュレーションしておく必要があります。ちなみにJackery ポータブル電源 300Plusは重量3.75㎏、本体サイズ23.0 ×15.5 × 16.7cmとリュックに入れるほどコンパクトで、容量288Wh、定格出力300Wですので様々な用途に活用することが可能です。