2022年、けやき棟開設10周年を記念したアートプロジェクト「ボタニカルホスピタル けやきの森にあつまるいのち」を実施しました。本動画では、プロジェクト内で開催した企画展とシンポジウムの様子をご覧いただけます。
筑波大学附属病院けやき棟の開設10年を記念して「ボタニカルホスピタルけやきの森にあつまるいのち」と題し、シンポジウムと企画展を開催します。本院では患者さんやご家族、そして職員に向けた環境整備の一環として筑波大学芸術系との協働によりアート&デザインを導入しています。はじまりは2002年。「医療の場も生活の場である」という、ある芸術系教員の気づきからでした。2005年には学生チーム「アスパラガス」が発足、2007年には生命力あふれる空間「アートステーションSOH(seeds of humanity)」が生み出されました。2012年のけやき棟開設にともない「病院のアートを育てる会議」がスタートし、院内のアート&デザインは多岐にわたるかたちで続いています。こうして20年前に院内にまかれたアートの種が多くの手で育ってきたことから「植物」とそれにともなう「生態系」をテーマに院内の各所で作品やプロジェクトを展開します。無機質になりがちな療養環境に植物の彩りや生命力を吹き込み、人間性に寄り添う環境になることを目指します。シンポジウムでは、これまでの活動を振り返りながら、医療にとってアートやデザインはどのような力があるのかを改めて検証していきます。企画展は病院を利用する方に向けた企画になりますが、シンポジウムはどなたでもご参加いただけます。
チラシをダウンロード
●日時:2022年12月17日 (土) 13:30-16:30(13:00開場)
●場所:筑波大学附属病院 桐の葉モール2階 講堂
●定員:100名
●参加費:無料
筑波大学附属病院の活動を振り返り、医療現場におけるアート&デザインの力とは何かを検証し、考えていきます。第一部では初期の活動に尽力した関係者、第二部ではそれを受け継ぎ現在の活動を育てる関係者が登壇します。
●登壇者
第一部 病院のアートの種をまく
・五十嵐徹也(元筑波大学附属病院長)
・白川洋子(茨城県看護協会長/元筑波大学附属病院看護部長)
・蓮見 孝(筑波大学名誉教授/札幌市立大学名誉教授)
・貝島桃代(スイス連邦工科大学チューリッヒ校教授/アトリエ・ワン主宰)
・小中大地(アーティスト)
・大政 愛(はじまりの美術館学芸員)
第二部 医療にとってアートの力とは?
・原 晃(筑波大学附属病院長)
・篠崎まゆみ(筑波大学附属病院副病院長/看護部長)
・福島紘子(筑波大学附属病院小児科医師/講師)
・松﨑仰生(筑波大学附属病院アートコーディネーター)
●モデレーター
村上史明(筑波大学芸術系助教)
岩田祐佳梨(チア・アート理事長)
[お申込み]
下記より必要事項をご記入のうえ、お申込みください。
https://forms.gle/U3K3FebCPg7rtzHg7
※定員になり次第締め切ります。
※感染状況によりオンラインで開催する場合がございます。
※12月1日(木)に開催形式をご案内いたします。
※どなたでもご参加いただけます。
●日時:2022年12月1日 (木) ~2023年5月31日 (水) ※展示によって会期は変更予定
●場所:筑波大学附属病院 けやき棟ほか
●参加アーティスト:
・学生チーム「アスパラガス」
・會澤優花、鹿山卓耶、木﨑由実子、佐藤萌、野口珠希、羽室陽森、町野紗恭(彫塑領域学生有志)
・立体加工基礎演習学生有志
・小中大地
・澤田亮(村上史明研究室)
・江崎聖桜
・浦山直也、大平香純、高木桜子、田内優梨奈、本田穂ノ美、宮川嵩広(書領域学生有志)
・星美加+西洋美術技法演習「テンペラ技法」学生有志
けやき棟を舞台に筑波大学芸術系や附属病院に属する約10組のチームが油絵、彫刻、書、壁 画、アートプロジェクトなどさまざまなかたちで展示を行います。
※本展は、病院利用者へ向けた展示となっております。一般の方のご来院はお控えください。展示内容は随時ウェブサイトにて公開予定です。
※展示会期はアーティストによって異なります。詳しくはウェブサイトをご覧ください。
筑波大学附属病院 整備推進課
〒305-8576 茨城県つくば市天久保2-1-1
hsp.suishin@un.tsukuba.ac.jp