2LDKとはどんな間取りなのでしょうか? どんな家族構成に向いているの?
今回は、2LDKの間取りについて解説。2LDKの特徴的な5つの間取りから、それぞれの部屋の特徴や住み心地、どんな間取りにどんな家族構成がおすすめなのか、などを紹介します。
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2LDKとは?
2LDKは、リビング・ダイニング・キッチンが1つの空間にあり、他に居室が2つある間取りを指します。
賃貸アパートのほか、マンションまで、さまざまな集合住宅で採用されている間取りです。一人暮らしでもファミリーでも、さまざまな家族構成に対応できるため人気の高い間取りといえるでしょう。
2LDKを選ぶ際のポイントは?
LDKタイプでは、一般的にリビングがゆったりしているのがポイントです。そのため、家族で過ごす時間が多い家族には、LDKはおすすめ。
ただ、同じ「2LDK」でも、リビング次第で使い勝手は変わってきます。間取りを選ぶ際は広さだけでなく、リビングの位置と形もチェックしましょう。
代表的な5つの2LDKパターンを紹介します。暮らしに合った部屋を見つけられるかもしれません。
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2LDKに多い間取りを5つピックアップ。それぞれの特徴や間取りの見方、おすすめのライフスタイルについて紹介します。
1.使い勝手がよく物件数も多いハーフリビング型
2LDKで最もよく目にする間取りが、バルコニー側にリビングと部屋が半々に配置されたハーフリビング型。リビングにも部屋にも大きな窓があり、風通しのよい暮らしが実現できます。
共用通路側に部屋が1つありますが、こちらは玄関からすぐにアクセスできることもあって、プライバシーが高く、バルコニー側の部屋と棲み分けもしやすいです。
バルコニー側の部屋は、リビングとの間の壁が可動壁や襖なら、開放するとリビングと一体化でき、一人暮らしやDINKsやカップルなら、広々とした1LDKとしても利用できます。ファミリーで利用する場合は、バルコニー側の部屋はリビングにも近く、子ども部屋に利用するのもいいでしょう。
このタイプを選ぶ際は、リビングの間口をチェックするといいでしょう。バルコニー側にリビングと部屋が並ぶと、どうしてもリビングの間口が狭くなってしまいます。
間口から部屋全体を窮屈な印象に見せないためには、室内にダイニングセットやソファなどを置いたときに、通路分のスペースが確保できるか否か。確保できれば、空間にゆとりを感じられるはず。目安にしてみては?
2.リビングの快適性を重視するならフルリビング型
間口いっぱいにリビングを配置するフルリビング型。こちらは、分譲マンションでよく見られる間取りです。賃貸アパートでもこの間取りは多いです。間口いっぱいのリビングは開放感抜群。寝室よりもリビングの快適さを優先する方におすすめの間取りです。
リビングの快適性を優先した間取りなので、2つの部屋は共用通路側や窓がない場合が多いです。しかし、共用通路側は玄関からすぐにアクセスできるプライバシーが高い部屋といえるでしょう。また、リビング寄りの部屋の場合、壁が可動式などであれば、リビングと一体化して利用ができ、より広いLDKを実現することも。
窓がない部屋の壁を開放すれば、大きなリビング空間がある1LDKにした場合、一人暮らし、カップル、DINKsにおすすめ。窓がない部屋を子ども部屋にすれば、ファミリーも快適に暮らせます。ただし、窓がない部屋は、個室利用には不向き。カップルなどで1人1部屋という場合やルームシェアには不向きです。
このタイプを選ぶ際のチェックポイントは、窓がない部屋の快適性と利便性です。リビングとの間の壁を開放できれば利便性も高くなります。
3.寝室の快適性を重視するなら寝室型
バルコニー側に寝室のみを配置した寝室型で、小規模な賃貸アパートに多く見られるタイプです。リビングよりも寝室の快適性を重視した間取りとなっています。
このタイプの場合、廊下がなく、玄関から入ってそのままLDKになるパターンもありますが、使い勝手は廊下があってもなくてもそれほど変わりません。
玄関から2つの部屋まで行くのに、リビング・ダイニングを経由するので、入居者同士のコミュニケーションがとりやすく、とくにルームシェアやファミリーには使い勝手が良い間取りです。また、カップルやDINKsのように、個々の専用の部屋が欲しい場合にも適しています。
このタイプを選ぶ際のポイントは、リビング・ダイニングの快適性。
2つの部屋はバルコニー側にあるので、快適性は申し分ありませんが、リビング・ダイニングは、共用通路側に配置されることが多いので、2つの部屋ほど快適ではありません。リビング・ダイニングの快適性も多少なりに求める場合は、共用通路側の環境もチェックするといいでしょう。
4.どの部屋にも快適性を求めるなら横並び型
こちらは、リビング・ダイニングも2つの部屋も快適性を求める方におすすめのタイプです。奥行きよりも間口が広い間取り。
主要なすべての部屋がバルコニーに面しているので、どの部屋も快適性は高いです。廊下があるものもありますが、使い勝手は廊下があってもなくてもそれほど変わりません。
さらに、リビング・ダイニングと2つの部屋との間の壁が可動壁や襖なら、利便性がとても高い間取りになります。通常は2LDKでも、壁を開放すれば1LDKやワンルームすることも。
このタイプは、一人暮らし、カップル、DINKs、ファミリー、ルームシェアまで、さまざまな入居者のニーズを満たしてくれる間取りです。奥行きより間口が広い間取りは、間口が限られる賃貸アパートでは少なめ。希少価値の高い間取りともいえます。
このタイプを選ぶ際のポイントは、間口の広さ。もともと間口が広い間取りですが、それでも間口が狭めだと、どの部屋も狭く感じてしまいがちに。このタイプを検討する場合、より間口が広いものを選ぶとより快適性が高いでしょう。
5.リビングと寝室を明確に分けるならメゾネット型
最後に紹介するパターンは、住戸を上下に分けたメゾネット型。住戸内に階段がある2階建てのスタイルです。
デザイナーズマンションで多く見られるタイプですが、2LDKの場合、低層賃貸アパートにも取り入れられ、いわゆる長屋のようなテラスハウスで多く採用されていることが多いです。その場合、1つの階層に水回りとリビング・ダイニング、もう1つの階層に寝室などの部屋を配置されている間取りが一般的です。
リビング・ダイニングには階段があり、集合住宅でありながらも一戸建てのような雰囲気を味わえます。リビング・ダイニングと寝室を、上下階で明確に分けることができ、住環境を重視した間取りので、一人暮らしにはやや部屋数をもてあますことも。
おすすめの家族構成は、ルームシェアやファミリーです。カップルやDINKsの場合は、2つの部屋を寝室と書斎のように使い分けると、利便性が高くなるのではないでしょうか。
このタイプを選ぶ際のポイントは、上下階にどの部屋が分けられているか、です。利便性を考慮すると水回りは同一階層にあるものがおすすめ。快適性を考慮すると寝室は別の階層に分けられているものがいいでしょう。
2LDKの間取りはリビングと2つの部屋の配置がポイント
2LDKを検討する場合は、リビングと2つの部屋の配置がポイントです。メゾネット型のように物理的に分けるものもあれば、横並び型であれば、1部屋をリビングと一体化できるなど、空間をより広く活用できます。
ルームシェアなら2つの部屋のプライバシーが高い「寝室型」「横並び型」「メゾネット型」、カップルやDINKsなら、間取りの自由度が高い「ハーフリビング型」「フルリビング型」「横並び型」がおすすめ。
ファミリーならどのパターンでも使い勝手が良いですが、強いて言えば「寝室型」「ハーフリビング型」「フルリビング型」が使い勝手がいいでしょう。
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- 2LDKはLDKに2つの部屋がある間取り
- 間取りを選ぶ際は広さだけでなく、リビングの位置と形もチェック
- リビング側の部屋の壁が可動式なら開放してより広いリビングにすることも
- リビング重視、寝室重視などライフスタイルで間取りの選び方が変わる
- 2部屋あるのでルームシェアやDINKsに比較的向いている
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更新日: / 公開日:2018.12.21