【2025年】クラウドPBXのおすすめ10製品(全54製品)を徹底比較!満足度や機能での絞り込みも
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トビラフォン Cloudはお持ちのスマートフォンに専用アプリをダウンロードするだけで、会社番号での発着信ができるクラウドPBXです。 フルクラウド型のビジネスフォンなので、設備投資や工事が不要で簡単に利用でき、場所にとらわれず、外出先やリモートワークなどさまざまなシチュエーションでお使いいただけます。 基本的なビジネスフォンの機能である内線通話・保留・転送に加えて、通話録音や音声テキスト化機能、IVR(自動音声応答)、SMS自動送信など、クラウドPBXとしての機能を揃えています。 また、携帯大手3社も導入するトビラシステムズ独自の迷惑電話フィルタが、迷惑電話対応にかかる見えないコストを削減します。 基本セット初期費用33,000円(税込) 基本セット月額費用3,300円(税込)+オプション追加費用+通話料 ※基本セット月額費用、オプション追加費用は利用開始月無料。 ※通話料は利用開始月から実費精算。
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4.3
機能満足度
平均:3.9
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4.2
使いやすさ
平均:3.8
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4.5
導入のしやすさ
平均:4.1
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4.1
サポート品質
平均:3.6
- 標準プラン:3300円/月
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「Zoom Phone」は、 Zoom のプラットフォームに加えることができるクラウド PBX サービスです。 すべてのビジネスにおけるコミュニケーションとコラボレーションに必要な機能を、ユーザーのお気に入りのビデオ・プラットフォーム を 1 カ所にまとめて使用することができます。 2019 年の正式リリース以降 400 万以上のユーザー様にご利用いただいています。 Zoom Phone の特徴 - 導入費・初期費用 0 円 いますぐお使いいただけます。 - 通話料 0 円 *かけ放題プランをご利用時の場合 - オプション機能 0 円 録音も無期限無制限!
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「Dialpad」は、国内で1,600 社が利用する最先端のビジネスフォンシステムです。オフィスや部署代表電話、営業・インサイドセールス、コールセンターの電話業務を全てクラウド化し、 “音声” データを資産として活用することで業務効率化や生産性向上を実現し、企業のテレワークを支援しています。 初期費用が一切不要で、IT部門なしに最短5日で導入でき、シンプルかつ使いやすいUIで、Google Workspace、Office 365等のグループウェアやSalesforce等のCRMツールとの連携でデータを一元管理することができます。 固定電話番号 (03・06などの0AB-J番号) を使って発着信ができるオプションサービス「Dialpad Air 0AB-J」が新規番号に加え、既にお使いの固定電話番号もご利用いただけるようになりました。 【 Dialpad Talk 】 現在利用されている固定電話番号 (0AB-J番号) や新しい050番号を利用できるクラウドPBXです。インターネットに接続されているPC・スマートフォンで、テレワークでもオフィスでも発着信を可能にし、出社せずに電話対応を完結することができます。 【 Dialpad Contact Center 】 Talkの基本機能に加え、チケッティングシステムやCRMとのインテグレーションはもちろん、問い合わせ状況を可視化できるリアルタイムダッシュボードやアナリティクス機能を備え、500名までのクラウドコールセンターを即座に構築できます。現在の電話番号を転送し、テレワーク下でのハイブリッド環境をすぐに構築することも可能です。 【 Dialpad Sell 】 Talkの基本機能に加え、個人通話の自動録音、通話モニタリング、AI機能による通話内容の分析やサマリー作成、 SFAツールからのオートコールなど、より良いセールス活動に繋げるための機能が豊富に搭載されています。
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Arcstar Smart PBXとは、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社が提供しているクラウドPBX、電話転送サービス製品。ITreviewでのユーザー満足度評価は3.0となっており、レビューの投稿数は24件となっています。
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メディアリンクの「MediaCalls」は、コールセンター向けのIP-PBXシステムです。 多彩な機能を標準搭載し、オンプレミスとクラウドの柔軟な選択で低コスト効率的なコールセンター運営を実現します。 IPネットワークにつながる環境であれば、どこでもすぐにコールセンターを構築できることに加え、製品ライセンスの購入によりエージェント数の増加が自在のため、将来的な事業拡大にも柔軟に対応可能です。さらに、ニーズに合わせてご利用形態を、オンプレミス型とクラウド型からお選びいただける点もMediaCallsの大きな特徴です。
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リスナビは、電話業務の効率化と生産性向上に特化したCTIシステムです。累計導入社数2,500社を誇るアウトバウンドコールシステム『List Navigator.』が、『lisnavi(リスナビ)』へと進化し、新たな価値を提供します。オートコール機能×ダッシュボード機能で、発信から振り返りまでのフローをワンストップで効率化。柔軟なカスタマイズ性で、多くの案件・商材を抱える企業様のニーズにお応えいたします。 ■リスナビ3つの特長 ①状況に適した発信機能で、行動量を最大化 通電するまで自動で発信し続けるオートコール機能をはじめ、発信業務の効率化に長けた機能を豊富に搭載。一人当たりの生産性を底上げすることが可能です。 ②直感的な操作のダッシュボード構築で、欲しい情報をリアルタイムにレポート化 グラフ・表・メーター表示など多彩なコンポーネントで発信業務を可視化。自由に作成が可能なため、プロジェクトごとのKPI分析や、スタッフ成績分析など、目的に応じた数値管理を手軽におこなえます。 ③複数案件に強い管理機能で、日々の管理工数を大幅カット 複数の商材を取り扱う際、ヒアリング項目やステータスを商材別にカスタマイズ可能。全13種類の項目を自由に組み合わせて、オリジナルのヒアリングシートを作成し、発信業務以外にかかる作業時間を大幅に削減できます。
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クラウド型のコールセンターシステムとして7年連続導入社数No.1、2,000社を超える圧倒的な導入実績がありますので安心してご利用いただけます。お気軽にお問い合わせください。 ※ デロイト トーマツ ミック経済研究所『マーテック市場の現状と展望 2023年度版 クラウド型CRM市場編(第7版)』による。 https://mic-r.co.jp/mr/02970/
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【導入社数 8,000社以上】2025年4月時点 『アジア太平洋地域における年間最優秀クラウド電話ソリューション企業』を日本国内で唯一受賞。 GoodLineは、国産クラウドPBXとして「会社電話をクラウド化」をコンセプトに黎明期より10年以上にわたり、 サービス提供を行っており、上場企業から中小企業までさまざまな業種の企業様にお選びいただいております。 オールインワンの基本機能に加えて、業務効率化する独自機能まで追加料金なしで提供しており、 会社電話のテレワーク対応からDX、災害などへのBCP対策としてもご利用いただける機能を備えております。 ■GoodLineの優位性 ①安価で明瞭な料金体系 オプション料金やセット料金など見えないコストはありません。 ②豊富な標準機能と独自機能 ビジネスフォンの基本的な機能に加え、クラウドPBXならではの機能、業務効率化できる独自機能まで標準搭載です。 ③アプリや電話機、回線種別を限定しない汎用性 独自のスマホアプリ限定で問題となる端末との相性問題やOSアップデート後のアプリ不具合を解決でき、固定電話機の利用も可能、電話番号の種別も選べます。 ④安心のセキュリティ対応 二段階認証、ログイン規制、IPアドレス制限、Dos攻撃対策、通信暗号化を備え、常時監視を行っております。 ⑤柔軟なシステム連携 さまざまなツールをご利用の企業様でも各種チャットや顧客管理など豊富な連携先を用意しております。 ■料金体系 初期費用:20,000円~ 月額費用:3,000円~ ■利用できる電話番号 市外局番 0120 / 0800 050
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MiiTel Phone (ミーテルフォン)は電話営業や顧客対応を可視化する音声解析AI搭載型のクラウドIP電話です。 スタートアップから大企業まで、さまざまな企業様に導入いただき、電話営業の成績向上に寄与しています。 また、対話型AIソリューション市場におけるクラウドライセンスシェアNo.1(※デロイトトーマツミック経済研究所「対話型AIソリューションの市場動向2022年度版」2022年10月発刊)と多くの方にご満足いただけております。 電話営業や顧客対応の内容をAIがリアルタイムで解析し、成約率を上げ、解約率と教育コストの低下に繋げます。 また、顧客管理システムとの連携により、顧客名をクリックするだけで簡単に発信できたり、着信時に顧客情報を自動表示し、生産性向上に役立てます。 会話内容は顧客情報に紐付けてクラウド上で自動録音されるので、振り返りたい録音データにいつでも・どこでも・すぐにアクセスすることができ、教育目的やコンプライアンス目的など、多業界で幅広くご活用いただいております。
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クラウドPBX『MOT/TEL(モッテル)』はスマホやPCから、会社でご利用の「03」や「06」等の固定電話番号や「050」「0120」といったIP電話番号を発着信・内線取り次ぎができます。 スマホアプリ「MOT/Phone」、PCソフトフォンは自社開発しているため、ビジネスフォンに使い慣れた方にもわかりやすいインターフェースになっており、直感的に操作が可能です。 全国の拠点にデータセンターを設置しているため、全国どこでも・どの時間帯でも通信が安定し高品質。 サービス開始以来7年連続、利用社純増中。解約率0.6%(サブスク解約率 平均5%)、27,500社の導入実績があります。 20IDまで一律月額5,980円の低価格と高音質により官公庁や上場企業の導入や他社からの乗り換えにも選ばれています。
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クラウドPBXの基礎知識
クラウドPBX(クラウド電話)とは、インターネットを利用した電話交換システム(Private Branch Exchange)のことです。
会社の電話番号にかかってくる通話を、オフィスや自宅などのPC・スマートフォンで簡単に受けたり、内線で繋いだりすることができるため、場所を選ばず効率的なコミュニケーションが可能になります。
例えば、場所の離れた支社や海外の拠点、そして在宅勤務を行う従業員が、同じ会社の電話番号システムを共有できます。これにより、地理的な制約なく、内線通話や外線通話がスムーズに行え、クライアントとの連絡も容易になります。
さらに、クラウドPBXは、従来の電話システムよりも設置と維持のコストが低く抑えられ、特に初期投資が少なくて済みます。また、通話履歴の追跡やボイスメールへのアクセス、転送の設定など、多様な機能が直感的なインターフェースで容易に操作できます。
クラウドPBXの定義
・内線同士の通話を行えるようにする
・外線からの発着信の転送制御を行う
・拠点間同士の内線通話を可能にする
- PBXとは
- PBXの仕組み
- PBXとクラウドPBXの違い
- PBXの種類
- PBX
- IP-PBX
- クラウドPBX
- クラウドPBXの種類
- ホスト型クラウドPBX
- オンプレミス型クラウドPBX
- ハイブリッド型クラウドPBX
- 自己管理型クラウドPBX
- クラウドPBXでできること(機能一覧)
- クラウドPBXのメリット
- 初期費用を大幅に削減できる
- 通話設定を簡単に変更できる
- リモートワークに対応できる
- 拡張性と柔軟性に優れている
- データを一元的に管理できる
- クラウドPBXのデメリット
- 移行には工数とコストが発生する
- インターネットへの依存度が高い
- 音質が劣化してしまう恐れがある
- 一部の緊急通報へ発信ができない
- 設定のカスタマイズに限界がある
- クラウドPBXの価格・費用・料金相場
- クラウドPBXの導入費用
- クラウドPBXの維持費用
- クラウドPBXの通話料金
- クラウドPBXの本体費用
- クラウドPBXの選び方と比較のポイント
- 料金は予算にマッチしているか
- 必要な機能を網羅しているか
- 通話の音質は必要十分なものか
- 外部のサービスと連携できるか
- 今の電話番号を引継ぎできるか
- 操作性や使い勝手は問題ないか
- セキュリティの強度は十分か
- 多様なデバイスやキャリアで使えるか
- 自社と同程度の企業への実績があるか
- クラウドPBXの導入フロー・手順
- ①:利用する環境や目的を確認しておく
- ②:自社の目的に合った製品を選定する
- ③:無料トライアルから製品を評価する
- ④:サービスを契約して初期設定を行う
- ⑤:導入による効果を定量的に測定する
- クラウドPBXでよくある失敗事例
- 失敗例①:欲しい機能がなかった
- 失敗例②:コストが割高になった
- 失敗例③:通話品質が最悪だった
- 失敗例④:電話番号が変わってしまった
- 失敗例⑤:既存サービスと契約期間が重複した
- クラウドPBXはこんな企業・法人におすすめ!
- クラウドPBXがおすすめな大手の企業
- クラウドPBXがおすすめな中規模企業
- クラウドPBXがおすすめな小規模企業
- クラウドPBXの最新トレンド2024
- AIによる自動応答・音声認識の進化
- RPAとの連携で業務の自動化が加速
- UCとの連携でコラボレーションが円滑に
- セキュリティ対策の強化でデータ漏洩リスクを最小化
- クラウドPBXと関連のあるソフトウェア
- Web会議システム
- CRMツール
- コールセンターシステム
PBXとは
PBXの仕組み
PBX(Private Branch Exchange)とは、企業内の内線電話交換機のことを指します。企業の構内交換設備であり、社内の内線発信や外線への発信・着信を制御する役割を担っています。
具体的には、社内にPBXサーバーが設置され、そこに内線電話機が接続されています。内線発信時はPBXが接続先の内線電話機を探し出し、外線発信時はキャリア回線に接続します。着信も同様に、PBXが着信先の内線電話機に振り分けを行います。さらに、応答案内や音声ガイダンス、転送機能などを備え、効率的な通話制御を実現しています。
PBXとクラウドPBXの違い
従来のPBXは企業の構内に専用の交換機サーバーを設置するオンプレミス型でした。これに対しクラウドPBXは、交換機サーバーをクラウド上に設置するサービスタイプのPBXです。
クラウドPBXではPBXサーバーをベンダーが用意し、企業はインターネット経由でそのサービスを利用します。初期費用がかからず、簡単に導入できるのがメリットです。一方、オンプレミス型PBXはサーバー設置が必要ですが、カスタマイズの自由度が高いというメリットがあります。通話料金や機能面でも、クラウド型とオンプレミス型では一長一短があります。
PBXの種類
PBX
PBX(Private Branch Exchange)は、企業内の電話網を構築するための私設交換機です。内線通話や外線への接続を効率化します。物理的な配線と機器により構成され、基本的な通話管理機能を提供します。
IP-PBX
IP-PBX(Internet Protocol PBX)は、インターネットプロトコルを使用して通信を行うPBXシステムです。従来の電話線の代わりにネットワーク接続を利用し、データと音声の統合が可能です。企業のITインフラとの連携が容易で、機能性が高い点が特徴です。
クラウドPBX
クラウドPBXは、クラウドベースのサービスとして提供されるPBXシステムです。インターネット経由でアクセスし、物理的な機器の必要がないため、設置やメンテナンスが容易です。リモートアクセスや拡張性の高さも魅力です。
クラウドPBXの種類
ホスト型クラウドPBX
ホスト型クラウドPBXは、サービスプロバイダが管理・運営するシステムです。利用企業は設備を必要とせず、インターネット経由でサービスにアクセスします。メンテナンスやアップデートはプロバイダが担当するため、利用企業の手間が軽減されます。
オンプレミス型クラウドPBX
オンプレミス型クラウドPBXは、利用企業の物理的なロケーションに設置されるシステムです。企業は自身でハードウェアやソフトウェアを管理し、クラウドサービスと統合します。このタイプはカスタマイズ性が高いが、管理が煩雑になる可能性があります。
ハイブリッド型クラウドPBX
ハイブリッド型クラウドPBXは、ホスト型とオンプレミス型の特徴を組み合わせたシステムです。クラウドと物理的なインフラの両方を利用し、柔軟性とコントロールを提供します。特に、既存のシステムをクラウドへ段階的に移行する際に適しています。
自己管理型クラウドPBX
自己管理型クラウドPBXでは、企業はクラウド上のシステムを独自に管理・運用します。カスタマイズとコントロールが高度ですが、運用には専門知識とリソースが必要です。大企業や技術的に高度な環境に最適です。
クラウドPBXでできること(機能一覧)
機能 |
解説 |
---|---|
内線通話 | 内線電話機どうし、あるいは内線化したスマートフォンなどと通話を行える |
発着信制御 | 外線からの発着信を処理し、代表番号着信やダイヤルイン、各種転送/保留などに対応する |
クラウドPBXのメリット
初期費用を大幅に削減できる
クラウドPBXは、オンプレミスのPBXシステムに比べて、初期投資が格段に低く抑えられます。専用のハードウェアを購入する必要がなく、設置やメンテナンスに伴うコストも発生しません。サービスの料金を支払うだけで、高度な通話システムを利用することができます。
通話設定を簡単に変更できる
クラウドPBXは、電話システムの運用管理を大幅に簡素化します。専門的なスキルや知識が不要で、ウェブブラウザから簡単に設定変更を行うことができます。これにより、IT部門の作業負荷が軽減され、他の重要な業務に注力することが可能になります。
リモートワークに対応できる
現代の働き方の多様化に対応するため、クラウドPBXはリモートワークを強力にサポートします。インターネットがあれば、世界中どこからでもオフィスと同じ通話環境を実現することが可能です。これにより、従業員の働き方の選択肢が拡がります。
拡張性と柔軟性に優れている
ビジネスの規模が変わった場合でも、クラウドPBXは迅速かつスムーズにスケールアウトが可能です。追加投資を最小限に抑えつつ、ユーザー数の増減に対応することができ、企業の成長フェーズや変化に柔軟に対応します。
データを一元的に管理できる
クラウドPBXを利用することで、通話データを一元的にクラウド上で管理することができます。これにより、通話履歴や録音データに簡単にアクセスでき、顧客対応の向上や内部コミュニケーションの質を高めることが可能になります。
クラウドPBXのデメリット
移行には工数とコストが発生する
既存の電話システムからクラウドPBXへの移行は、内線番号の変更や設定の見直し、機器の入れ替えなど、意外と手間やコストがかかる場合があります。移行プロジェクトには、適切なプランニングと実行が必要です。
インターネットへの依存度が高い
クラウドPBXのサービスは、インターネット環境に強く依存します。通信の安定性や品質は、インターネット接続状況に左右されるため、ネットワークのトラブルや帯域の制限は、直接通話品質に影響を与えます。
音質が劣化してしまう恐れがある
クラウドPBXはインターネット経由で通信を行うため、ネットワークの状況によっては音質が劣化する恐れがあります。特に帯域が狭い場合や接続が不安定な環境では、クリアな通話品質を保つのが難しいことがあります。
一部の緊急通報へ発信ができない
クラウドPBXは一部の緊急通報サービスに対応していない場合があります。特に地域によっては、緊急通報システムへのアクセスが制限されていることがあるため、この点は事前に確認が必要です。
設定のカスタマイズに限界がある
一部のクラウドPBXサービスでは、提供されている機能や設定に一定の制約がある場合があります。特定の要件に対するカスタマイズが難しかったり、追加コストが発生することもありますので、事前の検証が欠かせません。
クラウドPBXの価格・費用・料金相場
クラウドPBXの価格は、利用する内線数やユーザーライセンス数、各社の提携先の回線事業者の提供プランなどによって、変動します。以下に一般的な価格帯を示します。
クラウドPBXの導入費用
クラウドPBXの初期導入にかかる費用は、無料から数十万円と比較的低い傾向にあります。新設のための工事費用やインターネット回線の取得などが必要になるため、その際に初期費用が発生します。これに加えて、初期設定やトレーニングのための費用が発生する場合もあります。
クラウドPBXの維持費用
クラウドPBXのランニングコストは、サービスプランによって異なりますが、内線1回線あたり2,000円〜4,000円程度が相場です。基本的には必要な内線数やユーザーライセンス数に応じて金額に変動があります。通常は月額料金制で、利用する機能やユーザー数に応じて料金が変動します。
クラウドPBXの通話料金
クラウドPBXの通話料金の一般的な相場は、固定電話が3分8円前後、フリーダイヤルが1分10円や3分10円、携帯電話・スマートフォンでの通話が1分15円前後になります。
クラウドPBXの本体費用
クラウドPBXに接続する電話機本体の購入価格となります。一般的には1台あたり3万円~5万円前後、中古であれば1台あたり1万円~2万円前後で購入することができます。
これらの価格はあくまで一般的な相場であり、具体的な価格は上記の製品・サービス一覧の各製品情報の詳細をご確認ください。
クラウドPBXの選び方と比較のポイント
料金は予算にマッチしているか
クラウドPBXの料金プランは、月額固定制や従量課金制など様々なパターンがあります。月額固定制は基本料金に加えて通話料がかかる場合が多く、従量課金制では通話時間に応じた課金になります。企業の規模や通話頻度に合わせて最適なプランを選ぶ必要があります。また、電話番号の付与数やオプション機能の有無で料金は変動するため、予算に見合った適正水準かを確認しましょう。
必要な機能を網羅しているか
クラウドPBXにはさまざまな機能が備わっています。自動応答、応答メッセージ、着信転送、通話録音、ボイスメール、発着信制御など、基本的な機能に加えて、業務に合わせた専用のオプション機能が必要になる場合があります。現状の業務フローをしっかり分析し、必要不可欠な機能が全て備わっているかを確認する必要があります。
通話の音質は必要十分なものか
クラウドPBXの音質は、インターネット回線の品質に大きく左右されます。高品質な通話を実現するには、十分な帯域を確保できるネットワーク環境が重要です。通常の音声通話でも問題ないレベルの音質なのか、場合によっては高音質通話が求められるのかを見極め、サービス内容とのマッチングを検討しましょう。
外部のサービスと連携できるか
より効果的な業務運用を実現するには、クラウドPBXと他のビジネスアプリやサービスとの連携が不可欠です。CRMシステムや営業支援ツール、電子決済サービスなど、業務に応じて様々な連携ニーズが考えられます。APIを通じたデータ連携は勿論、スムーズなOperatorConsole連携など、自社の要件を満たせるかどうかをチェックしましょう。
今の電話番号を引継ぎできるか
企業が長年使ってきた電話番号は、取引先に広く知られている重要な経営資源です。クラウドPBXへ移行する際、現行の番号をスムーズにそのまま引き継げるかが大きなポイントになります。番号ポータビリティへの対応状況を確認し、案件に適したサービスを選ぶ必要があります。
操作性や使い勝手は問題ないか
通話の発着信はもちろん、各種機能の設定変更なども頻繁に行われます。操作性や使い勝手が悪ければ、現場での業務効率が低下してしまいます。Web画面やスマートフォンアプリのUI/UXがシンプルで直感的に操作しやすいかを確認しましょう。操作マニュアルやサポート体制なども併せてチェックすると良いでしょう。
セキュリティの強度は十分か
企業の通話内容には機密情報が含まれる可能性があるため、セキュリティ対策は極めて重要です。適切な暗号化は当然のこと、不正アクセスの監視やログ管理、アクセス制御など、セキュリティ機能が十分に備わっているかを確認する必要があります。特に規模の大きな企業ほど、強固なセキュリティ対策が必須となります。
多様なデバイスやキャリアで使えるか
クラウドPBXを効率的に活用するには、さまざまな端末からのアクセスが可能であることが重要です。デスクトップPCからはもちろん、タブレットやスマートフォンなどのモバイル端末に対応していることが理想的です。加えて複数のキャリアやインターネット回線への対応も不可欠です。デバイスやネットワークに依存せずに柔軟に利用できることがポイントになります。
自社と同程度の企業への実績があるか
業界や企業規模によっては、求められる機能要件が大きく異なることがあります。そのため、自社と同程度の規模や特性を持つ企業において、クラウドPBXのサービス実績があるかどうかをチェックすべきです。過去の導入事例をしっかり確認し、自社の要件を満たせる実力があるかを見極めましょう。
クラウドPBXの導入フロー・手順
①:利用する環境や目的を確認しておく
クラウドPBX導入の第一歩は、利用環境と目的の確認です。通信のニーズ、現在のインフラ、必要な機能を明確にし、これらに基づいて最適なシステム選びを行います。
②:自社の目的に合った製品を選定する
目的に合致した製品選定は重要です。必要な機能、予算、導入後の運用を考慮し、多様なオプションから最適なクラウドPBXを選択します。
③:無料トライアルから製品を評価する
製品の評価は無料トライアルを活用して行います。実際にシステムを使用し、企業の要件に応える性能や操作性を確認します。
④:サービスを契約して初期設定を行う
選定したクラウドPBXとの契約後、初期設定を行います。この段階で、使用方法の習得や必要に応じたカスタマイズを実施します。
⑤:導入による効果を定量的に測定する
導入後は、通信コスト削減や業務効率の向上など、具体的な効果を定量的に測定します。これにより、システムの価値を評価し、必要に応じて改善策を講じます。
クラウドPBXでよくある失敗事例
失敗例①:欲しい機能がなかった
クラウドPBXを導入する際、事前に機能を十分に確認しないと、必要な機能が備わっていないことがあります。自社のニーズと合致しているかどうかを慎重に見極める必要があります。機能が不足していると業務に支障をきたす可能性がありますので、導入前に機能の有無を確認しましょう。
失敗例②:コストが割高になった
クラウドPBXのコストは、従量課金制のサービスが多く、通話料や加入者数に応じて請求額が変動します。使用状況を正しく見積もらないと、思いがけず高額な請求がくることもあります。実際の利用想定と比較して、コストが過大にならないかどうかをシミュレーションする必要があります。
失敗例③:通話品質が最悪だった
クラウドPBXはインターネット回線を利用するため、通信環境や通信状況によっては、音質が劣化したり、通話がつながりにくくなったりする可能性があります。特に動画や大容量データの同時アクセスが多い環境では、通話品質が低下しがちです。導入前に十分な回線速度が確保できるかを確認しましょう。
失敗例④:電話番号が変わってしまった
クラウドPBXへの移行時に、既存の電話番号をそのまま引き継げないケースがあります。顧客や取引先に連絡不能になるリスクがあるため、新しい番号への変更は事前に周知する必要があります。可能であれば従来の番号を継続できるサービスを選ぶことが賢明です。
失敗例⑤:既存サービスと契約期間が重複した
クラウドPBXへ移行する際、従来の電話サービスとの間で契約期間が重複してしまい、二重に費用を支払う事態になることがあります。移行時期と既存サービスの解約時期を綿密に調整する必要があります。重複を避けるため、移行スケジュールを立て、関係部署と共有することが重要です。
クラウドPBXはこんな企業・法人におすすめ!
クラウドPBXは、以下のような特徴を持つ企業に最適なソリューションです。
クラウドPBXがおすすめな大手の企業
大手企業では、全国に拠点を持つことが多く、固定電話を一元管理する必要があります。クラウドPBXなら、インターネット経由で簡単に拠点間の内線통話ができ、コストを大幅に削減できます。また、勤務体系の多様化に伴い、リモートワークの環境を整備する必要もあります。クラウドPBXならスマートフォンやPCからでも内線番号で発着信できるので、テレワーカーにとっても業務がスムーズになります。
クラウドPBXがおすすめな中規模企業
中規模企業では、事業拡大に伴い、段階的に新しい拠点を増やしていくケースが多いでしょう。クラウドPBXなら、新規開設の度に簡単にシステムを追加導入できます。固定電話の回線工事は不要で、すぐに利用できるのが大きな利点です。また、従業員数の増減に応じて、エクステンション数を柔軟に調整することもできます。
クラウドPBXがおすすめな小規模企業
小規模企業でも、クラウドPBXを導入することで、大企業に劣らない電話環境を手軽に整備できます。初期費用がかからないため、スモールスタートが可能です。人員が増えれば段階的に拡張でき、業務拡大に合わせて投資ができます。また、固定電話回線の開通工事が不要なので、引っ越しの際にもスムーズに対応できます。小規模でこそ、柔軟性の高いクラウドPBXが便利です。
クラウドPBXはこれらのニーズに応えるだけでなく、将来的なビジネスの拡大にも対応できるため、多くの企業にとって有効な選択肢と言えるでしょう。
クラウドPBXの最新トレンド2024
AIによる自動応答・音声認識の進化
2024年のクラウドPBXでは、AIを活用した自動応答や音声認識の機能が一段と進化します。発話者の意図を的確に把握し、適切な対応をすることで、効率的な通話対応が可能になります。AIの精度向上に伴い、よりスムーズな対話が実現するでしょう。
RPAとの連携で業務の自動化が加速
RPA(Robotic Process Automation)との連携により、クラウドPBXを中核とした業務の自動化が進むと予想されます。着信履歴の自動入力や、顧客情報の自動登録など、コールセンター業務の効率化に大きく貢献します。RPAとAIの活用で、より高度な業務自動化ソリューションが実現するはずです。
UCとの連携でコラボレーションが円滑に
クラウドPBXとUC(統合コミュニケーション)ツールとの連携が進み、遠隔地のメンバー間でもスムーズなコラボレーションが可能になります。音声通話に加えてWeb会議やチャット、スケジューリングといった機能の連携で、リモートワークの生産性が大幅に向上するでしょう。
セキュリティ対策の強化でデータ漏洩リスクを最小化
クラウドPBXにおけるセキュリティ対策は、ますます重要視されるようになります。最新の暗号化技術の採用や、アクセス制御の強化など、さまざまな対策が施され、通話データの漏洩リスクがより一層低減されると見込まれています。安全・安心な通信環境が実現するでしょう。
クラウドPBXと関連のあるソフトウェア
Web会議システム
Web会議システムは、ビデオ通話や画面共有などの機能を提供します。クラウドPBXとWeb会議システムは、遠隔地の人々とのコミュニケーションを可能にするため、相互に補完し合う関係にあります。クラウドPBXとWeb会議システムを連携させることで、一元的なコミュニケーションプラットフォームを構築することができます。
CRMツール
CRM(Customer Relationship Management)ツールは、顧客情報の管理や営業活動の支援を行うツールです。クラウドPBXとWeb会議システムは、顧客とのコミュニケーションを効率化し、ビジネスの成果を向上させるために連携することができます。例えば、クラウドPBXとCRMを連携させることで、顧客との通話履歴をCRM上で一元管理することが可能になります。
コールセンターシステム
コールセンターシステムは、顧客からの問い合わせを効率的に処理するためのツールです。クラウドPBXとWeb会議システムは、顧客サポートの効率化と品質向上を目指して連携することができます。例えば、クラウドPBXとコールセンターソフトウェアを連携させることで、顧客からの電話問い合わせを一元的に管理し、迅速かつ適切な対応を行うことが可能になります。
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