時期に応じて、物件数や価格、入居のしやすさなど、変化はあるのでしょうか。実際に新築分譲一戸建てを購入した480人に聞いた結果をご紹介します。

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まず引越しをする人が多いと思う月は「3月」63.8%で突出して1位となりました。

 

それに伴い、物件数が多いと思う月、物件価格を交渉しやすいと思う月、すぐに入居しやすい月も3月に回答が集中しています。

 

あなたが考える良いと思う月【単一回答】(n=480)

あなたが考える良いと思う月【単一回答】(n=480)

 

こうして見ると、3月は絶好のタイミングのように見えます。しかし一方で「引っ越し代が高かった」「引越し業者の空きがなかなか無くて、費用が高かった」という人もいるようです。

 

家族の事情や物件価格を優先するのか直近の引越し代を優先するのかによって、考え方が異なります。

 

もちろんこの答えは新築分譲一戸建ての購入経験者が考えるタイミングなので、実際には不動産会社の方針によっても異なるようです。あくまで参考としてご覧ください。

 

では実際に物件を購入して入居したのはいつだったのかというと、3月、5月、12月が1割程度と比較的多い傾向にありますが、必ずしも3月に集中しているとは言い切れないようです。

 

購入した住まいに入居した月【単一回答】(n=480)

購入した住まいに入居した月【単一回答】(n=480)

 

それぞれの時期によって、良い視点と悪い視点があります。1月から12月まで引越したタイミングごとに良かったこと、悪かったことをご紹介します。

 

■1月
「1月に引っ越したが寒くて荷造りが大変。雪の日に引っ越したのも大変だった」(37歳女性)
「1月の引越しは手続きがしやすかった」(33歳男性)

 

■2月
「2月に引っ越した。引っ越しと新学年スタートが重なるよりは、新居に少し慣れる時間があってからの新学年でよかった」(42歳女性)
「2月に引っ越しした。大雪が降っていて、仙台から福島への引っ越しだったが、引っ越し業者のトラックが高速道路通行止めのため、1日延期になった」(30歳女性)

 

■3月
「3月に引っ越したが天気が良くてよかった」(44歳男性)
「3月後半だと、転勤などで、引越しする人が多く、引越業者がなかなか決まらなかった」(42歳男性)

 

■4月
「5月に結婚したが、引っ越しの手間などを考え、家賃は余分にかかったが4月に引っ越した。ゆっくりと新生活を始めることができた」(36歳男性)
「4月の上旬に引っ越して、ちょうどタイミング良く入園に間に合ったから良かったが、3月下旬の方が引っ越し費用は上がるが、ドタバタせず出来ると思う」(28歳男性)

 

■5月
「5月の引っ越しは、シーズンがすぎていたためか安かった」(39歳男性)
「5月に引っ越した。暑くもなく寒くもなく家族の体調が崩れることもなく無事に過ごせた」(45歳女性)

 

■6月
「6月に引っ越しした。暑くなく、寒くなる前でよかった」(28歳女性)
「6月は梅雨で失敗した」(49歳男性)

 

■7月
「暑さが厳しくなる前の7月上旬でよかった」(40歳男性)
「7月に引っ越ししたが、思ったより暑く、片付ける気力がなかなかわかなかった」(33歳女性)

 

■8月
「8月に引っ越しした。夏休みと併せて一気に休みが取れるのがよかった」(39歳男性)
「8月に引越しした。殺人的な暑さに参った。もう2度と引越ししたくない」(40歳女性)

 

■9月
「9月引っ越し落ち着いてからクリスマスと新年を迎えられた」(40歳女性)
「9月に引っ越ししたため、幼稚園に途中入園できず、次の4月まで待つことになってしまった」(31歳女性)

 

■10月
「10月に引越した。年度末などの繁栄期に比べて引越業者も予約が取りやすい。年内に引越の片付けができそう」(29歳女性)
「10月に配偶者の転勤に伴い引っ越ししたが、子供にとっては学期や学年の途中なので、切の良い時まで待てばよかったと後悔した」(49歳女性)

 

■11月
「11月に引越した。引越してからも近所を本格的に寒くなる前に探索できよかった」(28歳女性)
「11月に引っ越した。落ち着いて年末が過ごせてよかった」(40歳男性)

 

■12月
「12月に引越しをしたので、年始に向けての片付けと引越しを同時に行うことができたのでよかった」(25歳男性)
「12月に引っ越した時は、引っ越した場所の違いによる寒さの違いで妻が体調を崩しがちになった。出来れば、春か秋に引っ越すのが気候的にベストだと思う」(33歳男性)

 

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最後に、住まい探しのプロセスで、後悔していることを尋ねました。

 

1位は「通勤ルートや通勤通学時間について、もっと調べればよかった」(15.0%)、
2位は「もっと色々な物件を見ればよかった(14.6%)、
3位は「子どもの入園先や通学先について、もっと調べればよかった」(13.3%)でした。

 

探す過程で後悔していること【複数回答可】(n=480)

探す過程で後悔していること【複数回答可】(n=480)

 

1位と3位には通勤と通学についての項目がランクインしています。

 

新築分譲一戸建てを購入した人の中では、物件のスペックを優先して、通勤時間が多少長くても耐えられると考えた人もいたのではないでしょうか。

 

毎日のことだから、本当に通えるのか、通学経路が危なくないかどうかもしっかり検証しておきたいですね。

【調査実施期間】2016年10月14日~16日
【調査対象者】事前調査で「過去5年以内に新築分譲一戸建てを購入した」と回答した人
【調査方法】インターネット調査
【有効回答数】480サンプル

 

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更新日: / 公開日:2016.12.27