スキー場情報
ヨーロッパのスキー場について/ホームメイト
北部はスカンディナヴィア山脈やペニン山脈(イギリス)など約2億年の侵食を受け、なだらかな古期造山帯が占めています。中部から南部にかけてはヨーロッパ中部を東西に横切るアルプス山脈など新期造山帯の急峻な地形が占めています。ここでは、この地形を活かしたヨーロッパのスキー場の見どころを紹介します。
北欧スキー場の楽しみ方
古期造山帯が多くを占める北欧には、標高の高い山が少ないため大きなスキー場は多くないものの、スウェーデンやフィンランドなど雪の多い地域には有名なスキー場が存在します。
オーレスキー場 (スウェーデン)
ワールドカップの常設会場であるオーレスキー場は、北欧随一のスキー場で、オーレスクタン(標高1,420m)を中心に標高差1,000mあります。首都ストックホルムから、飛行機でエステルスンド空港に飛び、そこから約100kmの位置にあります。
レヴィスキー場 (フィンランド)
レヴィスキー場は2013年現在、最北端のワールドカップの常設会場で、リゾート地としても栄え、ヨーロッパ各国から多くの観光客が集まります。山頂は標高560mと低いですが、コースが充実しているため長期滞在の場合でも飽きることなく楽しめます。スキー場から数分のところには、オーロラを見ることのできるスポットもあります。
アルプススキー場の楽しみ方
中部から南部にかけては、アルプス山脈の急峻な地形によるスキー場が世界中のスキーヤーに親しまれています。急で険しい地形のため、上級者向けのコースが充実しているスキー場が多く存在します。ここではアルプス地域でも有名なスキー場を紹介します。
シャモニースキー場 (フランス)
フランスとスイスの国境付近に位置し、氷河とヨーロッパ最高峰のモンブラン(標高4,810m)を眺めながらのスキーが人気です。観光地として栄えており、カジノを利用することもできます。自信がある方はヴァレーブランシュの氷河の上を滑り抜けることもできます。
ツェルマットスキー場 (スイス)
ツェルマットスキー場は、スイスとイタリアの国境付近、マッターホルンの麓に位置し、チェルビニアスキー場(イタリア)への連絡コースもあります。標高3,820mから標高差2,220m、コース総長350kmという広さはヨーロッパでも最大規模で、古くから高級リゾート地として栄えています。
サンモリッツスキー場 (スイス)
サンモリッツはスイス東部に位置し、世界中のセレブ達が集う高級リゾート地としても有名です。また湯治の街としても人気があり、スキーの疲れを高濃度の炭酸泉の温泉で癒やすことができます。
ドロミテスーパースキーエリア (イタリア)
総長距離1,220kmを誇るドロミテスーパースキーエリアは、周囲を3,000m級の山に囲まれイタリア東部に位置します。このエリアの中でも「コルティナ・ダンペッツォ」は、1957年のオリンピック開催地で屈指のリゾート地です。スキーヤーの目をひくような奇岩が点在するなど、自然を眺めることができます。