寒い冬の日、あなたは家の中にいても寒さを感じたことがありますか?
窓からの冷たい風が入り込んできて、光熱費が高騰していく光景。
そんな状況から抜け出し、快適で経済的な暖房を手に入れる方法があることを知っていますか?
建物の断熱性能向上に欠かせないトリプルガラス。
それは、窓ガラスの進化により、我々の生活環境を革命的に変えつつあります。
この記事では、トリプルガラスのメリット、デメリット、そして適切な選択について深堀りしていきます。
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トリプルガラス、ペアガラス、内窓の違いは⁇
トリプルガラスとペアガラスは、ガラスそのものの種類のことであり、内窓・二重窓は窓を二重に取り付けることを示しているので、大きく異なります。
トリプルガラスとペアガラスの違いは、1枚のガラスと1層の空気層があるかないかで、あまり大きな差はないのではと思われがちですが、この1枚のガラスと1層の空気層の有無により、断熱効果などには大きな差が生まれます。
トリプルガラスあるいは内窓の設置の違いとしては、鍵の開閉や掃除が手間になるなどといった、生活のしやすさや、取り付け時のコストなどが挙げられるでしょう。
トリプルガラスとは?
トリプルガラスは、名前通りガラスが3枚重なっている窓のことを指します。
これは通常のペアガラス(2枚のガラス)と比べて、断熱性が高い特徴があります。
断熱性について
トリプルガラスは、熱貫流率が低いため、熱の逃げにくい窓です。
つまり、室内の温かさを保ち、冷気を外に遮断するのに優れています。
これにより、光熱費を削減できる可能性が高まります。
トリプルガラスとペアガラスの比較
YKKのAPW330ペアガラスとAPW430トリプルガラスの性能を比較します。
比較するために、熱貫流率に注目します。数字が小さいほど断熱性能が高い、というように見ます。
(1平米の窓において、室内と室外の温度差が1度の際、どのくらいの熱が逃げるかを示す指標です。)
APW330ペアガラス | APW430トリプルガラス | |
---|---|---|
熱貫流率 | 1.31ワット/平米ケルビン | 0.90ワット/平米ケルビン |
APW430トリプルガラスの0.90W/m2Kは、APW330ペアガラスの1.31W/m2Kに比べて低く、つまり熱の逃げる量が約3割減少することを意味します。
したがって、この比較から分かるように、トリプルガラスの熱貫流率が非常に低いため、ペアガラスに比べて優れた断熱性を提供します。
これは冷暖房費用を削減し、居住空間をより快適にするのに役立ちます。
トリプルガラスは高い断熱性を必要とする地域や気候条件で特に有用であることを考慮に入れて検討する価値があります。
ここまででトリプルガラスの方が断熱性などを含めていいような気がするけれど…
どんなものにでも、メリット・デメリットがあります。次にそれを解説していきます。
トリプルガラスのメリット
まずは、トリプルガラスのメリットから。
高い断熱性
トリプルガラスは3枚のガラス層から成り、そのため熱が逃げにくくなります。
ガラス表面の温度が下がりにくいため、室内と外の温度差を保つのに非常に効果的です。
これにより、室内がより快適で暖かくなり、冷暖房費用を削減できます。
光熱費削減
高い断熱性は、暖房や冷房をより効率的に利用できることを意味します。
つまり、エネルギーコストを削減し、電気代を抑えるのに役立ちます。
長期的に見れば、光熱費の節約に貢献します。
窓の結露が減る
トリプルガラスは高い断熱性を持つため、窓ガラスの表面温度が下がりにくいです。
これにより、結露が発生しにくくなり、カビの成長や窓の掃除の手間が減少します。
防音性が高い
2枚のガラスに比べて、3枚のガラスは音の透過を防ぎやすく、静かな居住環境を提供します。
騒音の侵入を減少させ、快適な室内を実現します。
これらのメリットを考慮して、トリプルガラスは寒冷な気候や騒音の多い環境で特に有用であり、エネルギー効率の向上と快適な居住空間の維持に貢献します。
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トリプルガラスのデメリット
次にトリプルガラスのデメリットを見ていきましょう。
重い
トリプルガラスは2枚のガラスに比べて重いため、操作が難しいことがあります。
引き違い窓の場合、開閉が困難で、追加の力が必要な場合が…。
この重さは下部の戸車や取り付け構造に負担をかけ、故障のリスクが増えることも…。
コストがかかる
トリプルガラスは高い断熱性を提供するため、初期コストがかかります。
通常、1軒あたり50万円から100万円以上の追加費用が発生。
この追加コストは、一般的なペアガラスからトリプルガラスへのリフォームアップグレードに関連しており、高いコストがデメリットとなります。
日射取得率が低い
トリプルガラスは高い断熱性によって日射を効果的に遮断します。
その反面、太陽の日射が室内に入りにくくなり、冬季に日射による暖房効果が減少してしまいます。
この点は地域によって異なり、冬の暖かさを維持する能力が低下する可能性があります。
内部結露リスクが高まる
トリプルガラスによる高い断熱性能は、窓からの表面結露を減少させる一方、内部結露のリスクを増加させる可能性があります。
内部結露は見えない場所で発生し、建物内部の構造材料に損傷を与えるリスクがあるため、施工品質と耐久性の向上が必要です。
選択肢が限られている
トリプルガラスはまだ一般的ではないため、形状やサイズの選択肢が限られています。
ペアガラスの窓に比べて種類が少なく選択肢が制約されているため、希望に合った窓を見つけるのが難しいかもしれません。
これらのデメリットを考慮して、トリプルガラスの選択を検討する際には、建物の設計や環境に合わせた総合的な評価が必要です。
メリットとデメリットの両方を考慮して、最適な選択をするのが賢明です。
トリプルガラスのメリットデメリットを認識したうえで、地域によって気をつけるべきポイントがあります。
省エネ基準地域区分
日本では1から8までの省エネ基準地域区分があり、1が北海道で8が沖縄を示します。この地域区分が重要なのは、地域ごとの気温差が窓の断熱性能に大きな影響を及ぼすからです。
例えば、非常に寒冷な北海道のような地域では、室内の温度を外気から保つ必要があり、温度差が大きくなります。
そのため、トリプルガラスのような高性能な窓が光熱費削減や快適性向上に寄与します。
一方、温暖な地域では外気温がそれほど低くないため、トリプルガラスを導入しても光熱費の削減が限定的で、初期費用が増加します。
つまり、地域の気温差に応じて、トリプルガラスとペアガラスのどちらが適しているかを考える必要があります。
地域の気候条件と窓の性能を総合的に検討して、最適な選択を行うことが大切です。
地域区分と温度差、トリプルガラスとペアガラスの選択について総合的に検討することが、適切な決定をする際の重要な要因です。
省エネ基準地域区分 | トリプルガラス選択の重要性 |
---|---|
1(寒冷地域) | 高い断熱性で快適・経済的 |
2〜7(本州・九州) | 初期コストと効果のバランス |
8(暑地域) | 冷房効率に配慮 |
冬季の日射取得が多い場所の工夫
冬に日射が多い地域と日射が少ない地域があります。
特に太平洋側は冬に南側からの日射が多いです。
日射が豊富な場所では、トリプルガラスを多くの窓に使って熱の逃げを抑えるのが有利です。
しかし、日射が少ない場所では、初期費用と日射取得のバランスを考え、ペアガラスを検討します。
その他に、 地域や建物の状況に応じて、トリプルガラスとペアガラスの適切な使い分けを考慮します。
内窓との違いは⁇「トリプルガラス」の落とし穴 メリット・デメリットと選択のポイント!:まとめ
内窓と同じく、トリプルガラスは、あなたの家をより快適にし、光熱費を削減できます。
でも、初期費用がかかることも…。
ここでポイントのおさらい♪
最終的には、トリプルガラスの利用法を理解して、より快適で経済的な住まいを実現しましょう!
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