お気に入りの物件を見つけたら、不動産会社への問合せとなりますが、その先の対応が不安でなかなか問合せする気になれない人も多いようです。そこで今回は、その不安を解消するべく『問合せた後の内見から契約までの流れ』を教えます。

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検索で見つけて気に入った物件が、現在も空いているとは限りません。少しでも気になる物件があれば、取扱い不動産会社にすぐ問合せをして、現在も入居可能かどうかを確認することが大切です。

 

さらに確認した時点で空いていても、いつまでも空いているとは限らないので、できれば内見も早めに予定しておくのがオススメです。

 

問合せ

問合せ

 

お問合せフォームで問合せをすると、不動産会社からメールや電話で連絡がもらえます。

 

お問合せをする時に、メールと電話のどちらかで連絡して欲しいという希望がある場合は、問合せの際に備考欄に記載しておきましょう。

 

また、備考欄ではご希望の連絡時間帯や見学希望日時、希望条件、質問なども伝えられるので安心です。

 

連絡をもらう

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不動産会社では、問合せした物件だけでなく、他にも条件が合う物件があるかを探してもらえます。その中から3~5件程度を選んで実際に内見に出かけます。

 

内見では、実際に見なければわからないところをしっかりとチェックしましょう。

 

例えば、日当たりやお風呂やキッチンのシンクの広さ、さらに冷蔵庫や洗濯機の置き場置き場所のサイズなども間取りを見ただけではわかりません。部屋のニオイや周辺の環境などとも合わせて、しっかりチェックするようにしましょう。

 

内見

内見

内見で持って行きたいもの

  • 賃貸物件の間取り図
    不動産会社からもらった部屋の間取り図は必ず持参しましょう。間取り図に記載された情報と、実際の部屋に違いがないかを確認します。
  • 筆記用具
    1日に複数の物件を内見する場合、間取り図やメモ帳に気になったことなどをメモします。測定したサイズなども書き込んでおけば、実際引越しする際に便利です。
  • メジャー
    冷蔵庫や洗濯機、ガスコンロ、カーテンなどのほか、大きめの家具を配置するスペースがあるかなどを確認します。また、家具や家電が玄関や廊下を通って搬入できるかどうかも、しっかり確認しておきましょう。
  • カメラ
    部屋の雰囲気や窓から見える風景を撮影しておけば、後で再検討するときに見比べることができます。また、入居したら退室のときに備えて、すぐにキズや汚れなどを撮影しておきましょう。
  • コンパス
    間取り図に記載されている方角が間違っていないとは限りません。コンパスを使って、実際に自分で確認します。

 

物件が決まっても、すぐに入居できるわけではありません。まずは入居の申込みをし、契約手続きに必要な書類を準備します。場合によっては申込金も支払います。契約手続きの際は、後日改めて不動産会社へ出向くという形式がほとんどです。

 

契約当日は、時間がかかりますので、余裕(3~4時間)をもっておくようにしましょう。決してギリギリのスケジュールで契約書を読むことも無くハンコを押すことがないようにしましょう。

 

契約が必要

契約が必要

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契約手続きに必要な書類は、不動産会社によって違ってきますので、事前にしっかりチェックしましょう。

 

特に、家賃が銀行引き落としやクレジットカード払いの場合には、銀行口座・銀行印やクレジットカードの情報も必要となってきます。

 

また、賃貸契約の際には、成人であっても、保証人の署名・捺印が要求されます。早めに候補を見つけ、相談しておくことがおすすめです。

契約手続きに必要な一般的な書類とは?

  • 住民票/印鑑証明(印鑑)
    市区町村の役所に行けば手に入りますが、平日しか開いていないところもありますので、早めに準備しておきましょう。
  • 収入を証明するもの(源泉徴収票、確定申告書、支払証明書など)
    会社員なら源泉徴収票があれば大丈夫でしょう。通常、会社に依頼すれば交付してくれます。フリー・自営業の場合には、その年の確定申告書、納税証明書などを代わりに提出することになります。
  • お金
    契約時にお金を支払う場合もありますので、契約時に必要な金額を確認の上、しっかりそろえて出かけるようにしましょう。

保証人って?

 

賃貸借契約の際には、成人であっても、保証人の署名・捺印が要求されます。保証人を依頼する相手として、一番確実なのは親です。その他、親戚・会社の上司などでも大丈夫でしょう。

 

通常、契約することが決まると、不動産会社から手渡される書類に保証人直筆の署名・捺印が必要ですので、保証人が遠方にいる場合は、これを郵送でやりとりすることになります。

 

そうした理由から、親が遠方(実家)に住んでいる場合などですと、近くの親戚などのほうが望ましい場合もあります。

 

また、保証人には、万が一家賃の支払いができなくなった場合などに本人に代わって支払い義務が発生しますので、当然「支払い能力があるか?」という点を細かくチェックされます。

 

たとえば、実の親でもすでに定年を迎えていて隠居生活という場合には、かえって上場企業に勤めている親戚の方がスムーズということもあります。

 

どちらにしても、保証人の勤め先、収入など細かく記入を求められる場合がほとんどですので、引越しを考えたら早めに相談をしておき、必要事項を前もってメモしておくとよいでしょう。

 

賃貸借契約書や重要事項説明書などに署名・捺印をして、お金を支払います。これで、いよいよ契約完了となります。

 

署名・捺印する時は、しっかり契約書を読んでチェックします。疑問点があった場合は、その場ですぐに確認しましょう。決してあやふやにしないようにすることが大切です。

 

これらは、通常2枚作成し、先方(大家もしくは不動産会社)とあなたがそれぞれ保管することになります。

 

署名、捺印をする

署名、捺印をする

契約書への署名・捺印時にチェックしておきたいポイント!

  • 家賃・支払い方法
    家賃など事前の説明通りか? そして毎月こちらから振り込むのか、引き落とされるのか、それとも大家に直接払うのかなどをチェックしましょう。
  • 更新料
    通常2年契約がほとんどです。そして、更新の際には「更新料」が発生する場合があります。大体家賃の1ヶ月分というのが大半ですが、例外もあるので、しっかりとチェックしましょう(なお、住宅金融支援機構融資の物件では、礼金と同様、大家は更新料を請求できません)。
  • 禁止事項
    貸借権の譲渡・転貸や、構造または造作の変更、本来の目的以外の使用、ペット飼育の禁止などの禁止項目が記載されています。これらに違反すると、退去を命じられても文句は言えないので、これも事前に必ずチェックしましょう。
  • 契約の解除
    もし家賃の滞納、または何らかの問題があったなどの理由により、大家側で契約解除を宣告できる事例が書いてあります。何ヶ月以上滞納すると契約解除を宣告されるかなどはケースによって違うので、チェックしておきましょう。
  • 解約
    解約をする際にはいつまでに申し出る必要があるかが記載されています。1ヶ月前のところもあれば、2ヶ月前に言わなければいけないところもあります。これを失念すると、次回の引越し時に思わぬ出費がかさむこともあるので注意しましょう。
  • 敷金返還
    記載があれば必ずチェックしましょう。退去時の「立ち会い」で部屋の著しい破損・汚損などによって修繕費が発生した場合、敷金から差し引かれるのが一般的ですが、あらかじめ「賃料の〇%あるいは〇円は部屋の補修に充てる」などという記載がある場合もあります。
  • 特約条項
    ここに何か記載がある場合は必ずしっかり内容を確認しておきましょう。特記してあるということは、大家側が重きを置いている内容です。楽器の使用・ペットの飼育・子ども不可などの条件が特約条項に改めて明記してある場合もあります。少しでも引っかかる場所があれば、納得できるまでよく確認しましょう。
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契約手続きが完了したら、不動産会社から鍵を受取り、いよいよ入居ができるようになります。

 

ただし、生活するためには、電気・ガス・水道などが必要です。不動産会社から資料などがもらえますので、電話やWebで引越し前に手続きを済ませておくようにしましょう。

 

鍵の受取り

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更新日: / 公開日:2013.11.18