続編をぜひ作ってください!!(挨拶)
とまあ、機動戦艦ナデシコファンがずっと思っていることを冒頭に書きましたが、「機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-」のリヴァイバル上映が決定しました。
機動戦艦ナデシコ-The prince of darkness-【劇場版】〈初回限定版〉 [DVD]
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上映初回のチケットは即日販売してしまいましたが、追加上演は決定しているとのこと。
詳細はURLにて
http://www.starchild.co.jp/special/mo-retsu/gekijo/news/20131001.html
リヴァイバル上映に伴い、機動戦艦ナデシコについてちょっと書きたくなったのが今回の記事です。
私が機動戦艦ナデシコを見たのは、確か小学校高学年くらいの頃で、スパロボAをプレイしていてちょっと気になったのがきっかけです。
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元々ロボット物は好きでしたが、機動戦艦ナデシコのライトなノリ、それでいてしっかりと作りこまれた世界観とストーリーにすっかりはまってしまいました。
主人公のアキトが最初はヘタレ中のヘタレで、私はなんだこいつと思っていました。しかし戦闘を通して、また様々な人と触れ合って自分のすべきこと見つける姿に、いつの間にか憧れていました。
戦闘を嫌がって一度は艦を降りたアキトが、木星トカゲが攻撃をしかけてきた際に戦場に戻るシーンは今でも覚えています。
これはもう、僕たちの戦争なんだよ!
戦う覚悟を、地球を守る覚悟を決めた時のこのシーンは痺れた。
メグちゃんが泣いちゃったのも印象的でした。
宇宙でラブコメを繰り広げる軽さを見せながら、戦争により無情に散っていく命もある重さ。
そんなナデシコの二面性は、両立するかという怪しさもまた魅力だったのかなと思っています。
ナデシコはエヴァのちょっと後に作られたため、エヴァとの関係性について論じられることがあります。
それについて、後年佐藤竜雄監督が語っていたことが非常に面白かった。
よくナデシコをエヴァの延長で作られたモノという人がいるけど、実際はエヴァで増えて切り捨てられたライトなアニメファン達の受け皿として企画されたもの。「庵野はああ言うけど可哀想じゃねえか、折角アニメが好きになったのに」大月さんのバランス感覚はタヌキで絶妙で優しかった。悪党だけど(笑)
— 佐藤竜雄 (@seitenhyohyo) September 19, 2010
ちなみに大月さんは完成したナデシコ1話の白箱をわざわざ庵野さんのところに持って行って見せたという。「あいつ、すごい嫌な顔してたよ。それぐらいイイ出来だということだよ」涼しく笑う大月さんだったがオレは蒼ざめた(笑)
— 佐藤竜雄 (@seitenhyohyo) September 19, 2010
エヴァはたくさんのアニメファンを獲得しましたが、同時にその多くを切り捨てようともしました。
ライトなアニメファンの受け皿として、機動戦艦ナデシコはあったようです。
このへんはリアルタイムで見ていなかったため、当時を知らない私にはとても興味深いものでした。
それでもライトなファンをしっかり受け止めながら、それでいて満足させることができたんじゃないかと勝手に想像しています。
それくらい私は、ナデシコが面白いと思っています。
ただまあ、メインヒロインのユリカは好きなんですけどキャラとしての作りこみがちょっと甘かったかなあという気はしないでもありません。
特に序盤が、ちょっとおバカさんぽさばかりが先行し好きになりにくかった記憶がありません。
終盤はキャラとしての奥行が作れていて、最終話ではユリカの気持ちがしっかりと伝わってきました。序盤ももうちょっと可愛くできたのではないか、とは少し思ったり。
テレビ版の話ばかりなので、最後にちょこっとリヴァイバル上映される劇場版について。
テレビ版に比べたら暗いです。
というか、最初見た時にこれは本当にナデシコの劇場版なのかと衝撃を受けました。
アキトやユリカが大変なことになっていますからね。主人公は1番の人気キャラ、ホシノ・ルリです。
少し大人になったルリと、変わってしまったアキト。
そして昔の仲間たちが再び終結し戦う……というのが主なストーリー。
シリアスな印象が強い本作は、心情の描写や戦闘シーンなど1つ1つのクオリティーが非常に高いです。
アキトとルリが再開するシーンは、少年だった私に大きな衝撃を与えました。
君の知っている、テンカワ・アキトは死んだ。
彼の生きた証、受け取って欲しい。
それ、かっこつけてます。
違うんだよ、ルリちゃん。
やつらの実験で、頭ん中かき回されてね。
それからなんだよ。
特に味覚がね、だめなんだよ。
感情が高ぶると、ぼうっと光るのさ。
漫画だろ。
嘘だろ……というくらい、衝撃を受けたシーンです。このシーンは今でもはっきりと覚えています。忘れられません。
ナデシコ未視聴の方がいる可能性を考えて多くは書きませんが、テレビ版を見てから劇場版を見ると驚きますよ、ほぼ間違いなく(笑)
ちなみに、劇場版主人公のホシノ・ルリは私の一番好きなキャラです。今まで見てきたすべての作品の中で一番です。
バカばっかって言われたいバカです。というかルリ好きなら絶対言われたい。
劇場版では、バカばっかが聞けないのが少し残念ではあります。でもお風呂シーンや浴衣姿はあるもんね!(ぉ
最後に余計なこと書きましたが、機動戦艦ナデシコは素敵な作品なので、昔好きだったという方、まだ見てないけど興味はあるという方はリヴァイバル上映にぜひ行きましょう。
「機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-」を、みんなで見よう!(これが言いたかった)
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