「富岳」およびHPCIシステムの課題申請、利用に関するFAQ
HPCI-IDは非常勤の研究員や学生でも取得できるのか?
可能です。
HPCI-IDの取得に制限はありませんので、どなたでも取得できます。
HPCI-IDは個人が1つだけ持つものなのか?複数の課題に参加する場合は課題ごとに持つものなのか?
HPCI-IDは個人に1つだけ割り当てられるユニークなIDになりますので、2つ以上取得することはできません。
複数課題へ応募する場合でも同一のHPCI-IDをご利用ください。
HPCI-IDの有効期限は設定されているのか?
HPCI-IDは発行されてから10年間有効です。
有効期間中に所属や連絡先、メールアドレス、居住地などの登録情報に変更が生じたときは、速やかにHPCI申請支援システムから変更手続を行ってください。
特に、居住地の変更(日本国内から海外へ、または海外から日本国内へ)は外為法に関わる事項となりますので、確実に変更手続を行ってください。
変更手続は、「HPCI申請支援システム」より行えます。
HPCI-IDを取得する際のメールアドレスは所属機関メール限定か、フリーメールやプロバイダメールでもよいのか?
フリーアドレス(Yahoo、Gmail、Hotmailなど)は使えません。
所属機関のメールアドレスで申請してください。
HPCI-IDを取得する際、メールアドレスが既に使用されているというメッセージが表示されるが、どうすればよいか?
既に過去にHPCI-IDを取得済みと思われます。
HPCI-IDは、個人に1つだけ割り当てられるユニークなIDになりますので、2つ以上取得することはできません。
過去に取得したことがないにも関わらず、このメッセージが表示される方はヘルプデスクまでご連絡ください。
HPCI-IDの発行に対面認証は必要か?
不要です。
HPCIアカウントとHPCI-IDの違いは何か?
HPCI-ID は,HPCI のユーザ個人に一つだけ割り当てられるユニークな ID です。課題申請手続きにおいて研究者個人を特定するための番号になります。課題申請は HPCI-ID を用いて行い、課題が採択されるとHPCI アカウントと計算資源のローカルアカウントが発行されます。
HPCI アカウントは、HPCI 上のウェブサービス(申請支援システム、証明書発行システム、情報共有 CMSなど)へアクセスするためのアカウントです。
HPCI-IDの有効期限は10年とのことだが、HPCIアカウントの有効期限は?
原則として採択された課題の実施期間です。ただし、何れかの課題に継続して参加されている場合は最大5年間有効です。
「富岳」成果創出加速プログラムとして採択された課題の参加者が、一般利用枠の課題に応募することは可能か?
国の補助金事業である「富岳」成果創出加速プログラムの参加者は、同事業と重複する内容で応募することはできません。
ただし、「富岳」成果創出加速プログラムの参加者であっても、同事業の範囲外の内容に関する課題について応募することは可能です。
複数の課題の申請や、一般課題と若手課題の申請など、同一期に同一の課題代表者が複数の課題を申請することは可能か?
同一期に同じ方が複数の課題を申請することは可能ですが、課題内容が異なることが前提となります。
利用開始後、研究メンバーを追加する可能性が非常に高いが、課題参加者を途中で加えることは可能か?
課題参加者の追加は可能です。
ただし、選定のプロセスにおいて、課題を実施する体制も審査の対象となっているため、体制の変更については、変更の理由および課題実施に影響が出ないことを説明した申請書を提出いただいた後に審査することになります。
その結果、審査に通れば体制の変更が可能となります。
詳細は、当HPCIポータルサイトの「課題参加者の変更手続き」をご参照ください。
連絡責任者に設定できる人の条件(職等)はあるのか?
連絡責任者は、課題代表者への連絡が取れない時のための連絡窓口として設定いただいており、課題代表者以外の方を設定してください。副代表者や課題参加者、メールアドレスをお持ちで連絡のとれる方であれば、HPCI-IDをお持ちでない秘書や事務の方でも問題ありません。
副代表者にはどのような参加者を設定すればよいのか?
課題代表者と同一の役割を担える業務(採択後の本人確認手続等)については、課題代表者と分担して業務を実施するとともに、課題代表者が課題に参加できない等の事態が生じた場合に課題代表者の代理を務めることのできる参加者の設定をお願いします。
課題の資源量は申請時点で決まるのか?
課題の資源量は選定時に決定します。
各申請課題の要求資源量と提供可能なリソースを踏まえつつ課題審査時に実施内容の評価が行われ、各採択課題の資源量が決定されます。
「富岳」ローカルストレージは申請支援システムに入力する必要はないのか。また、容量は指定できないのか。
「富岳」ローカルストレージは、初期値が割当てられるため、申請支援システムでのWeb入力は不要です。また、採択後の申請により増量が可能です。初期値、および最大値については、「計算機・ソフトウェア」のページから最新の情報をご確認ください。
HPCI共用ストレージとは何か。
HPCI共用ストレージとは、コミュニティにおけるデータ共有、HPCI計算資源利用時における大量のデータの格納、アーカイブを実現するために整備されたストレージ領域です。(ローカルストレージとは異なりますのでご注意ください。)
新規申請時には課題の種類毎に申請上限値がありますが、採択後の申請により増量が可能です。新規申請時の上限値、および最大値については、「計算機・ソフトウェア」のページから最新の情報をご確認ください。
日本の非居住者による利用、日本国籍を持たない者による利用は可能か?
可能です。
ただし、課題参加者に非居住者が含まれている場合、研究課題グループ内の技術提供については、課題代表者(または副代表者)が外為法に則った対応を行い、非居住者の課題参加について輸出許可申請が必要か否かを判断しておく必要があるとともに、資源の利用については、各HPCI資源提供機関における外為法に則った手続が必要な場合があります。
「富岳」の利用においては、課題代表者を含め課題参加者に非居住者がいる場合は、別途申請に基づく理化学研究所 計算科学研究センター(R-CCS)の承認が必要となります。
意図せざる技術流出や法令違反を未然に防止するためには、課題参加者一人一人の外為法規制の理解と遵守活動の実践が必要不可欠であり、課題代表者は、課題参加者全員が外為法の規制を理解し、適切な管理を行うよう努めていただく必要があります。
課題申請時には、安全保障貿易管理について課題参加者全員が理解している旨を、チェックボックスにて確認させていただきます。
課題代表者は日本の非居住者でもよいのか?
はい。
ただし、産業課題の課題代表者は、原則として日本国内に登記された企業に所属する者とします。
なお、海外の企業に所属する方については、日本国内の企業に所属する方との共同申請とし、その際の課題代表者は日本国内の企業に所属する方である必要があります。
プライマリセンターの役割は?対面認証先をプライマリセンターとする必要があるのか?
プライマリセンターはHPCIアカウントを発行する機関です。
対面認証はプライマリセンターではなく、最寄りセンターで実施いたします。
対面認証先はプライマリセンターと同一機関の最寄りセンターとする必要性はなく、所属先の近隣等ご都合の良い最寄りセンターを選択ください。
一人が申請可能な課題の最大数はあるか?
制限はありません。
複数の機関との共同研究の場合、別々に応募すべきか?
一般課題、若手課題または産業課題のいずれかの課題として、代表される機関から申請してください。 ただし、複数のサブ課題を1つの申請にまとめて応募することは控えてください。
課題申請書類の内容は公開されるのか?また、「富岳」利用の審査は課題申請書類のみで行われるのか?
課題申請書類の内容は公開されません。
審査は課題申請書類のみで行われます。
申請書類の内容について、お問い合わせをさせていただく場合があります。
課題申請の際、一時保存して再修正を行う場合、毎回一時URLを取得し、アクセスする必要があるのか?
毎回一時URLを取得いただく必要はありません。
HPCIアカウントを有しない方には24時間有効な一時URLが発行され、これを超過する場合はその都度HPCI申請支援システムにアクセスし、メールアドレスを入力して申請情報を編集していただくことになります。
なお、当該申請情報は24時間経過以降も保持されます。
「富岳」と「富岳」以外の両方を利用する場合は、課題を分けて申請する必要があるのか?
定期募集(A期募集)など「富岳」および「富岳」以外のHPCI共用計算資源の募集では、一つの課題で、複数の資源を同時に申請することが可能です。
HPCI利用研究課題は、各資源提供機関に直接利用申請する場合とどう違うのか?
HPCIシステム利用研究課題として申請すると、成果を公開することを条件に無償で利用できます(有償で成果非公開とする課題の種類もあります)。
また複数の計算資源を利用する場合に、シングルサインオン機能を利用することができます。
課題申請の「■所属長情報」にはだれを設定するのか?
課題代表者の所属する組織の代表者(もしくはそれに相当する組織の長)を設定してください。
課題申請後、所属長宛に所属長確認依頼メールが送信され、所属機関としての承認を行っていただきます。
対面認証の方法は?
HPCIポータルサイトの「利用者向け情報」の「課題の開始・終了・参加者変更に関する手続き」の「アカウント発行のための手続き」をご参照ください。
対面認証を最寄りセンターに行かず、遠隔で実施することは可能か?
テレビ会議システムを用いて遠隔で本人確認を行うことが可能です。
対面認証申請書に必要事項を記入いただき、ご利用可能なテレビ会議システムを指定の上(申請書上はご利用になれないテレビ会議システムにチェックを入れ)、遠隔本人確認用専用受付窓口へメールで申請してください。
遠隔本人確認用専用受付窓口は、申請に基づき最寄センターを割り当てますので、その後は割り当てられた最寄センターからの連絡により対応してください。
遠隔本人確認用専用受付窓口は、以下を参照してください。
遠隔本人確認用専用受付窓口はこちら
また、課題代表者または副代表者が本人確認済みの場合は、必要書類を最寄りセンターへメール、郵送することで課題参加者の対面認証を行うことができます。
希望資源量より削減されて採択される場合もあるのか?
各申請課題の要求資源量と提供可能なリソースを踏まえつつ課題審査時に実施内容の評価が行われ、各採択課題の資源量が決定されますので、そのような場合もあります。
研究分野によってはコードの効率化が図れず、性能を出しにくい分野もあるが、そういう分野は審査段階である程度考慮されるのか?
課題の審査はその分野の専門家を中心に行いますのでコードの性能についても分野の特性を考慮して評価されます。
レビュアーの氏名等は公開されるのか?
公開されません。
審査の際、研究分野間での資源配分調整は行われるのか?「富岳」を含むHPCI利用研究課題で想定される採択課題数は?
研究分野毎の資源配分を調整することはありません。但し、定期募集の「富岳」一般課題において、重点分野に申請され適合すると判断された場合は、優位性をもって採択されます。
また、採択課題数について、特に制限はありません。各課題の応募数、採択数については、「主要統計情報等」をご参照ください。
成果公開とは何か?
課題代表者には、成果を公開するHPCI利用研究課題の実施終了後3年以内に、査読・審査を伴う成果公開が義務付けられています。
成果公開の方法は下記のいずれかです。
A.
謝辞に課題番号等が明記されている査読付き論文(査読付きプロシーディングス、博士学位論文を含む)
B.
HPCI利用研究成果集(RIST発行の電子ジャーナル)
C.
企業の公開技術報告書(産業利用のみ)
D.
特許(特許権の取得)
成果公開の方法(予定または実績)を課題実施終了後60日以内(前述の利用報告書提出期限と同じ)にPUMASを用いて申告していただきます。
詳細はこちら
成果公開等に関するペナルティはあるか?
利用報告書の提出が期限内に実施されなかった場合は、原則として、当該課題代表者及び課題参加者に対して課題代表者としての応募資格停止、および新しい課題への参加資格停止のペナルティが科せられます。また、研究成果の公開が期限内に実施されなかった場合は、原則として、当該課題代表者に対して課題代表者としての応募資格停止、および新しい課題への参加資格停止のペナルティが科せられます。
RIST発行のHPCI利用研究成果集への投稿に必要な情報(投稿方法や論文フォーマットなど)は?
「HPCI利用研究成果集」「投稿のご案内」に掲載しておりますのでご覧ください。
HPCI利用研究成果集における査読とは、どのようなものか?
HPCI利用研究成果集における査読は、論旨の整合性など研究レポートとしての質を担保するためのものであり、一般のジャーナルに求められる学術的新規性は問われません。
成果公開の認定の条件は何か?
前述の成果公開方法(A~Dのいずれか)により公開された成果の認定は、課題審査委員会が行います。査読付き論文と企業の公開技術報告書論文の場合は、謝辞等に課題番号の記載があることの確認により行われます(謝辞の例はこちら→「A)課題番号が明記されている査読付き論文」をクリック)。
企業の公開技術報告書は、課題審査委員会にて公開技術報告書としての認定を受ける必要があります。
課題番号の記載が無い場合は、PUMASによる成果の実績申告(後述)において記述された「HPCI課題の成果たる説明」を確認します。
特許の場合は、同申告(後述)において特許権の取得と記述された「HPCI課題の成果たる説明」の確認により行います。
複数の課題により得られた成果をまとめて一つの論文として発表した場合、それぞれの課題に成果公開として認定を受けることは可能か?
同一論文を複数課題の成果公開の認定対象成果にすることはできません。
成果公開の認定には、1つの課題に対して少なくとも1編の論文が必要です。
査読付き論文としての成果公開が難しい状況だが、どこかに投稿する必要があるか?
成果公開が義務づけられている課題で一般のジャーナルの査読付き論文になり難い場合は、RISTが発行する電子ジャーナル(HPCI利用研究成果集)への投稿をご検討ください。
当該成果集では、挑戦的な計算やその他の理由で計算が不成功に終わった場合や期待通りの結果が得られなかった場合でも、他の研究者の有益な情報になるように、その原因を詳細に記述することにより論文として発表を行うことができます。一般のジャーナルに求められる学術的新規性は問われません。
RIST発行の「HPCI利用研究成果集」をご参照ください。
利用報告書を提出したが、他にも手続きが必要か?
課題終了後60日以内に課題代表者の方に行っていただくものは2つあり、「利用報告書の提出」の他に成果公開の方法(予定又は実績)の申告があります。
申告はPUMASからお願いします。
成果発表データベース(DB)の登録を済ませており、成果公開は終わったものと認識しているが、他に手続きが必要か?
成果発表DBへの登録だけでは成果公開は終了しておりません。
成果の実績の申告をPUMASからお願いします。
その後、課題審査委員会において成果公開の認定を経て完了となります。
成果公開申告の際の「HPCI課題の成果たる説明」とは、どのようなものか?
成果公開の認定対象成果に課題番号が明記されていない場合に、認定対象成果が当該研究課題においてなされた事を説明していただくもので、認定対象成果と当該研究課題との関係が明確に記述されている事がポイントです。
下記の参考例を基に具体的な記述をお願いします。
[参考例]
(査読付き論文の場合)
「本発表論文は、本研究課題においてAAAAAコンピュータを活用したBBBBBのCCCCC計算によって得られた成果であるDDDDDの解明に関して発表するものであり、本研究課題の成果として認定し得る。」
(特許の場合)
「本特許は、本研究課題においてAAAAAコンピュータを活用したBBBBBのCCCCC計算によって得られた成果であるDDDDDの開発をもとに得られたものであり、本研究課題の成果として認定し得る。」
複数の課題によって得られた一連の論文が2つ以上あるが、どの様に成果申告をしたらよいか?
成果公開の認定には、1つの課題に対して少なくとも1編の論文が必要です。
複数の課題に共通する複数の成果論文がある場合、成果公開の期限の早い課題がある場合は優先的にそれに1つ割り当て、次に課題との関連の深い論文をそれぞれの課題の認定対象成果として申告されたらいかがでしょうか。
申告はPUMASからお願いします。
現時点で成果公開の予定を立てられない場合はどうしたらよいか?
成果公開の申告は、課題実施終了後60日以内の時点で、その成果公開の予定を申告していただくものです。予定が変わっても構いませんので、申告をPUMASからお願いします。
成果公開の予定を、査読付き論文への投稿からRIST発行のHPCI利用研究成果集への投稿に変更したいが可能か?
可能です。
申告の修正をPUMASからお願いします。
成果発表データベース(DB)へ成果論文を登録後、PUMASにおいて「査読付き論文一覧」にその成果が表示されないが、どうしてか?
表示されない原因の可能性として、登録された論文が認定条件を満たしていない事が考えられます。登録された論文の使用計算機資源が課題の割り当て計算機資源と違っている(例えば、課題の割り当て計算機資源が「富岳」であるのに対して、登録された論文の計算機資源が「富岳」以外のHPCIとなっている)、また、認定対象成果の要件は「査読付き」ですが、登録されたデータが「査読付き論文」ではない場合などが考えられます。
成果発表データベース(DB)への登録方法は?
登録は「HPCI成果発表データベース」より行います。ご利用方法は「HPCI成果発表DB登録ツール 利用者マニュアル [PDF] 」をご参照ください。
国際会議・シンポジウムにおいて口頭発表を行い、そのプロシーディングが査読を受けた場合は、どのように成果発表データベース(DB)に登録すればよいか?
プロシーディングが査読後に公開される場合には、成果発表DBへの登録は、「国際会議・シンポジウム」の口頭発表と「論文(査読付き)」(会議論文)の2つを登録してください。
PUMASで「編集中」の表示があるが、どのような状態か?
申告者が「編集中」は編集可能な状態で、申告が完了しておりません。
申告を完了するには必ず「この内容で申告する」をクリックしてください。
成果として申請した論文を、別の課題の成果として登録したいので申請を削除したい。
PUMASにおいて当該論文を「成果の実績」から削除し、「成果の予定」の申告をしてください。
成果の実績からの削除は、PUMASにおいて、査読付き論文一覧を表示させ、論文が表示されている枠内の「申告フォームから削除」をクリックすると削除ができます。
その後、「成果発表の実績を申告する」から「予定として申告する」に選択の変更を行い、「この内容で申告する」をクリックして申告してください。
成果発表データベース(DB)の「修正依頼」を行ったが、すぐに成果申告が可能か?
事務局の内容確認後に可能となるため、お時間をいただく場合があります。
課題代表者または課題参加者以外の者が成果公開の申告をする方法はあるか?
原則は、課題代表者または課題参加者からの申告ですが、課題代表者が認めた人からの申告も可能ですので、事務局(seika[-at-]hpci-office.jp)までお問合せください。
HPCIアカウントを持っているが、年度の異なる課題に関してはPUMASから成果申告ができないのはなぜか?
HPCIアカウントを持っていても、成果公開の申告ができるのは、原則としてその課題の課題代表者と課題参加者です。
課題代表者または課題参加者になっていない課題については申告できません。
ただし、課題代表者が認めた人からの申告も可能ですので、事務局(seika[-at-]hpci-office.jp)までお問合せください。
HPCIアクセスポイントではどんなサービスを受けられるのか?
以下のサービスが受けられます。
* HPCI利用前相談、HPCI利用相談はオンラインでも可能です。
作業用個室はどんな設備・環境があり、何ができるのか?
HPCIアクセスポイントに行かず、計算結果をHDDに保存して送ってもらうことは可能か?
可能です。
自社等からネットワーク経由でHPCIアクセスポイントの環境にアクセスし、計算結果をHDDに保存すれば、運送サービスを利用することでHPCIアクセスポイントに行かずに受け取ることができます。
作業用個室は誰でも利用できるのか?
原則として、HPCIシステム利用研究課題に採択された課題従事者や、HPCIシステムの利用・申請に向けた準備、技術学習を目的とする方にご利用いただけます。
また、企業に限らず、大学・研究機関の方も利用可能です。
作業用個室を利用するには? 利用料金は?
HPCIアクセスポイントの設備利用には事前登録が必要になります。登録については、以下のサイトをご参照ください。
設備を使わず、支援員との相談のみの場合は、登録の必要はありません。
HPCIアクセスポイント東京
HPCIアクセスポイント神戸
利用料金は無料です。貸出HDDの運送費については利用者負担になります。
資源量については、選定時に割り当てられた量を超えた場合は使えなくなるのか?
「富岳」および各資源提供機関から提供される資源は、選定時に割り当てられた資源量を超えて利用することは原則できません。但し、「富岳」の無償利用の課題では、利用率が98%を超えた場合、実行の優先度は低くなりますが、割り当てられた資源量を超えての実行が可能です。
有償利用課題において、計算資源の追加は可能か?
計算資源の追加は可能です。
ただし、資源追加の必要性を記述した資源追加申請書と当初の課題申請書の変更部分(「要求する計算資源量の利用計画」)を提出いただいた後に、課題審査委員会にて審査することとなります。
審査の結果、承認されれば資源の追加が可能になりますが、審査を含めた諸手続に日数を要することを予めご承知おきください。
なお、同一課題における追加は課題実施期間内に1回限りであり、追加申請できる資源量は当初配分量と同量までです。
「富岳」の優先実行とは何か。
「富岳」において、政策対応枠の課題と一般利用/産業利用の有償利用課題は、一般利用/産業利用の無償利用課題より高いジョブ優先度が設定されます(ジョブ優先度:政策対応枠課題>有償利用課題>無償利用課題)。ただし、3月と9月の繁忙期には優先設定は行いません。
「富岳」の利用に関して、連続利用できる時間数に制限はあるのか?
1ジョブに対する連続利用時間(経過時間)には制限が設けられています。
「富岳」でのプログラムの実行は、公平な資源利用のために、バッチジョブ投入形式となります。
バッチジョブの投入先には、一つのジョブに対する並列数や経過時間などのジョブパラメータの上限値が設定されており、その範囲内で実行することになります。
「富岳」で計算結果の解析用の計算資源(可視化など)は提供されるのか?
「富岳」には、可視化等プリポスト環境が準備されています。
「富岳」の機能・性能についてはどこに掲載されているのか?
理化学研究所の以下のウェブサイトをご参照ください。
「富岳」におけるアプリケーションソフトウェアの大規模並列化の対応はどのような状況か?
「富岳」における大規模並列化は、文科省が推進しているスーパーコンピュータ「富岳」成果創出加速プログラムとして4つの領域・19の課題で行われている研究が代表的です。詳しくは、
等をご参照ください。
講習会は、「富岳」のアカウントを持っている人のみを対象とするのか?
「富岳」利用者向け講習会は、「富岳」のアカウントをお持ちの方のみご参加いただけます。
HPCセミナー(webセミナーを含む)は、HPCIのユーザの方、HPCIを利用する予定がある、または利用を検討している方で、HPC (High Performance Computing) 向けプログラミング技法の習得を目指す方を対象にしたセミナーです。
HPCI提供資源はHPCIポータルのどこに掲載されているのか?
当HPCIポータルサイトの「ハードウェア・ソフトウェア資源一覧」に掲載している各年度の資源一覧をご覧ください。
どのセンターでどの商用ソフトウェアが利用可能か知りたい。
当HPCIポータルサイトの「HPCIシステムで利用可能なソフトウェアの検索」で利用したいソフトウェアがどの計算機資源で利用可能かを確認することができます。各ソフトの利用規約等欄には、学内向けにライセンスを提供している場合や、産業利用の制限がある場合などの情報を記載しています。
また、各計算機資源名から提供機関のページへのリンクが張られていますので、そちらもご参照ください。
商用ソフトウェアを含め、ソフトウェアは各自でインストールする必要があるか?
ソフトウェアの整備情報については「HPCIシステムで利用可能なソフトウェアの検索」をご覧ください。このページで記載されていない場合、インストール手順書のみの提供の場合、利用実績のみの場合は、利用者が自らインストールする必要があります。
商用ソフトウェアの場合は、各資源提供機関が制限付き(学内者限定、産業利用不可など)でライセンスを配布している場合があります。それ以外の場合は、利用者がソフトウェアベンダーに連絡し、対象の計算機にインストール可能かを確認した上で、必要なライセンスを購入し、インストールする必要があります。
ライセンス管理ソフトのインストール、ライセンスサーバーの設置は可能か?
インストールや設置が可能な計算機資源もあります。しかしながらソフトウエアごとに条件が異なるため、資源提供機関に確認する必要があります。課題申請前にヘルプデスクまでお問い合わせください。
商用ソフトのインストールや実行に企業のサポートを受けることは可能か?
可能です。企業にインストールを依頼する場合は、あらかじめ課題参加者にその企業のメンバーを加えるか、課題採択後の場合は課題参加者の追加申請を行ってください。
「富岳」およびその他のHPCI共用計算資源に外部(自組織)からのネットワーク接続は可能か?
インターネットに接続できる環境があれば、「富岳」およびその他のHPCI提供資源にネットワークで接続できます。
ただし、ご所属の機関にてインターネット接続に対する何らかの制限が行われている場合もありますので、所属機関の管理者にご確認をお願いします。
接続先のアドレス・ポート番号等、接続に必要な情報については、各HPCI提供資源のマニュアルをご参照ください。
産業試行課題はテーマが違えば何度でも利用できるのか?
産業試行課題は成果公開無しで利用できるのか?
また、利用報告書の提出は必要か?
査読付き論文等により成果を公開することは求められません。
利用報告書は終了後60日以内に提出が必要で、HPCIポータルの利用報告書ページ等で公開されます。
産業試行課題の利用報告書には、企業の研究内容をどのレベルで書けばよいか?
利用報告書において、企業の機密や既に取得していたノウハウ等を書く必要はありません。
本来、試行課題は、成果を求めるものではありませんので、システムの利用情報や計算の概要、実施した意義があったか、困った点やうまくいかなかった場合の理由等を記入してください。
HPCIポータルサイトで利用報告書が公開されていますので、参考にしてください。
大学・研究機関の利用者が産業試行課題を利用できるのか?
課題代表者となり課題を申請することはできません。
ただし、課題参加者としての利用は可能です。
産業試行課題は、年度跨ぎの利用はできるのか?
課題申請書の組織の代表者はどの職位を想定しているのか?
課題申請書における「組織の代表者」は課題代表者の上職であり、部門の責任者(例えば課長、部長等)です。
「富岳」では大規模並列計算を行う課題しか申請できないのか?
「富岳」では利用ノード数の下限はありません。
大規模並列計算だけでなく、「富岳」の性能を活かす課題、例えば小規模計算を多数実行するキャパシティコンピューティングに活用いただくことも可能です。
顧客から有償でシミュレーションなどの委託を受け「富岳」を利用する場合に、有償利用で申請する必要があるのか?
課題種別は顧客との契約関係と無関係であり、申請できる課題に制限はありません。
よって、有償で委託を受けた場合は有償課題を選ばないといけないということはありません。
申請した利用研究課題は、どのような体制で審査されるのか。また、申請内容の秘密は守られるのか?
有償利用では、成果公開無しで利用できるのか?
また、利用報告書の提出は必要か?
査読付き論文等により成果を公開することは求められません。
利用報告書は終了後60日以内に提出が必要ですが、公開については以下の通りです。
産業有償課題は、年度跨ぎの利用はできるのか?
「富岳」ではASP事業実証利用課題の募集予定はあるのか?
「富岳」では、「京」のASP事業実証利用課題をより利用しやすくした「富岳」アプリケーションサービス課題を2024年9月20日から募集開始しました。
「富岳」アプリケーションサービス課題は、アプリケーションサービスを実施する企業(以降、サービス事業者)がアプリケーションサービスを利用する者(以降、サービス利用者)を募集し、「富岳」上でアプリケーションの提供や支援の事業を実証する課題です。
詳しくは、「富岳」アプリケーションサービス課題の募集概要をご参照ください。
「富岳」の有償利用の場合の単価はいくらか?
「富岳」利用に必要な書類一覧内の「富岳」料金表をご参照ください。
HPCIの有償利用の場合の利用料金はいくらか?
各機関が定める利用料金(利用料金等の欄)をご確認ください。
「富岳」上で動作するアプリケーションソフトウェアの実際の性能が知りたい。
RISTが整備したアプリケーションソフトウェアについては、実測した性能情報を以下で公開しています。
また、整備済のOSSの実利用のデータに対しての性能情報については、利用前技術支援等で測定の支援が可能ですので、相談ください。
利用前相談・利用相談・利用支援について機密保持契約の締結は可能か?
利用前相談・利用相談・利用支援においては守秘義務を徹底しておりますが、利用者の要望があれば機密保持契約を結ぶことが可能です。
利用前に各計算資源のセキュリティ対応状況についての確認は可能か?
各計算資源のセキュリティ状況の確認についてはヘルプデスクまでご相談ください。
課題終了に伴いデータを退避させたいが、データはいつまで保存されているか?
原則として、課題終了後の1カ月間は猶予期間としてデータは保存されています。 この間にデータやファイルの退避をお願いいたします。また、課題を継続される場合は、継続課題として申請し、猶予期間内に採択されるとデータは継続利用できます。「課題終了時に課題参加者が留意すべきこと」もご参照ください。