第二次世界大戦中にアメリカ海軍に着用されていたレインパーカー(WET WEATHER PARKA)の初期型モデルを「ヒューストン」流にアップデートさせた注目作『W/Rレインパーカー』。素材には、撥水加工を施したピケ素材を使用し、見た目も着心地もタフな一着となっている。
『W/Rレインパーカー』とは?
『W/Rレインパーカー』という名称自体は、今回紹介する「ヒューストン」製のレインパーカーの商品名だ。
この「ヒューストン」製のレインパーカー『W/Rレインパーカー』のデザインモチーフとなっているのが、実際に第二次世界大戦中にアメリカ海軍に着用されていたレインパーカー『WET WEATHER PARKA』の初期モデルである。
初期モデルの『WET WEATHER PARKA』の大きな特徴としては、フロントに金属製のフックが採用されていたことが挙げられる。また、ショルダー部分がラグランスリーブ仕様という点も見逃せない特徴のひとつだ。当時の使用用途としては、雨天時の甲板上での作業時などに着用されていたようだ。
この初期モデルの『WET WEATHER PARKA』の特徴的な仕様を忠実に再現し、デザインに取り入れつつ、さらに現代に着やすいよう多彩なアップデートを施した一着こそ、今回紹介する「ヒューストン」製の『W/Rレインパーカー』なのだ。
『撥水加工』が施されたピケ生地を使用
撥水加工にも様々な加工があるが、今回紹介する「ヒューストン」製の『W/Rレインパーカー』に関しては以下。
撥水加工=W/R(Water Repellent(ウォーターリペラント)
ウォーターリペラントとは、撥水加工の1つで、布地が水を弾くようにしたもの。撥水加工を施した布地は、通気性が損なわれないため、蒸れにくいという利点がある。ちなみに、まったく水を通さない防水仕様(ウォータープルーフ)とは別物なので注意したい。
「ヒューストン」製
『W/Rレインパーカー』の特徴は?
撥水加工が施されたピケ素材
ボディには、オリジナルヘビーピケ素材に、撥水加工を施したスペシャルな生地を使用。やや光沢感があり、上品な雰囲気も。
裏地はブランケット生地
ライニングには、アクリル素材のブランケット生地が配される。防寒性もしっかりと確保している。
絶妙なサイズ感のフード
固定式のフードは、大きすぎず、小さすぎずの程よいサイズ感となっている。スナップボタンにより、顎下まできっちりと留めることができる。
金属製のフック
フロント上部には、4つの金属製フックを装備。フロントジッパーの上に配されたウィンドストッパーを、フックで固定させるといったシステムだ。フック自体のデザインにもこだわり、実物を忠実に再現している。
「IDEAL」社製のジッパー
フロントジッパーには、堅牢な「IDEAL」社製のジッパーを使用。
内側にもウィインドストッパー付き
ジッパーの内側にも風の侵入を防ぐためのウィンドストッパーを装備。フロントの上部に関しては、金属製のフックが配されたウィンドストッパーもあるため、2重で風の侵入を防ぐことができる。
両サイドにスラッシュポケット
フロント両サイドにはスラッシュポケットを装備。スムーズに手を差し込める角度となっており、さらに、ポケット口は収容物が落ちにくい構造を採用している。
脇下にベンチレーション
両脇下には、各2つのホールが配されたベンチレーションを装備。内部に溜まった蒸れを放出することができる。
袖口の調節が可能
袖口にはベルトが配され、ボタンの掛け替えにより、袖口幅の調節が可能。デザインのアクセントとしても効いている。
裾裏にドローコード付き
裾裏には、ドローコードが配されており、シルエットの調節が可能だ。裾下から侵入する寒風を防ぐことができる。
『W/Rレインパーカー』
OLIVE DRAB
NAVY
TAN
W/R RAIN PARKA
撥水加工が施された堅牢なピケ生地を使用したレインパーカー。第二次世界大戦中にアメリカ海軍で採用されていた「WET WEATHER PARKA」の初期モデルをデザインモチーフに、現代的にアップデートさせた注目作だ。フロントに配された金属製フックやラグランスリーブの仕様など、実物モデルの特徴的なディテールを忠実に再現している。裏地にはアクリル素材を使用したブランケット生地を配し、防寒性もしっかりと確保。袖口や裾の幅が調節できるなど、実用性にも優れた仕上がりとなっている。雨を弾く素材、風の侵入を防ぐ仕様などは、街着として活躍するのはもちろん、バイク乗車時やアウトドアシーンでも活躍してくれそうだ。カラーは、オリーブドラブ、ネイビー、タンの全3色を展開。
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