昨今のミリタリーアウターの新定番として、高い人気を集めている『N-1デッキジャケット』。すでに単色モデルは出つくした感があるが、今シーズンの「ヒューストン」からは、“ウッドランドカモ”と“タイガーカモ”の2タイプが登場する。『N-1デッキジャケット』特有の無骨な雰囲気に、さらに磨きのかかった注目作だ。
『N-1デッキジャケット』とは?
1940〜50年代まで、アメリカ海軍(U.S. NAVY)に所属する兵士達が、船の甲板上で着用していたミリタリーウェア。冬には、冷たい強風が吹き付ける過酷な環境下において、兵士の身を守る防寒用の作業着として開発された。
オリジナルモデルの『N-1デッキジャケット』は、防風・防水性に優れた肉厚で丈夫なコットン生地の表地が特徴。また、内側の全面にボアライニングを施すことで高い保温性を確保している。
過去に実在したミリタリーウェアではあるが、ワークウェアにも通ずる無骨なデザインや耐久性、クオリティの高さから、ミリタリーファンのみならず、アメカジファンやバイカーなど、幅広いスタイルマスターに愛されている名作だ。
1990年代の日本では、空前のミリタリーブームが巻き起こった。その当時は、主にフライトジャケットの人気が高く、N-1デッキジャケットに関しては、じつはあまり注目される存在ではなかった。
しかし、時が経つとともにじわじわと人気が高まり、ここ数年でミリタリーアウター界で随一の人気者に大出世。現在では、冬のミリタリーウェアとして欠かせない存在となっている。
『N-1デッキジャケット』独自のディテール
コットンサテンの生地
「ヒューストン」の通常ラインの『N-1デッキジャケット』の生地には、肉厚なヘビーピケが使用されているが、今回紹介するカモフラモデルには、“コットンサテン”が使用される。従来の『N-1デッキジャケット』よりも、さらに動きやすく、軽快な着心地となっている。
裏地は従来モデルと同様
裏地には、従来モデルの『N-1デッキジャケット』と同様のアクリルボアが全面にデザインされている。保温性は抜群だ。
ボア仕様の襟
冷気から首元を守るために、襟はボア仕様となっている。また、付属のチンストラップ(ボタン式)を留めれば、ボアが首の上部までしっかりと密着し、より高い保温性が得られる。
比翼仕立てのフロント
フロントは堅牢なジッパーの上に、肉厚で頑丈なウィンドフラップが配された比翼仕立てとなっている。また、ジッパーのサイズや、ウィンドフラップを留めるためのボタンサイズが大きいのも特徴。これはグローブをしたままでも開閉がしやすいよう配慮されたものだ。ちなみに、裾裏にドローコードも備えており、下から入ってくる冷気を防ぐことができる。
脇下のベンチレーション
防風・防寒機能だけではなく、作業着としての機能も装備。両脇下には、作業時の蒸れを抑えるためのベンチレーション(4つの穴)が配されている。
袖の内側にリブを配置
袖の内側はリブ仕様となっており、寒風の侵入を防いでくれる。また、手を動かす際に、袖がパタパタとはためくことがなく、しっかりとフィットする設定になっている。
ジッパーにレザーの引き手付き
フロントジッパーには、レザー製の引き手が付属。グローブをはめたままでもストレスなくジッパーの開閉が行える。
『N-1デッキジャケット カモフラージュ』
WOOD
TIGER
N-1 DECK JACKET CAMO
『N-1デッキジャケット』のカモフラタイプ。ボディの素材には、コットンサテンを採用し、従来モデルに比べて、軽快で動きやすい仕様となっている。また、シルエットもモダナイズされており、現代ファッションに合わせやすい。ウッドランドカモとタイガーカモの2タイプが展開される。デイリーシーンから、ちょっとしたアウトドアシーンまで幅広く使える1着だ。
通常ラインの『N-1デッキジャケット』も極上
やっぱり『N-1デッキジャケット』は単色のモデルが好み、という人は、コチラのページをチェック!
『N-1デッキジャケット』
TAN
NAVY
N-1 DECK JACKET
ミリタリーマニアからアメカジユーザーまで幅広い層から人気を集める『N-1デッキジャケット』を「ヒューストン」が完全再現。表地には遮風性の高いオリジナル素材のヘビーピケを使用。裏地や襟には、アクリルボアが施されており、袖の内側にはリブを採用している。本モデルは、クラシックなゆとりのあるシルエットだ。タン、ネイビー、オリーブドラブ、ブラック、グレーの全5色が展開されている。
「ヒューストン」の『N-1デッキジャケット』に関しては、今回紹介した「カモフラモデル」と「通常モデル」、その他にも数多くのモデルが存在するので、ぜひとも注目してほしい。