わかりやすい「ビデオスピードクラス」動画撮影のための規格
SDカードの性能を表す1つの指標としては「スピードクラス」があります。 「スピードクラス」は保証される転送速度を表し、基本的には数値が大きいほど高速な転送が可能です。 従来のSDカードは「SDスピードクラス」、UHS(Ultra High Speed)対応のSDカードは「 UHSスピードクラス」で表されます。SDスピードクラス」、「 UHSスピードクラス」には互換性はありません。
またSDカードの転送速度を「X倍速」と表記したり、「HS]、「UHS-I]や「UHS-II」など転送モードで表示されることもあります。 こういった情報がユーザが自分の目的に合ったSDカードを選ぶ際に判りずらい状況を作り出す原因になることもあります。
2016年、動画撮影を目的とし、SDカードを包括的に網羅した規格として「ビデオスピードクラス」が新たに策定されました。すでに各メーカーより製品の出荷が始まりました。 「ビデオスピードクラス」では4Kや8Kの高解像度映像の記録を念頭に置いており、6MB/秒から90MB/秒まで5段階の指標が定められています。