音楽ファンへの提案 カテゴリーの記事一覧 - イマオト - 今の音楽を追うブログ -

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旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

音楽ファンへの提案

ラジオでの洋楽(K-POPを除く)OA率が上昇したこと、そして日本での洋楽浸透に必要なこと

最新9月25日公開分のビルボードジャパンソングチャート、ラジオ指標では20位以内に洋楽(K-POPを除く)が8曲ランクインしています。今年度においてはクリスマスイブまでを集計期間とする昨年12月27日公開分と並び最多となりましたが、今回の顔ぶれは実に興味深…

『with MUSIC』から抱いたメディアへの違和感…エンタテインメント業界の改善を願い、今一度記す

昨日放送の『with MUSIC』に稲垣吾郎さん、草彅剛さんそして香取慎吾さんが出演しました。 新しい地図を広げて7年初めて3人でテレビの歌番組に呼んでもらえましたこの後7時から観てください!#withMUSIC日本テレビ草彅剛稲垣吾郎香取慎吾新しい地図 — 香取 …

前週のトップ10初登場曲、当週のCHART insightから真のヒット曲に成るかを読む (2024年9月4日公開分)

3月まで記載していたこちらのエントリーを、内容を少しリニューアルした上で夏以降再開しています。先週の内容はこちら。 ビルボードジャパンソングチャートの動向を分析する者として、真の社会的ヒット曲とはロングヒットする、年間チャートで上位に進出す…

(追記あり) INI「LOUD」がビルボードジャパン総合首位獲得、櫻坂46「自業自得」を上回った要因とは

(※追記(8時50分):エントリーの序盤にて『また乃木坂46「自業自得」はラジオ57位』と記載していましたが、正しくは櫻坂46「自業自得」でした。訂正し、お詫び申し上げます。) 最新7月3日公開分(集計期間:6月24~30日)のビルボードジャパンソングチャートで…

(追記あり) 日本のSpotifyで連日の記録更新…立役者の存在、そして影響源の不在について

(※追記(6月30日4時51分):タイトルについて、『…影響源の不在にいて』→『…影響源の不在について』に訂正しました。) 日本におけるSpotifyデイリーチャート200位の推移、今週は特筆すべき状況が続いています。 Spotifyはデイリー200位までの再生回数を可視化…

(追記あり) 前週のトップ10初登場曲、当週のCHART insightから真のヒット曲に成るかを読む (2024年6月26日公開分)

(※追記(7時51分):アンジュルム「美々たる一撃」は、アンジュルム自身がサブスク未解禁であることからストリーミング指標はYouTubeのオーディオストリーミングのみが加算対象となります。それを踏まえ追記、ならびに表の訂正を行いました。) 3月まで記載して…

(追記あり) ビルボードジャパンによる2024年度上半期チャートが本日発表…7つの注目ポイントとは

(※追記(6月12日20時13分):『おわりに』の項目で紹介した超ときめき♡宣伝部「最上級にかわいいの!」のCHART insightに誤りがあったことが判明しました。つきましては訂正された分(6月12日公開分)のCHART insightを貼付し、補足しています。) ビルボードジャ…

最新ビルボードジャパンソングチャートでトップ10内に初登場した5曲、その動向を読む

最新5月29日公開分ビルボードジャパンソングチャートでは、King & Prince「halfmoon」が制覇。この点については昨日のエントリーにて分析しています。 今後ロングヒットするかどうかがより重要な点と考えますが、週間単位での最高位到達も見事です。King & P…

【ビルボードジャパン最新動向】King & Prince「halfmoon」、ソングチャート首位初登場の要因とは

最新5月29日公開分(集計期間:5月20~26日)のビルボードジャパンソングチャートは通算16週首位を獲得したCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が2位に後退、King & Prince「halfmoon」が初登場で首位に立ちました。 【今週の総合ソング・チャート“JAPAN Hot1…

日本のSpotifyにてデイリー200位の再生回数が最高を更新…その背景、そして注目すべき点とは

5月に入り日本のSpotify全体の再生回数が伸びている状況です。5月中旬には3日連続で200位の平日における再生回数が最高を更新しました。 上記エントリーでも述べたように、再生回数の記録更新には明確な理由が存在するといえます。このことは、200位の再生回…

King & Princeがデジタル解禁…今後のビルボードジャパンソングチャートにおける注目ポイントとは

King & Princeが5月23日にフィジカルシングル「halfmoon」「moooove!!」(ダブルAサイド)をリリースするに先立ち、20日月曜に2曲をデジタル先行で、そして23日にはフィジカルシングルのカップリング曲、およびベストアルバム『Mr.5』収録曲を解禁しました。こ…

Spotify、平日におけるデイリー200位の再生回数が3日連続で記録更新…ここからみえてくることとは

ビルボードジャパンソングチャートにおいて週間単位での上位進出、さらにロングヒットや年間単位でのランクインに特に重要なのがストリーミング指標。このデータ提供元のひとつで、再生回数全体のおよそ2割を占めるSpotifyでは今週、注目すべき動向がみられ…

「I wonder」「初恋キラー」の上位進出からみえてくる、作品のアプローチとTikTok活用についての私見

最新5月15日公開分ビルボードジャパンソングチャートのストリーミング指標、その基となるStreaming Songsチャートの記事では興味深い文言がみられます。 『トップ100を見てみると、36位のDa-iCE「I wonder」は前週比142.2%となって一気に再生回数を伸ばして…

【ビルボードジャパン最新動向】BE:FIRST「Masterplan」、首位初登場の要因と今後注視すべき点

最新5月1日公開分(集計期間:4月22~28日)のビルボードジャパンソングチャートでは前週まで13連覇を達成していたCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が2位に後退し、BE:FIRST「Masterplan」が初登場で首位に到達。首位獲得はフィジカルシングルの前作「Main…

ビルボードジャパンソングチャートのストリーミング指標から真の社会的ヒット(に成り得る)曲を見極めるポイント

このブログでは先月以降、ビルボードジャパンソングチャートの構成指標のひとつでありロングヒットや大ヒットの要となるストリーミングについて、データ提供元のSpotify独特の特性、およびLINE MUSICにおける再生キャンペーンを紹介してきました。 これらも…

(追記あり) TOBEおよびSTARTO ENTERTAINMENTによる2つのチャリティーソング、初週のチャート動向を分析する

(※追記(8月9日4時46分):引用枠内で紹介したSTARTO for you「WE ARE」について歌手名および曲名に誤りがあり、訂正を実施しています。心よりお詫び申し上げます。) 今週も大きな地震が発生し、異様な状況が続いています。 特に大きかったのは能登半島地震で…

リアルアイドルプロジェクト「トキメキUNITED」、ビルボードジャパン5位登場から考えること

最新4月10日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、リアルアイドルプロジェクト「トキメキUNITED」が5位に初登場を果たしています。今回、この曲の上位進出からみえてくることをまとめます。

Travis Japan、ZEROBASEONEがソングチャートトップ3入り、その原動力と今後の推移を読む

これまでは土曜もしくは日曜に、ビルボードジャパンソングチャートにおいて前週上位に初めて進出した曲の翌週動向、ならびに最新週における上位初進出曲の状況をチェックするエントリーをアップしてきました。 このエントリーについてはCHART insightのリニ…

(追記あり) ビルボードジャパンソングチャートで急上昇したNumber_i「GOAT」、その内容と今後の重要ポイントとは

(※追記(3月21日5時28分):2023年度ビルボードジャパンソングチャートにおける1位リストに誤りがありました。2023年度6月28日公開分において、YOASOBI「アイドル」のフィジカルセールス指標に色付けを行っていなかったため、色付けしたものに差し替えています…

(追記あり) Number_iがテレビ出演へ…アイドル/ダンスボーカルグループのライト層獲得について提案する

(※追記(10時04分):Number_i「GOAT」のフィジカル(CD)については発売日当日の到着が可能となる予約販売期間は終了しましたが、通常盤は現在も購入可能となっています。つきましてはその内容を追記しました。当初の記載が不十分だったことについてお詫びする…

M!LK「Kiss Plan」が関ジャニ∞「アンスロポス」を上回った結果を、CHART insightで分析する

最新1月31日公開分のビルボードジャパンソングチャートではM!LK「Kiss Plan」が6位、関ジャニ∞「アンスロポス」が7位に初登場を果たしました。ポイントは前者が7,022、後者が6,339となり、「Kiss Plan」は5位のAdo「唱」と42ポイント差となっています。 【ビ…

"日本人の洋楽離れ"をどう改善させるか…ストリーミングにおける提案を記す

一昨日付のエントリーでは、arne代表の松島功さんによるポストを踏まえてこのようなエントリーを掲載し、昨日付ではその改善提案のひとつとしてラジオ業界に向けた内容を記しました。 今回は、ストリーミングに関する改善提案を記します。

ビルボードジャパン年間ソングチャートの記事から表を作成、そこからみえてくるものとは

昨日早朝にビルボードジャパンが発表した2023年度年間チャートについては、ソングチャートを主体にこのブログで分析を実施しました。下記エントリーではビルボードジャパンによる記事のリンクも掲載していますので、是非ご活用ください。 今回の年間チャート…

ビルボード・ミュージック・アワードにおけるK-POP部門の新設と、その新設への非難に対する私見

今週は米ビルボードによる2023年度年間チャートが発表されました。このブログでは11月22日水曜に米ソングチャートを中心とした米の動向を、23日木曜にはグローバルチャートの動向を、それぞれ紹介しています。 そして、この年間チャートと同一の集計期間を対…

米ビルボードが年間グローバルチャート発表…2023年度の傾向、そしてJ-POPの現状を考える

米ビルボードが日本時間の11月22日水曜、2022年度年間チャートを発表しています。このブログでは昨日、ソングチャートを主体にアメリカの動向を紹介しました。 今日はグローバルチャートについてお伝えします。

国内盤シングルCDもリリースの一方でストリーミングは…日本の洋楽における現状を今一度考える

このブログでは一昨日、ザ・ビートルズ「Now And Then」のチャート動向についてお伝えしました。 この「Now And Then」、日本では次週のチャートで上昇する可能性を持ち合わせています。この曲にフィジカルセールス指標が加算されるためです。 なお今回はビ…

(追記あり) 『第74回NHK紅白歌合戦』出場歌手の顔ぶれから考える…紅白でのふたつの選出基準とは

(※追記(11月15日6時33分):紅白出場歌手一覧について、新たな分析を行いました。このエントリーの最後にリンクを掲載しています。) 『第74回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか、以下"紅白"と記載)の出場歌手が本日発表されました。 「第74回NHK紅白歌合戦」出場歌…

ビルボードジャパンソングチャート、ラジオ指標とOAランキングの順位の差から強化方法を探る

男性アイドル/ダンスボーカルグループはビルボードジャパンソングチャートのラジオ指標において強い状況が続いています。 最新10月25日公開分ビルボードジャパンソングチャートのラジオ指標では藤井風「花」(総合ソングチャート7位)を挟み、IMP.「SWITCHing…

旧ジャニーズ事務所所属歌手による音楽作品のデジタル解禁を提案し続ける理由

Hey! Say! JUMPが昨日4曲入りデジタルEPをリリースしたことについては、昨日のエントリーにて記載しました。1曲目に収録されたミュージックビデオもフルバージョンにて公開されています。 昨日も述べましたが、旧ジャニーズ事務所所属歌手の音源リリースはシ…

米ビルボードソングチャート、次週以降大きく動く可能性…ロングヒット曲が迎える正念場について

次週以降の米ビルボードソングチャートが大きく動くことになりそうです。それは同時に、中長期的にランクインしている曲にとってはこの1ヶ月程度が正念場であることも示しています。 というのも次週以降、米では大ヒットが見込めるアルバムが毎週のように登…