エビナーとして、胸が痛い。
今週の初恋ゾンビは、あの先週の衝撃的な展開の続きになります。
江火野さんの可愛い表情を見て、大満足していたら、終わりでまさかの展開。
指宿くんの正体が、江火野さんに目撃されてしまうなんて……
どうしてこの漫画は、こんなにも読者の心を掴んで放さないのか。
何というか、もう1週間初恋ゾンビのことばっかり考えててね!という、峰浪先生の策略を感じずにはいられない。
事実、1週間初恋ゾンビのことを考え続けてしまいました。
7月の新刊を語る会でも、初恋ゾンビを持っていってたりしたからね(笑)
マンガサロントリガーの、7月の新刊を語る会に参加してきました。初恋ゾンビ8巻のあたりにある漫画が持って行った漫画です(笑) pic.twitter.com/XRa6WOxUod
— ふな@雑多 (@hosome252) 2017年8月2日
何度でも言うけど、最近の初恋ゾンビはマジで面白すぎるぞ……!!
【悲報】指宿くん、壊れる
先週の最後の展開を大雑把に言うと、指宿くんが着替えている現場を江火野さんが目撃してしまいました。
タロウが触っても分からない程度の指宿くんのおっぱいですが、江火野さんが見たそれは……判別できる程度の大きさはあって(笑)
遂に、女の子であることがバレてしまいました。
喜んでる場合じゃねーよ!!(笑)
壊れた指宿くんと表現したくなるような、動揺っぷり。
まあ判別するポイントは、おっぱいだけの場面だからね。
胸見て女の子だと思ってもらえるくらいにはあるというこは、指宿くんからすれば嬉しいことかもしれない。
なにせこの漫画の主人公は、手で触っても、指宿くんを背負った密着状態でも、指宿くんをおっぱいからは女性と判別できなかったからね。
タロウェ……
江火野さんにバレた印象が強く、見逃しがちなんですが、ここからの江火野さんの行動が実は凄い。
他のクラスメイトもいなくなった指宿くんを探しにきた時、とっさに指宿くんを隠す。
これ男子高校生が隠れたい方法No1の奴だ(当社調べ)
完全に足が隠れるほどのロングスカートじゃないと、できない隠れ方だけど。
顔の横にお尻があるって……何かドキドキだよね(笑)
ここで「黒か……」って言って殴られたいだけの高校生活だった。
しかし、混乱していても「指宿くんが女性であることを隠している」ということを瞬時に理解して、他の人にそれが分からないようにフォローする江火野さんが凄すぎる。
私だったら呆然としちゃうね。
ただ、何となくタロウでも同じことをしただろうな、とも思ったり。
そんなことをしたら、ますますタロウに惚れてしまう指宿くんも容易に想像がつくけど(ぉ
乙女たちのヒメゴト
指宿くんの正体を知ってしまった江火野さん。
文化祭の高揚はどこへいったのかと問いたくなるくらい、無表情を装っていて。
江火野さんは、ここで気づいてしまう。
江火野さんが今抱きつつある想いは、決してタロウと江火野さん間だけで完結するものではないことを。
江火野さんは、タロウが未だ初恋を引きずってることを知っている。
男性である指宿くんへの恋心が、未だ完全に消えたわけではないことを、タロウから直接聞いていて。
でもそれは、「指宿くんは男の子だから」ということで、江火野さんの中ではそれほど重要な事項ではなかったのかもしれない。
今日、この日までは。
指宿くんが実は女の子で。
そのことを知ったら、タロウの眠っていた初恋への想いが、再び表に出てくるのではないか。
そう江火野さんが思っても、不思議ではないでしょう。
そしてそれは、今の江火野さんにとって無関係ではないのが胸が痛くなるポイントです。
指宿くんの正体そのものよりも、指宿くんの正体を知った時のタロウのことばかり、江火野さんは考えてしまっているのが分かります。
なんだろうな、こういう部分にも、江火野さんの秘めた気持ちが現れるのが良い。
そして「女性同士」として繰り広げられる、校舎裏でのヒメゴト。
指宿くんと、江火野さん。
指宿くんは当然、内緒にして欲しいということを伝える。
江火野さんは返事をする前に、改めて確認するのだ。女の子であるかということを。
この「あたしと同じ」というセリフは、なかなかに考えさせられるセリフです。
江火野さんがこれまでどれだけ「女性性」を意識していたかは分かりませんが、ここでの「同じ」という言葉は、やはり何か意味を持たせている感じがします。
江火野さん自身が、自分の女性性を意識するポイントは、やはりタロウへの好意でしょう。
無意識かもしれませんが、指宿くんにもそういう雰囲気を感じ取っているのかもしれません。
だからこそ、探りを入れる意味でも「あたしと同じ」と、わざわざ自分の「女性性」を強調しているのじゃないかと感じました。
それに対する指宿くんの返答もね、含みをもたせる感じが憎らしい。
お互い、タロウというキーワードを出さなくても、タロウを意識していることが伝わってきて。
まさに、乙女たちのヒメゴトなのだ。
これを確かめる時の何が切ないかって、先々週に江火野さんは自分で認めていたんですよ。
指宿くんが女の子だったら、きっとタロウは好きになるって。
つまりこの確認は、始まりかけた恋の負けを認めることにもなりかねなくて。
だからこそ、江火野さんは着替えの時も、悶々とタロウのことを考えていたのでしょう。
心臓の痛む音は、きっと聞こえていた。
でもそれを、江火野さんは聞こえないふりをしていたんだよなあ……
エビナーとして、ドキドキしてしまうような展開でした。
多分、同じくらいイブスキーな方々もドキドキしてそうですね(笑)
江火野さんは、自分の気持ちは届かないものだと、この確認で思うようになるかもしれません。
ただ、読者も指宿くんも知っています。
イブが眠るくらい、タロウが江火野さんに心惹かれていることを。
初恋の人が、指宿くんで。今気になっている人が、江火野さんで。
タロウの心は江火野さんに惹かれつつありますが、指宿くんの正体を知った時にタロウがどうするか……というのがやはり注目ポイントです。
更にもう1つ、遂にタロウが、イヴの異変に気づいてしまいました。
江火野さんと心を通わせたシーンの時を、イヴが見ていないことに。
指宿くんは眠りについていた部分を見ていましたが、ロミオを演じていたタロウは、その時ジュリエットである江火野さんしか見えていませんでした。
なので、「イブが眠っていた」という事実までたどり着くかは、正直微妙です。
疑念程度で今回は終わる可能性もあります。
ただ、仮に真実を知った時、イヴと一緒にいる選択を取ったタロウが、どういう行動をするのか、ちょっと想像ができません。
一旦は、様子見……くらいかもしれませんが。
また江火野さんと少し距離を置く、なんてことは流石にないと思いますが。
それを踏まえて、江火野さんとどう向き合うか、というのを今後タロウは決断しなければならないのでしょう。
ああ、初恋ゾンビの続きが気になりすぎる。
来週は合併号なので、再来週が初恋ゾンビ欠乏症になってそうだ。
終わりに
記事タイトルでピンときたかたもいるかと思いますが、本記事タイトルは峰浪りょう先生の前作をちょっと意識しています。
これも凄い作品なんですが、初恋ゾンビとはかなりテイストが異なるため、似たような雰囲気を期待すると大変なことになる(笑)
ヒメゴトから入った人が初恋ゾンビを読んでも、大体おんなじことを思ってます。
結構いるんだよね、ヒメゴトが好き過ぎるから初恋ゾンビ読めないって人。
勿体無いから初恋ゾンビも読みましょう!!
ちなみに、私も一応ヒメゴトから入った人間です。
まあヒメゴトがモバサンで連載してたころは読んでなくて、完結したタイミングで読んだので、生粋のファンではないんだけれど。
いつか、ヒメゴトの感想もちゃんと書いてみたいな。
今なお根強い人気のある作品なので、興味のある方は以下のリンクからぜひ読んでみて下さい!
本日7月31日から「読書のお時間です」という電子書籍サイトで『ヒメゴト~十九歳の制服~』が毎日一話ずつ更新されるそうです!(無料です!)
— 峰浪りょう「初恋ゾンビ」12巻発売中! (@ryo_minenami) 2017年7月31日
夏休みに蒸っし蒸しの自意識こじらせ漫画いかがですかー?
記念に久しぶりに3人描いてみた^^https://t.co/0ZqRBlc2Jz pic.twitter.com/ic9fbcdsJq
まあ私はヒメゴトを含めた全ての峰浪りょう先生のキャラでも、江火野さんが一番好きですけどね!
江火野さんは、漫画界で1番、体育座りが可愛いヒロインだと思ってます。
初恋ゾンビの江火野さんは、今の漫画界で体育座りする姿が1番可愛いヒロインだってことは、きっと天野めぐみはスキだらけ!のねこぐち先生だって気がついてないのだ。江火野さんは良いぞぉ!! pic.twitter.com/DZIqSo4oE6
— ふな@雑多 (@hosome252) 2017年8月5日