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リフトについて/ホームメイト

スキー場などがリフトをお客様に提供する場合は、国土交通省の鉄道事業法で定められている運行許可をもらわないと運行ができないようになっています。安全運行のため運休期間を設けて整備に時間を充てたり、事故や故障、災害が発生した際の救助の訓練をするなど、リフト事業者は常に安全対策に取り組んでいます。一方、リフトでの事故を防ぐためには、利用者側においても安全に利用する意識が必要です。ここではリフトの概要と安全な乗降の仕方について説明します。

リフトに乗るには~リフト券の種類

リフトに乗るには~リフト券の種類

まず、リフトの利用者はリフト券を購入する必要があります。

リフト券には一回券や回数券など乗る回数が限定される券と、一日券や半日券など時間内でなら何回でも乗れる券の2種類があります。長時間スキー場を楽しみたい場合には、一日券や半日券がお得です。

また最近では、リフト乗り場の混雑を解消するため、紙製のリフト券だけでなくICチケットタイプのリフト券もあります。ICチケットなら乗降口にあるゲートに、ICチケットをかざすのみでリフトを利用できます。

リフトの種類

一口にリフトと言ってもいくつかの種類があります。ここでは代表的な2種類のリフトを紹介します。

ゴンドラリフト

箱状の密閉された搬器(ゴンドラ)によって、利用者を運搬するリフトです。雪や風が当たらないので暖かく、スキー板やスノーボードを外して乗車するため安全です。主に、山頂までなど長距離運搬する際に設置されています。

チェアリフト(スキーリフト)

最も良く見かける椅子式のリフトで、1人乗りから6人乗りまであります。比較的、運搬距離が短い場合に設置されます。

安全なリフト乗降

リフトの乗降は安全、かつスマートに済ませたいものです。ここでは、スキーやスノーボードの初心者が苦労するスキーリフトの乗降について手順を説明します。

乗り方<スキー>

乗車位置でリフトを待ちます。

ストックを片手にまとめて持ちます。

ストックや板が手から滑り落ちたり、安全に椅子に座れなかったりするとケガにつながる可能性があるため注意しましょう。

板を進行方向に向け、真っ直ぐ揃えます。

振り返って向かってくるリフトを確認し、椅子を押さえながら座ります。

ストックを膝の上に揃えて持ち、安全バーがあれば安全バーを下ろします。

乗車中も椅子から落ちないよう、安全バーは必ず下ろします。

よくある失敗例

  • リフトの椅子の位置を確かめなかったため、うまく座れない(リフトにぶつかる)。
  • リフトに乗る際に、板が外れてしまう。
  • リフト乗車中にストックを落としてしまう。

降り方<スキー>

板を真っ直ぐ揃え、板の先の方を上向けます。

椅子を押さえながら立ち、ゆっくりと滑り出します。

他の人の邪魔にならないように、降車エリアから素早く移動します。

降りたあと、その場に留まったりすると、後ろから来る人とぶつかる可能性がありますのですみやかに移動しましょう。

よくある失敗例

  • 降りる際に、重心がリフトに残りすぎてこけてしまう。
  • 降りる際に、ウエアの紐などが椅子に引っかかってしまう。
  • 降りる際に、ストックが雪に引っかかって折れてしまう。

乗り方<スノーボード>

ボードから片足を外し、外した足の方のハイバック(ブーツのふくらはぎ部分があたる箇所)を倒します。ハイバックが立ったままだと、万が一転倒した際にケガをする可能性があります。

乗車位置でリフトを待ちます。

ボードを進行方向に向けます。

後ろからくるリフトを確認し、椅子を押さえながら座り、雪面から離れるまでボードを真っ直ぐに保ちます。

ボードが斜めになると雪面にひっかかり、リフトに挟まるなどして大変危険です。

安全バーがあれば安全バーを下ろします。

乗車中も椅子から落ちないよう、安全バーは必ず下ろします。

よくある失敗例

  • 複数人で乗る場合、互いのボードがあたってしまいリフトに乗れない。
  • 乗車位置に行くまでに、片足滑りでバランスを崩してしまう。

降り方<スノーボード>

ボードを真っ直ぐ揃え、接地面に対して板の先端を上に向けます。

降車エリアにボードを下ろし、ボードから外していた片足をボードの中央に乗せ、椅子を軽く押すようにしてゆっくりと立ち上がります。

他の人の邪魔にならないように、スケーティングしながら移動します。

よくある失敗例

  • 降りる前に、ボードが雪に引っかかってしまう。
  • 外してある方の足を、ボードではなく雪に踏み出してこけてしまう。

スキーと同様に、降りる際にこけた場合は、後続の邪魔にならないよう安全を確認しながらすみやかに移動しましょう。

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