スキー場情報
上村愛子選手について/ホームメイト
上村愛子(うえむらあいこ)選手は日本のモーグル代表として活躍してきました。ウィンタースポーツのプレイヤーとしては数少ない紫綬褒章の授与者でもあり、冬季オリンピックでは長野から4大会連続入賞を果たしています。ワールドカップ年間総合優勝を日本人で初めて達成し、プライベートでもアルペンスキーの皆川賢太郎選手と結婚するなど、国民的な人気を持つプレイヤーです。
上村選手の生い立ち
兵庫県伊丹市で生まれた上村選手は、2歳で長野県に転居しました。転居場所がエコーバレースキー場の近くということもあり、3歳からスキーを始めるようになりました。最初はアルペンスキーを練習していましたが、中学2年時にカナダのウィスラーに旅行した際に観戦したモーグルスキーブラッコム大会で、ロシアのセルゲイ・シュプレツォフ選手や日本の里谷多英選手の滑走を観戦したことがきっかけで、モーグルへ転向することとなりました。
上村選手の戦績
1996年、高校1年生のときに初出場したワールドカップ最終戦のマイリンゲン大会で、初出場ながらも3位入賞という結果を残しました。2年後の長野冬季オリンピックで自身初のオリンピック参加を果たすと同時に、7位と好成績を出して日本中にその名を知らしめました。その後のソルトレイクシティー、トリノ、バンクーバー大会でも安定して上位に食い込んでいます。
ワールドカップでは、2002/2003年シーズンのレークプラシッド大会で初優勝を果たし、翌々シーズンのヴォス大会でも難易度の高い大技であるコークスクリューを決めて優勝しています。そして2007/2008年シーズンのワールドカップでは、猪苗代からバルマレンコまで5連勝という破竹の勢いを見せ、日本人発のワールドカップ年間総合優勝を達成しました。
オリンピック出場歴
上村選手がオリンピックで残した功績を紹介します。
- 長野冬季オリンピック(1998年)女子モーグル 7位
- ソルトレイクシティー冬季オリンピック(2002年)女子モーグル 6位
- トリノ冬季オリンピック(2006年)女子モーグル 5位
- バンクーバー冬季オリンピック(2010年)女子モーグル 4位
ワールドカップ出場など、主な戦歴
上村選手が1995/1996シーズンから2012/2013シーズンまで出場したワールドカップにおける主な功績を紹介します。
- ワールドカップ マイリンゲン大会(1995/1996シーズン)女子モーグル3位
- ワールドカップ レークプラシッド大会(2002/2003シーズン)女子モーグル優勝
- ワールドカップ2007/2008シーズン 女子モーグル総合優勝
- ワールドカップ ボス大会(2008/2009シーズン)女子モーグル優勝
- ワールドカップ 猪苗代大会(2009/2010シーズン)女子モーグル優勝
プライベート
2009年6月には、アルペンスキーの皆川賢太郎選手と結婚し、翌年のバンクーバー冬季オリンピックには夫婦で参加しました。結婚後、過去の実績を加味した有利な判定がされるよう公の場では、旧姓である上村のまま大会に出場していました。