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RECRUITING 2024

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社員対談×MY G-SHOCK

自分だけのG-SHOCKを

つくって楽しめる。

カシオ史上初の

One to One のものづくりに挑め。

カシオの主力商品として長年愛されてきたG-SHOCK。

リリース以来、世界中の多くのファンに、多くの商品を届けてきた。

そんなG-SHOCKの新シリーズとして今回挑んだのは、

お客様1人に、たった1つの商品を届けるものづくり。

ベゼル、バンド、遊環など、腕時計のあらゆるパーツをお客様自身が選び、

オーダーメイドでつくる「MY G-SHOCK」。

色とりどりのパーツが生み出す組み合わせは、

なんと6億通り以上。

自分だけの特別なG-SHOCKをつくる

かつてない製品開発に挑戦をした社員たちに、

MY G-SHOCKプロジェクトの軌跡を聞いた。

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M.K.

2008年入社

技術本部 開発推進統轄部 第一開発推進部 11開発推進室
兼 デジタル統轄部 デジタル共創推進室 MY G-SHOCKプロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーとして、ビジネスモデル策定、関係部門への計画内容申し入れ、課題・投資計画・開発日程取りまとめ、進捗管理を担当。

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I.H.

1998年入社

技術本部 デザイン開発統轄部 第一デザイン部 Gデザイン室

デザインコンセプトの策定、カラーラインナップの検討、デザインの具現化、UIカラーデザインを担当。デザイン決定後は、各部門と協力し量産推進に取り組む。

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I.J.

2009年入社

技術本部 開発推進統轄部 プロデュース部 第一企画室

商品企画に携わり、企画コンセプトの策定やラインナップの構築を担当。また関連部門と量産推進や量産に向けた調整を行う。

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A.W.

2008年入社

デジタル統轄部 デジタル共創推進部

ECサイトを中心にサービスのUI/UX設計などフロントシステム構築の推進を担当。開発・生産・システム部門と協力してシステム間連携の設計を担う。

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U.K.

1993年入社

デジタル統轄部 情報開発部 基幹業務情報グループ

業務プロセスとシステム(ECサイト/製造/配送/販売/会計等)全体の設計・構築・導入を担当。効率的なサービス運営を支える業務プロセスやシステム構築に寄与。

お客様1人に1つのG-SHOCKを届ける。

G-SHOCK史上初の大プロジェクトが始動。

I.J.

このMY G-SHOCKっていうプロジェクトは、1つの部署ができてもおかしくないほどの大きなプロジェクトでした。G-SHOCKが誕生してから2023年で40周年を迎えますが、この歴史の中でも、お客様1人に1つのG-SHOCKを届ける「One to One」のものづくりは初の試みだったのです。というのも、大量のG-SHOCKを生産してグローバルに販売するのが基本スタンスですから、何億通りもある中から1本をつくってお客様に届けることは全くの逆でした。

M.K.

今までにない新たな“線路”を引いていかなければいけない。前例がないとはいえ、何とか成功に導く必要がある。そのために掲げたのが「【発売時期】発足から約1年半後の2021年10月にリリース」「【販売数】最低数量1本から提供」「【納期】受注後3週間で届ける」の三大目標でした。どれもハードルの高い目標でしたが、この三大目標をプロジェクト全体の共通認識としたことで、みんなが迷わずスピーディーに動くことができましたね。あとはコロナ禍ということでオンライン会議ができたことも、スピーディーな進行に貢献したと思います。I.J.さんなんかメンバーのカレンダーを見て、空いているところに勝手に会議いれてましたもんね(笑)

I.J.

いれるいれる(笑)対面のときよりも逆にやりやすくなったかもしれません。本社・羽村・山形の拠点を横断して開催できたり、100人で会議をしたことも何回もありましたね。唯一対面があったとすれば、パーツの色味や形は直接集まって吟味しました。

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カラーバリエーションを7色→19色へ。

楽しい体験を届けるためのこだわり。

I.J.

企画する上で大切にしたのは、「自分だけの1本をつくる楽しさ」「ファッションとしての楽しさ」「G-SHOCKのファンにも楽しんでもらうこと」「誰かのためにつくる楽しさ」の4つでした。これらの楽しさを体験してもらうには、カラー展開を豊富にする必要性がありました。

I.H.

リリース時には19色展開でしたが、当初の計画では7色だったんですよ。それは色数が増えれば増えるほど、生産側に負荷がかかってしまうから。でもG-SHOCKらしい色もイマドキの色も盛り込みたい、何よりもワクワクしながら色を楽しんでほしいと考えると、7色ではどうしても足りなかった。関係者に色数の必要性を説得して回ることで、19色まで増やすことができました。

A.W.

あとはG-SHOCKをカスタマイズする時にも楽しんでもらうために、UIにもこだわりました。事前にサービスコンセプトの受容性を調査した際に、「カスタマイズそのものが楽しそう」という声が多くあったんです。なので、サイト越しでも手元でG-SHOCKを眺めているような楽しい体験ができるよう、「手触り感」を意識しました。

I.H.

マット、透明、グロスなど材質の手触りを画面の中で分かるようにしなければいけない。すごいなって思ったのが、スケルトンのパーツを重ねるとちゃんと下の素材が透けて見える。ああいうところですよね。

A.W.

はじめは透けてなかったですね。でも何とか表現して、画面で見たときにやっぱりイイ!ってなりましたね。

I.H.

あとは携帯やPCなどのデバイス環境による見た目の違いを加味したり、実物の色味の印象に近づけるためにあえて彩度を高めに設定したり…

A.W.

1か月くらいずっとやってましたね。

I.H.

毎日チャットが届くんですよ(笑)A.W.さんからまたきたって(笑)

A.W.

なかなか折れなかったのはそっちですからね(笑)

I.H.

でもかっこいいものができて、本当にすごいなって思いました。

A.W.

妥協しなくて良かったです。

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お客様の元まで無事に届けるために挑んだ、

ノウハウのない受注組立生産のシステム構築。

U.K.

せっかく楽しんでお客様に買ってもらったのに、パーツが在庫切れでつくれませんでしたというのは大変まずいですよね。長い間待たせてしまわないように、注文後3週間で届けなければいけないミッションもあります。これらを実現させるためには、山形カシオの在庫状況をECサイトに渡す、「受注組立生産」の仕組みをつくる必要がありました。しかし、そのシステムイメージが見えてきたのがリリースまで6~7か月の時点。逆算するとかなりタイトなスケジュールでしたので、色んな人を巻き込んで動きました。

A.W.

ちなみに、私が担当したECサイトはお客様との接点になる表側のシステム。システム全体で見るとほんの一部分です。対してU.K.さんが担当したのは、お客様の体験を実現するにはどう動かせばいいのかという、裏側にある膨大な量のシステムでした。

U.K.

やはり一番苦労したのは、受注組立生産っていう新しいビジネスモデルの構築でした。量産品に対応した生産システムについては長年のノウハウがありますが、受注組立生産に関しては何を用意すればいいんだろうっていう、そこからのスタートでした。最終的に、社内用に使用していた部品の受発注システムを応用することで、何とか構築できたんです。

M.K.

最後のシステムテストの段階では、実際に注文してみたんですよね。

U.K.

自分で購入してみました。届いて、はめてみて感動しましたね(笑)

A.W.

システムチーム10人ぐらいで感動しましたよね(笑)すごい職人気質のメンバーも楽しそうにしていて、これは良いサービスになりそうだと感じました。

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さらなるカスタマイズ体験を届けるために、

これからも進化しつづける。

M.K.

開始当初は本当に一瞬で売り切れてしまって、お客様から問い合わせがあったりと、嬉しい悲鳴でした。お客様に体験の価値を提供できたことはもちろん、プロジェクトを立ち上げる体験ができて非常に良かったなと思っています。ここにいるメンバー以外にも各部門から100名以上が関わったのですが、「社内にこんな人がいるんだ、こんなに優秀な方がいるんだ」と知ることができたのは大きな収穫でした。

I.H.

私はSNSを通じて、お客様の楽しんでいる姿を見られるのがすごく嬉しいですね。先日も近所の方がご夫婦で買ってくれて幸せな気持ちになりました。

A.W.

ものづくりが好きな人間が集まって、お客様に喜んでもらいたいっていう1つの目的に向かっていくのが良かったです。あとは当社でもDX化がここ数年で加速していて、今回それがとても感じられましたね。

U.K.

私は元々情報システムや業務システムを担当していたので、新商品の開発という新しいことに挑戦できたこと、しかもカシオの主力製品のG-SHOCKに関われたことに非常にやりがいを感じましたね。

I.J.

テストの段階で4歳の息子にマウスを持たせて実際につくってみたんですけど、G-SHOCKに触れたことのない世代にもポテンシャルのあるサービスだなと感じられました。これからは、いかに進化させていくか。G-SHOCKのコンセプトにもある「挑戦」をもとに、どんどん成長させていきたいですね。

M.K.

実際の購入データも取っているので、お客様のニーズに合わせてより細やかにブラッシュアップできると思いますよ。

I.H.

社内的な観点での展望としては、若手デザイナーの登竜門になったらいいなと思っています。とくに今回は若い子がアイデアをいっぱい出してくれたんです。若い子の意見を取り入れやすい素晴らしい職場になっているなと思います。

PROJECT STORY_2
社員対談×ClassPad.net

教育現場のICT活用をサポートする。

端末1つで学びの可能性が広がる学習アプリを開発せよ。

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