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今のオタクの「共通言語」ってなんだろう

オタクの教養についてのエントリーが話題になってますねー。
一連の大まかな流れは、karimikarimiさんのエントリーが一番分かりやすいかな多分。

『オタクにとっての「教養」は崩壊した』という記事の「教養」が崩壊している

この一連の話をぼんやりと眺めていて、思ったことがありました。
今のオタクの「共通言語」って何なんだろうなあということ。


この「共通言語」というものは、多分話題のオタクの教養と関連が深いというか、イコールに近い存在かもしれません。
私が聞いた話では、昔(多分10年ちょっと前かな)はエロゲが共通言語ということでした。

共通言語というのは、多分それぞれ似ているようで違うオタク同士が、「共通言語」である作品を通してコミュニケーションを取るというもの。
それが昔はエロゲだった……という話をオフ会だったかイベント帰りにゆりかもめで年上の方から聞いた記憶があります。フロッピーだった時代を知らんのかとか言われても知りません。フロッピーとか小学生の時に何となく使ったような気がしないでもありませんが。市役所は未だにフロッピーなんですよね確か(どうでもいい)

話はそれましたが10年ほど前は共通言語がホワルバとかランスとか、あるいは月姫なんかだったりしたのかもしれません。その作品は違うよ!ってツッコミが入るかもしれませんがエロゲに詳しくない私が何とか例えを出そうとした結果なので勘弁して下さい。


話題になっている教養は、多分それはみんなが知っていると思って会話が成り立つor会話のきっかけになるという意味で、共通言語とイコールのものだと思います。

で、昔はと書いたように今はエロゲが共通言語ではないでしょう。というか共通言語だったら私は誰とも会話できません。ホワルバ2もやってませんしおれつばもやってません。インガノックなら分かりますよ(ライアーは好きだった)

じゃあ今の共通言語って何よ……とはっきり言えないから、教養の記事が話題になっているような印象です。
昔だったらこれは必ず抑えるでしょ……というのが、今はほとんど無いんじゃないでしょうか。それは作品の質が低下しているとかじゃなくて、オタクと呼ばれる分野も多様化しているからだと思います。

私が一年ほど前まで参加させて頂いた飲み会の共通言語は、何となくけいおんだったような印象です。今だったらそこはラブライブかもしれません。
オタク全体の共通言語がこれ……という時代ではもう無い気がします。それぞれのコミュニティに、
それぞれの共通言語があると言っても良いでしょう。

だかららーめん娘が共通言語のコミュニティがあっても不思議ではありません。私はあれ、挨拶程度なら何とか……レベルですが母国語レベルの人達も存在するひどい……じゃなくて漫画です。

絶品! らーめん娘(1) (ヤンマガKCスペシャル)

絶品! らーめん娘(1) (ヤンマガKCスペシャル)


挨拶程度なら何とか……というレベルの共通言語なら、存在しているとは思っています。
2000年代だったらハルヒとかマクロスFとか、それこそけいおんとか。
詳しくは知らなくても名前とキャラとおおまかな展開は知っている……というのであれば、挨拶程度は可能な共通言語になりうると私は感じています。

今のオタクにはっきりした共通言語はありません。それは趣味の多様化の結果であって、時代の流れであり特に気にする必要も私は無いと思っています。
古典としての教養の場合は≠共通言語ですが、それも興味が出たら読むなり見るなりすれば良いんじゃない?くらいの認識です。

それも知らずにオタクを名乗るな!的な考えは賛同したくないですね。楽しくやるのが一番だと思います。
文化が崩壊する……的な壮大な話になると、もう私の手には負えませんが。
その程度で崩壊するならそれまでのことだった……って言ったら怒られますかね自重します。


20前後の漫画好きの共通言語を考えた時、ぼくらのよあけがパッと浮かんだんですがどうでしょう同年代の方?

ぼくらのよあけ(1) (アフタヌーンKC)

ぼくらのよあけ(1) (アフタヌーンKC)

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