研究実績について
1. 受託調査
当研究所がこれまでに積み重ねてきた知見を活かし、官公庁や地方自治体、交通事業者様から受託した調査を行っています。
(1)外国の交通に関する事例比較
海外における交通の施策や事業者の取組み事例を紹介し、日本の事業者への示唆につながる調査を行っています。
過去の受託調査内容
・海外におけるバリアフリーの現状に関する調査
・外国における鉄道運営に関する調査
・主要国の交通機関における情報提供に関する調査
・海外交通事業者の安全への取組みに関する調査
(2)交通に関する利用者分析
各種交通機関の利用者のニーズを広く収集し、利用促進を含む各種施策の実現に役立てられるよう実態の把握や分析を行っています。
過去の受託調査内容
・コロナ禍における交通利用に関する調査
・ビジネス旅客の交通に関する利用動向調査
・都市間輸送における交通機関の選択に関する調査
・航空マーケット及び利用者の動向調査
(3)地域交通に関する諸課題
将来にわたり厳しさを増すことが想定される地域における取組みや諸課題を通じ、輸送サービスのあり方について考察を行っています。
過去の受託調査内容
・地域公共交通における自治体と交通事業者との連携に関する調査
・中山間地域における輸送サービスに関する調査
・持続可能な地域公共交通の実現に関する調査
・地方都市における都市圏輸送のあり方に関する調査
(4)観光に関する各種分析
地域経済の活性化や鉄道利用促進が期待される観光需要(含むインバウンド)について、そのニーズや市場環境等の把握・分析を行っています。
過去の受託調査内容
・訪日外国人の観光列車の利用調査
・訪日外国人の交通機関の選択に関する調査
・インバウンド個人旅行者の宿泊に関する意識調査
・訪日外国人旅行者への情報提供に関する調査
(5)物流、その他に関する諸課題
近年、市場等において大きな変化がみられる物流に関する諸課題の分析をはじめ、様々な調査を行っています。
過去の受託調査内容
・国内外における貨客混載に関する調査
・自動運転・隊列走行に関する調査
・交通機関におけるキャッシュレスに関する利用動向調査
・運輸部門における温室効果ガス排出削減に向けた取組みに関する調査
2. 独自の調査研究
その時々における交通全般を取り巻く環境を踏まえ、研究員が自らテーマを選定し、研究を行っています。その成果は、「運輸と経済」をはじめ各種出版物、また、学会や当研究所の研究報告会等で発表しています。
最近の調査研究テーマ
- 新型コロナウイルスによる交通事業者のロイヤリティマーケティングと利用者の行動変容(2021)
- SDGs意識の高まりを踏まえた交通事業者の企業行動について(2021)
- 変化に直面する自動車業界 -交通事業者は何を学ぶか-(2020)
- 二次交通としての役割とその動向(シェア電動キックボード)(2020)
- ロシアの鉄道改革と旅客路線の運営形態の再考(2020)
- 脱炭素と経済成長の両立ーEUおよび一部加盟国の環境政策から(2020)
- 働き方とオフピーク運賃等に関する利用者ニーズの把握に関する調査(2020)
- イギリスにおけるコロナ後を見据えた歩行環境・自転車利用環境の改善(2020)
- コロナ禍における海外の鉄道の状況(イギリス、フランス)(2020)
- 公共交通機関におけるバリアフリー政策の近年の動向と展望(2019)
- 欧州公共交通無料化の検討・導入の背景と現状(2019)
- 3カ国の主要都市における地域公共交通に対する市民の意識について-多額の補助金をめぐる社会的受容性を中心に(2019)
- ドイツにおける地域旅客輸送モード見直しについて(2018)
- ドイツの地域公共交通にみる旅客輸送サービス見直しの動向(2018)
- 鉄道事業者によるMaaS-ドイツ鉄道を事例として(2018)
- 訪日外国人旅客の国内移動実態について(2017)
- ドイツにおける運輸連合の意義(2017)
- オランダにおける自転車利用環境整備の背景(2017)
- フランスの地域公共交通の現状と方向性(2017)
- イギリスにおける地域公共交通の運営の動向(2017)
- スウェーデンの地域公共交通の運営手法(2017)
- 交通分野におけるグローバル・タックスの動向-航空券連帯税を中心に-(2016)
- 航空の経済理論分析 オープンスカイとアライアンスについて(2016)
- 世界の鉄道改革の趨勢とその考察(2016)