Check1なんで内見が必要なの?
A.物件は実際見てみないとわからない
不動産会社で手渡される間取り図を見ただけで契約を決めてしまうのは、後々トラブルのもとになりがちです。時間ごとの日の当たり具合や駅からの道のり、周辺の環境などは、実際に行ってみないとわかりません。「日当たり良好!」と書いてあるにもかかわらず、良好なのは正午前後の1時間だけ、といったこともあり得ます。住まいは生活そのものを左右します。ぜひ内見(下見)をしてから決定しましょう。
内見は何度でもOK!
行く前に日当たりや周辺の商業施設など、どうしても譲れない条件を書き出しておきましょう。内見は不動産会社へ何度お願いしても大丈夫です。「忙しそうなのに悪い」といった心配は無用です。一方で不動産会社は3件ぐらいを目安として物件を紹介しています。1件目は借主の希望している物件、2件目はその条件に似た物件、3件目はおすすめの物件といった順番を決めていることも多いようです。おすすめされたらその理由を確認しましょう。
Check2どうやって内見に行くの?
A.不動産屋さんが案内してくれます
まずは気になる物件を紹介してくれる不動産会社に内見を依頼しましょう。そうすれば先方が、内見可能な時間や見て行く順番を段取りしてくれるはずです。時間は1カ所につき30分から1時間はみておきましょう。そのため1日に3~4件が限度です。それ以上だと、それぞれの物件の印象があやふやになったり、後半の物件を見に行くときが夕方になったりで、日当たりなどの情報を正確に得ることができません。
「不動産屋」→「スケジュール合わせ」→「内見へ」
スケジュールは余裕を持って!
内見は最寄りの駅から歩いて行くのが基本です。そうすれば信号の待ち時間などを含めた実際の徒歩時間や周辺の様子を確認することができます。不動産会社のクルマで行く場合は、帰りだけでも歩いてみましょう。そのためスケジュールはある程度余裕が必要です。焦って見て回ると肝心なことを見落としてしまうかもしれません。どうしても急いで回らなければならない場合は、当日の契約は避け、じっくり検討した後日にした方がいいでしょう。
Check3内見では何を見るの?
A.ここに住んだ自分を想像してみよう!
事前に用意した日当たりや騒音などどうしても譲れない条件をクリアしているかをチェックします。問題ないようなら次はそこに住んでいる自分を想像します。朝起きて、身支度をして、出かけるまでの導線がスムーズにいくのか。携帯の電波は通じるのか、お気に入りの家具は設置できるのか、管理状況を見るためにゴミ置き場が清潔かどうかも重要です。気に入った部屋があったら、夕方以降の周辺の様子も見ることができればベターです。
家具のサイズは測っておこう!
内見へ行くときは、筆記用具、コンパス(スマホのアプリでも可)、カメラ(携帯・スマホでも可)、メジャーを持っていきます。帰宅後に記憶の整理ができるよう各部屋の印象や部屋の方角をメモし、撮影もします。家具や冷蔵庫など大型の持ち物のサイズはあらかじめ測っておき、現地に設置可能かメジャーで確認。また、耐震性に関しては住宅性能表示制度の等級2以上は欲しいところです。不動産会社に聞いてみましょう。駐輪場など個別のニーズがあるときはそちらも要チェックです。
これをチェックすれば安心!賃貸物件採点リスト
まとめ
100%満足できる物件はなかなかありません。条件の優先順位を予め考えておくと内見がスムーズです。また、何度か足を運んで見ることで入居後のミスマッチも少なくなります。
自分が住むことになる家なので、納得するまでじっくり見せてもらいましょう!