2023年度 冬季研修講座(京都)を開講しました
12月14日(木)から19日(火)まで、華道家元池坊で冬季研修講座を開講しました。全16講座をのべ443名が受講されました。日本全国からご受講があり、水仙一式や梅や椿など冬季の花材を取り合わせたものなど、この時期ならではのいけばなを学んでいただきました。また、基本を学ぶ講座やさらなる表現力を磨く講座など初級者から上級者まで多くの方にご受講いただきました。
「水仙一色と木瓜の生花」の講座では、掛けや釣りの花器に挑戦されている方もいました。
「楽しく学ぶ新風体(立花と生花)」の講座では、デモンストレーションや手直しを受け、新風体の面白さを学んでいただきました。
「教養科A体験“中研のすゝめ”(立花)除真の木草挿交ぜ立花を学ぶ」では、2日間で1作に取り組み、じっくりと立花を学んでいただきました。
冬季の花材を使って立て花を学ぶ(直真と除真)では、秋野特命教授から人気の立て花を学びました。
受講生の声
水仙一色と木瓜の生花 むさし支部 菊池 真理さん
倉田克史先生は3年通った研究室の先生であり、水仙の応用を1日じっくり時間をかけてチャレンジできるところに魅力を感じ受講しました。午前中の講義がとても分かりやすく、配布された資料に受け筒の使い方から役枝、どの花材をどこに入れたらいいかが書かれてていたので、見ながら実技ができました。
青年部長として、新聞づくりや社中へ中研・夏季冬季講座の受講を呼びかけるなど、今後も精力的に活動していきます。
今日的な直真立花 長崎中央支部 芹田 菜穂子さん
直真立花をいけたことがなく、西田先生の作品を『華道』で見て興味があったので受講しました。受けてみて、初めて知ったことがたくさんあり理解が深まりました。いい意味で自分が思っていたのとは違い、よい勉強の機会になりました。
教養科A体験 “中研のすゝめ”(立花) 滝川支部 杉浦 裕子さん
研修講座は去年の冬季講座から参加し、今回で2回目の受講です。地元の北海道では花材が揃わず、いけられなかった木ものの立花をいけることができ、普段のお稽古では教われない気付きがあり、本当に受講して良かったです。
支部では3~4名の方が中研に通っておられ、とてもいい刺激になっているので、来年度の中研入学を検討しています。
冬季の花材を使って立て花を学ぶ(直真と除真) 津山支部 秋山まゆみさん
社中に正しく教えられるように学ぶため、昨年の夏季講座から毎回受講しています。
歴史的な内容を学び、1人1人の手直しを見てとても感動し、改めて講師の技術の凄さを実感しました。私自身は中研に通っていませんが、社中1名が通っているので、落ち着いたら私も通ってみたいと思います。