整形外科
骨、関節、神経、筋など運動器の疾患、外傷などを対象に治療を行う診療科です。
具体的には四肢の骨折、靭帯、腱の損傷、打撲、切創などの外傷と変形性関節症や変形性脊椎症などの変性疾患、関節リウマチなど炎症性疾患、椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などの脊椎疾患、先天性疾患、スポーツ障害、腱鞘炎や関節痛、筋痛、また骨肉腫に代表される生命にもかかわる骨腫瘍まで範囲は多岐に渡ります。
近年どの分野もそれぞれ治療法は進歩し専門的になり残念ながら当院でそのすべてをカバーすることは困難です。ただ地域医療においてすべての方が高度専門治療を必要としているわけでありません。まずどこが悪いのを診察、検査を通じて診断、当院で対応可能な治療は専門治療も含めできるだけ地元の当院で行っていただき、対応困難な病状の方は専門施設などをご紹介させていただきます。
特に当院にはCT、MRI、骨シンチグラフィー、神経伝送速度測定装置、全身骨密度測定装置などの機器検査が完備されており必要に応じてそれらを使い検査をすすめさせていただきます。
当科の特徴・特色
整形外科常勤医は令和3年度より3名の常勤医(1名回復期リハビリ病棟担当)と4名の非常勤医で整形外科全般の治療を行っております。牧之原、吉田地域唯一の整形外科入院可能な施設として、まず地域の骨折をはじめ整形外科疾患をできる限り当院で治療していただけるように努力しています。
高齢化がすすみ高齢者の骨折が特に増えています。特に大腿骨近位部骨折で入院手術が必要な方はこの地域で2日半に1回の頻度で発生します。また橈骨遠位端骨折という手関節部の骨折の手術も増えています。
整形外科では昨年約780件の手術を行いました。腰椎圧迫骨折なども必要症例には手術を行うこともありますし、高齢者の安静保存的治療も新設の地域包括ケア病棟を活用して入院治療を行っております。また自院内に回復期リハビリテーション病棟を開設しておりますので、脊椎、下肢治療後のリハビリ入院も対応しております。(適応疾患と期限に法定制限がありますので詳しくはご相談ください)
腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症など脊椎疾患も多く、浜松医大から脊椎専門の先生を週2回派遣していただき、手術件数は増加しほぼ毎週脊椎手術を行っています。
医師の増員に伴い人工関節置換術なども今後可能な限り積極的に対応していきます。
リウマチ学会専門医も在籍しており対応していきます。
担当医のご紹介
- 院長 整形外科部長
- 森田 信敏(モリタ ノブトシ)
役職 | 院長 整形外科部長 |
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専門分野 | 整形一般、手の外科 |
資格・専門医 | 日本整形外科学会専門医 日本整形外科学会認定リウマチ日本整形外科学会専門医 日本整形外科学会認定リウマチ医 日本整形外科学会認定スポーツ医 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医 日本リウマチ学会認定医 日本手の外科学会専門医 |
所属学会 | 日本整形外科学会 日本手の外科学会 日本リウマチ学会 中部日本整形災害外科学会 中部日本整形災害外科学会評議委員 |
履歴 | 近畿大学(1989年卒) |
- 部長
- 上久保 和明(ウエクボ カズアキ)
役職 | 部長 |
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専門分野 | 整形外科一般・関節、リウマチ膠原病 |
資格・専門医 | 整形外科専門医 認定運動器リハビリテーション医 日本リウマチ学会専門医 内科学会認定医・専門医 プライマリケア学会学会認定医・家庭医療専門医 |
履歴 | 筑波大学(2002年卒) |
お気軽にご相談ください。
- 部長
- 奥田 洋史(オクダ ヒロフミ)
役職 | 部長 |
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専門分野 | 整形外科一般 |
資格・専門医 | 日本専門医機構 整形外科専門医 日本整形外科学会認定リハビリテーション医 日本整形外科学会認定スポーツ医 日本骨粗鬆症学会認定医 |
履歴 | 京都府立医科大学(2004年卒) |
- 非常勤
- 大江 慎(オオエ シン)
役職 | 非常勤 |
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専門分野 | 脊椎・脊髄外科 |
資格・専門医 | 日本整形外科学会専門医 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医 脊椎脊髄病指導医 |
所属学会 | 日本整形外科学会 日本脊椎脊髄病学会 日本側弯症学会 日本成人脊柱変形学会 日本腰痛学会 日本脊椎インストゥルメンテーション学会 中部整形災害外科学会 Asia Pacific Spine Society 国際頚椎学会日本機構 |
- 非常勤
- 堀田 健介(ホッタ ケンスケ)
役職 | 非常勤 |
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