沿岸支部では「県民の翼」で、8名が6月23日から三泊四日の台湾研修旅行に出かけた。
花巻空港から約4時間で夕刻の台湾へ。その夜は自分達で食事処を探す。とても暑い夜を汗をかきかき、中嶋支部長の采配で店探し。「どこまで歩くんだ…」とほやきが出たところで漸く支部長お勧めの店に到着。もう7時半を回っていた(日本時間の8時半)。台湾は外食が当たり前で、私達が店を後にする頃も、順番を待つ家族連れが列を作っていた。
翌日から、蒋介石氏が未だに荼毘に付されずに安置されている場所や衛兵の行進、映画「千と千尋」の舞台、八田与一の功績の跡、台湾エステ、新幹線等々を観光。気温36度の暑い最中、ホテルが用意してくれたペットボトルを片手に、総統も替り経済が更に発展しつつある「小さな大国:台湾」を肌で感じて回った。
最後の夜は台湾に数カ所ある夜市の一つを尋ねた。ここは圧巻だった。週末だったが、東京のアメ横の年末の市を彷彿させる“混雑”にはただただ圧倒された。引き返しはその商店街の地下街へ。ここは横30m~40mの食堂街が延々と続き、所狭しと並べられた客席はどこも満員。家族総出で食事の時間ということか。その圧倒的なパワフルさに、「日本のシャープが買い取られるわけだ」と納得。
日本が戦後、アメリカの経済に追いついたように、台湾も日本を追い越す日が来るかもしれないと感じた。一経営者としてのパワーを貰った旅行でもあった。
帰路、夜中にバスで空港へ。数日前から台湾では初めての空港関係者のストライキがあり慌てたが、私達が搭乗するひとつ前の便から飛び始め、無事花巻に帰ることが出来た。
台湾では、7人に一人は日本に来ていると言う。日本人ももっと台湾に行って欲しいものです。台湾の人達は日本人が大好きなのです。(文:のだ)