スポーツ情報
皇居ランナーとは/ホームメイト
ランニングフリークをはじめ、部活動生や年配者などがこぞって集まる、国内でも有名なランニングスポットとされる皇居周辺。そのコースを走行することを「皇居ラン」と呼び、「皇居ランナー」は皇居周辺を走行するランナーの総表です。
皇居ランとは
都内の中心部に位置する皇居外週路をランニングコースとして利用するもの。平日の朝、夜はビジネスマンや近所のランナーの姿がお目見えする他、休日には1万人を超えるほどの人気ランニングスポット。このコースを利用した皇居マラソン大会も開催されています。ランニング人口増加に加え、2007(平成19年)年に開催された東京マラソンを機に、利用者が増加しました。また、ロッカーや更衣室、シャワールームなどを備えた「ランニングステーション」と呼ばれるランナー専用の施設も次々とオープン。仕事の行き帰りでも快適にランニングができるとあって、女性を中心に多くのランナーが愛用しています。
皇居ランコースの魅力
ランニングは遊歩道や河川敷など、どこでもできるスポーツですが、皇居外周路コースはわざわざ足を運ぶランナーも少なくありません。そこまでランナーを惹きつける魅力を探ります。
- 地下鉄の駅が密集し、都内のどのエリアからもアクセスが良く、オフィス街からも近い
- 都内の中心地にありながら大自然が広がる都会のオアシスとされ、四季により様々な景観を楽しみながら走行ができる
- 上記で述べたランナーサポート施設が充実し、公衆トイレも点在している
- 信号がないため、ペースを保ちながら走行できる
- コースは1周約5kmと、ビギナーでも完走しやすい距離なうえ、本格派ランナーも計測がしやすい
- 適度なアップダウンがあるため、トレーニング効果が高い
- 夜でも警官が警備しているため、女性や年配者でも安心してランニングを楽しめる
ランニングコース
皇居外周に沿い、内堀通りを走る約5kmのルートがスタンダードで、走る方向は半時計回りとマナーで決められています。最も人気を集めるコースなので、休日などはランナー渋滞が起こることもしばしば。皇居に隣接する北の丸公園や、少し足を伸ばして日比谷公園、赤坂御用池を巡るなど、気分や体力によってコースのバリエーションを変えられます。
皇居ランマナー
皇居ランニングを楽しむランナーが増えた反面、一部のランナーによるマナー違反行為や、一般歩行者や自転車とのトラブルが急増しています。ランナーだけでなく、訪れた観光客など、すべての人が安全で快適に利用できることを目的に「皇居周辺ランナーサポート施設等連絡会」により「皇居ランナーマナーの10の宣言」が提案されました。
- 左側走行を心掛ける
- 狭い道は一列で。追い抜きは避ける
- できるだけ反時計回りで、逆そうは避ける
- 混雑時はタイムにこだわらず、常にゆとりのあるペースを心掛ける
- グループ走は広がらず、大集団にならないように工夫する
- クールダウン、集団での立ち話し、そぞろ歩きなどで歩道をふさがない
- 音楽プレイヤーのボリュームは控える
- ゴミは必ず持ち帰る
- いつでも思いやりの心をもって走る
その他「歩行者優先」「スマートフォン使用など"ながら走行"をしない」など、最低限のマナーは守ることが鉄則です。