冬の水泳プール[水泳場]情報
寒い冬こそプールに入ろう!デートにも利用できる温水プール
寒い冬は、雪などの悪天候に左右されない、暖かい屋内のデートをおすすめします。ただ、例えば屋内でも、ちょっと変わったところをデート場所に選んでみるのも新鮮です。そんなときにおすすめなのが屋内プール。冬のデートが楽しめるプールをご紹介します。
冬デートでプールが楽しめるスポット
冬にもプールを楽しめる施設は、全国各地に様々な種類があります。
公共施設の温水プール
全国には、市区町村が運営しているプールがあります。東京都江戸川区にある「江戸川区スポーツランド」は、プールやその他のスポーツが楽しめる複合施設です。屋内プールは大きさと深さが異なる二種類があり、朝から夜まで営業していて、仕事帰りに楽しむことが可能。軽食コーナーもあります。東京都多摩市の市立温水プール「多摩市立温水プール」は、ウォータースライダーがある屋内プールです。二基あるウォータースライダーの内一基は専用のボートを使って滑走。一人用と二人用があり、カップルで利用できますので、デートにぴったり。流れるプール、競泳プール、水温がやや高めのプールなどがある他、ミストサウナも備えた屋内プールです。「大阪市立東淀川プール」は、50メートルのウォータースライダーや流れるプール、ジャグジーなどが備えられていて、一年を通して楽しめます。
遊園地や宿泊施設に併設するプール
遊園地や宿泊施設に併設しているプールは、泳ぐだけではなく他にも楽しみがあります。神奈川県小田原市にある、「ヒルトン小田原リゾート&スパ」は、施設内にバーデゾーンを設置。ここには、屋内外に数種類のプールがあり一年を通して利用可能です。施設からは小田原の街並みや自然が見渡せます。プールで泳いだあとは、施設内の天然温泉大浴場や岩盤浴に入ったり、レストランで食事をしたり、さらには宿泊することも可能です。デートで利用する場合も色々な楽しみ方ができます。福島県にある「スパリゾートハワイアンズ」は、遊園地のようにプールを楽しめる施設。5つの「パーク」と呼ばれる場所があり、それぞれウォータースライダーで遊んだり、巨大水槽の中で魚が泳ぐ姿を見ながらプールを楽しめたりします。
冬のプールをデートで利用する際の注意点
冬場は寒さを理由に外出する機会が減ります。外に出ないと自然と運動不足になりがちで、いざ運動をしようとするときには身体が思うように動かないため、注意が必要です。まず、冬場の運動の前にはまず念入りに準備体操を行なうこと。これはプールに入る際も同じです。最低でも5~10分は準備運動の時間に充てましょう。プール前の準備運動でおすすめなのが、関節を回すことです。首、肩、ひざ、手首や足首の関節をゆっくりと曲げたり伸ばしたりします。激しく行なうのは避け、ゆっくりした呼吸を心がけた準備運動が大切。次に、屋内と外との気温差をなくすよう気を付けることです。家から外に出るとき、プールから上がって外に出るときなど、温度差のある場所に突然出ることは予期せぬケガや病気を引き起こす可能性もあります。家を出る予定の少し前から、室内の暖房を停止し、しばらくしてから外に出るなどの工夫をしましょう。また、例え屋内プールで水温が高めであっても、プールから出た身体はいつもよりも冷えています。その身体をさらに冷やすことがないように、プールから出たあとは下着を一枚多めに着るなど対策が必要です。
泳ぐだけではない冬のプールの楽しみ方
夏はプール、冬はアイススケート
千葉県市原市で地元の人々に人気の「姉崎公園アイススケート場」。ここは、夏の間はプールとして利用できる施設です。冬場は流れるプールに氷が張られ、アイススケートリンクへと変わります。リンクの長さは1周150mで、広さもあるために初心者やカップルが手をつなぎながらゆっくりと滑ることが可能。大阪市内にある、八幡屋公園の中の「大阪プール」は、50mプールと飛び込み用プールが大きなスケート場へと変身します。ここは競技大会にも使用される本格的なリンクです。氷は硬すぎでやわらかすぎでもない、ちょうど良い質で初心者から上級者まで楽しむことができます。
プールが冬場は釣り堀に
東京都内にある遊園地、「としまえん」では、屋外プールを釣り堀にして、「としまえんフィッシングエリア」という名で冬場に営業。本物のエサを使って釣る場所や、疑似餌で釣る場所など、3つのエリアに分かれています。釣り場にはニジマス、ヤマメ、アマゴやイワナなど、常時5種類を放流。釣った魚は滞在した時間に応じた数を持ち帰ることも、休日限定でその場で食べることも可能です。釣りに使う道具のほとんどを借りることができるので、手ぶらで釣りを楽しめる手軽さも魅力。都心から近いため、平日、会社帰りのデートや休日のデートでも楽しめる場所です。
今年こそ運動したい、そんな人は水泳にチャレンジしてみてはどうでしょうか。体への負担が少ない水中は、体力に自信がない人でも手軽に始められるスポーツです。また、多くの室内プールでは、冬季も暖房・温水を用意しています。泳ぎが苦手なら水中フィットネスがおすすめ。水着は用途によって幅広く揃うので、着心地や使い勝手の良いアイテムを見付けてみましょう。
今冬は水泳を始めてみよう
プールは水圧や浮力などの力が働き、陸上とは異なる条件で体を動かすため、得られる運動効果も異なります。同等の運動をする場合、陸上よりも水中の方がより体力を消費しやすく、適度な疲労感が得られます。
陸上と水中、効果の違い
水中は陸上に比べて様々な違いがあります。まずは浮力の働きで体が軽く感じられること。関節への負担が軽くなるため、ケガや痛みがある場合でも動かしやすくなります。実際に介護施設などではリハビリに用いられる場合も。また、水圧がかかることで血液循環を促し、特に足先の血管が圧迫されることが効果的と言われています。他にも水の抵抗で体に負荷がかかるため筋力アップにつながり、水温が体温を奪うことで、消費カロリーが増えるのも期待できるでしょう。これらが体の状態や体調によってデメリットにつながる恐れもあるので、持病やケガがある人は、医師のアドバイスを仰ぐのがおすすめです。
アクアビクスを始めてみよう
泳ぎが得意でない人は、水中トレーニングから始めてみましょう。アクアビクスは、エアロビクスを水中で行なうことから作られた造語で、音楽に合わせて体を動かす有酸素運動です。グループで行なうことが多く、リズミカルな音楽で一体感を楽しめるのも魅力のひとつです。
もちろん水中ならではの効果にも期待したいところ。水の抵抗で負荷が高まりカロリー消費量がアップするだけでなく、関節への負荷が少なく、ケガの心配が少ないのもメリットと言えます。
プールの必需品
フィットネス用水着の特徴
新年なら心機一転、ウエアを新しくしたい人もいるでしょう。スポーツ施設で用いる普段使いの水着はフィットネス用水着と言い、体が透けないような厚地の生地でできています。
女性用では通常のワンピース形の他、太ももが隠れるオールインワン、上下セパレートのタイプ、ファスナーで前開きができるタイプ、袖のあるタイプなど様々で、シニア向けの着脱しやすい水着も。一方男性用はハーフスパッツが主流です。
プールでは常に塩素にさらされるため、水着は着用後の手入れが大切です。着用したあとはなるべく早く水道水ですすぎ、持ち帰ったら中性洗剤で優しく手洗いするのがベスト。型くずれの原因になるため洗濯機や乾燥機は使わず、陰干しで乾燥させましょう。
水泳で必要な装備品
水着以外にもキャップとゴーグルも水泳の必需品。キャップは衛生上、ほとんどのプールで着用が必須となっています。主にメッシュ素材とシリコン素材が多く、メッシュはリーズナブルなため幅広い世代が使用しています。シリコンはつるりとした感触で、頭にフィットする着け心地。水抜けがしにくいため、水中ウォーキングなどにも向いています。
ゴーグルは塩素や感染症から目を防ぐためにも、着用するように心がけましょう。コンタクトレンズは、紛失や塩素などの影響を受ける恐れがあるため、外した方がベター。度付ゴーグルがおすすめです。
野外での水泳
寒中水泳大会とは
冬は屋外で水泳を行なう伝統行事、寒中水泳が各地で開かれます。見ているだけでも身震いしてしまいそうなこの行事は、健康や安全を祈願して行なう場合が多く、禊の一種と位置づけられていることも。また、学生の寒中稽古として始まった大会もあり、寒さに負けない精神力を鍛える意味が込められています。
海外でもカナダやロシア、フィンランドなどの寒冷地域で同様のイベントがあります。カナダのバンクーバーでは、1月の平均気温が10度を下回るなか、真冬の海に入る「POLAR BEAR SWIM」が正月の風物詩として、90年以上続いています。
着衣水泳は事故予防に有効
万が一、海や川に落水してしまったら、どのように助けを求めれば良いのでしょうか。まずは慌てずに落ち着くことが大切ですが、緊急を要するときには難しいもの。そのような場合に備えて、一部の学校やスポーツクラブなどでは着衣水泳を体験することができます。着衣水泳は衣服を着たまま水中に入り、不測の事態でも冷静に判断するための対策です。
落水したら水面から顔を出して仰向けに、体の力を抜いて背浮きをしましょう。まずは呼吸の確保が大切。もし周りにつかまるものが見つかれば、ラッコのように浮くと、より安全です。衣服や靴はケガ防止や保温のため、絶対に脱いではいけません。助けを求めるために大声で叫ぶことや、流れのあるところで泳ぐ行為は、肺から空気が抜けてしまい、沈みやすくなる原因につながります。
水難事故は様々なシーンがあるため、この方法が必ずベストとは言えませんが、服を着た状態で、いかに動きにくくなるかを知っておくことが重要です。特に子どもは毎年数多くの水難事故に巻き込まれています。水辺では子どもだけで遊ばないこと、落水を見かけたら大人に助けを呼ぶなどの対処も伝えておきましょう。
冬のプールは、屋内施設が主役です。屋外プール程数はないものの、スイミングスクールや宿泊施設などを含めると、冬でも楽しめるプールは数多くあります。
温水プールで運動不足解消
普段、ウォーキングやトレッキング、スポーツなどで体を動かしていても、冬になると寒くて億劫になり、運動不足の生活になりがちです。そこでおすすめするのが、温水プールでのウォーキングで、体が冷えたまま動く必要はありませんし、水中は浮力があるので膝や足への負担も少ないからです。また、天候に左右されず、休みながらできるので、長時間の運動でも無理なく続けることができ、民間の会員制プール以外にも、手軽に利用できる公営施設も多いので、通える範囲で探してみてはいかがでしょうか。
水中ウォーキングに適した温水プールは、胸のあたりまで水中に入る深さ1m40cm程度が適切です。それよりも浅いと浮力が得られず足や腰に負担がかかり、逆に深いと水の抵抗が大きく歩きにくくなるからです。
歩き方は、水をかけ分けながら歩くイメージで、やや早歩き程度が良いとされています。可能な限り長時間歩く方が運動不足解消に効果があるため、気分が良い程度のスピードで、何往復もします。
プールの施設内には、トレーニング機器など、ウォーキング以外の運動器具が設置されている場所もあり、これらの器具を使ったトレーニングと交互に行なうなど、気分転換をしながら運動不足を解消し、ダイエットや生活習慣病予防に役立てましょう。
飛び込み競技
数ある水泳競技の中で、最も短い時間で決着がつく競技が飛び込み競技です。飛び込み競技が可能なプールは屋内プールにも多いので、冬に始める競技に適しています。競技の種目は大別して3種に分かれおり、1mと3mの高さに設けられた、弾力性のある飛込み板から飛び込むのが「飛び板飛び込み」です。競技者は、助走を付けたり、飛び板の先端に立ってトランポリンのように何度か跳ね上がる動作を繰り返すなどして跳び、水面まで垂直に着水します。着水するまでの1秒程度の間に空中で体をひねるなどの演技を行ない、水しぶきを上げないで着水すれば高得点となります。
その一方で、5~10mの高さに設置された、弾力性のない飛込み板から飛び込むのが「高飛び込み」です。飛び板飛び込みに比べて、空中での時間が長いため、より多くの演技を盛り込むことができます。高さがあるので、初心者には向いていないと考えられがちですが、時間に余裕があることと飛込み板が安定しているため、この競技から始めた方が無難です。3つ目の競技がシンクロナイズドダイビングで、2人が同時に飛込み、その同調性が高く評価されます。3mの飛び板飛び込みと10mの高飛び込みがあります。
飛び込み競技は、いずれにしても、演技ができるのは1~2秒程度と一瞬です。体の柔軟性や筋力に加え、高い集中力が求められます。
泳力検定を受検してみよう
水泳と言えば、夏のスポーツと思われがちですが、全国に屋内プールが広まってからは、冬でも楽しめるスポーツとして浸透しています。そうした中、公益財団法人日本水泳連盟が創設した泳力検定は、地域によっては冬でも受検することができます。
この検定は、自分の泳力を測定して、それを認定するもので、履歴書にも記載できる検定です。25mを泳げれば誰でも受検でき、検定の基準は1級から5級まで、それぞれ男女別に種目・距離が設定されています。年齢によって細分化され、計12区分に分かれています。合格基準は、タイムなので目標を立てやすく、上達も早まる傾向にあります。日本代表などトップレベルのスイマーの中にも幼い頃からこの泳力検定を受験し、着実にレベルアップした例も少なくありません。
合格者には認定証とバッジ、記念クリアファイルが授与される他、日本水泳連盟のホームページなどに氏名が記載されます。受検会場は全国の指定施設で、1年を通して実施されています。
水泳は温水プールの普及で、今ではオールシーズンに楽しめるスポーツとなりました。しかし、冬は体のコンディションを整えるのは難しいものがあります。水泳指導員は、こうした体調管理から技術までいろいろアドバイスしてくれる専門家です。その資格について紹介すると共に、冬に行なわれる体験教室への参加をおすすめします。
水泳指導員の資格
現在は、どこのスイミングスクールも温水プールを導入していますので、冬も多くの人がトレーニングやダイエットなどでスクールに通う姿が見られます。スクールでは、インストラクターの指示によってメニューなどが決められますが、地域のスポーツ施設やスイミングスクールなどで水泳の指導を行なうには、水泳指導員の資格が必要となります。水泳指導員の資格には、日本水泳連盟が公認した「基礎水泳指導員」と、日本体育協会が公認した「水泳指導員」があります。
日本水泳連盟が認定する基礎水泳指導員は、日本体育協会公認水泳指導員専門科目としても認定されており、全国の都道府県水泳連盟で取得できます。スポーツクラブやスポーツ教室などで、基礎的な指導を行なう他、指導員やコーチを補佐しながら水泳指導に当たるときに必要です。資格取得者は、4年に1回以上の義務研修を受講することによって資格が更新されます。資格の取得は、基礎水泳指導員検定試験に合格した後に、日本水泳連盟に登録することで得られ、日本水泳連盟や公共団体などが主催する水泳事業に協力することもあります。
一方、日本体育協会の水泳指導員は、水泳指導に関する基礎知識や技能を持ち、地域のスポーツクラブやスポーツ教室などで、水泳導入の指導などを行なったり、年齢や性別など個人に合わせた水泳の技術指導を行なったりします。
さらに、オリンピックなどの国際大会や国内大会に向けて、競技者の発掘や育成、指導する水泳コーチ、水泳の専門的指導者として、生徒の年齢や性別、技能レベル、ニーズなどに応じて総合的なサービスを提供できる人で、日本水泳連盟、日本体育協会、日本スイミングクラブ協会が公認する水泳教師の資格もあります。
水泳を教えるインストラクターや先生は、水泳に関していろいろな知識や技術を持っていますので、分からないことがあったら、何でも聞いてみましょう。
体験教室から始めよう
健康維持や体力づくり、または体のラインが気になる人は、スイミングスクールでの水泳がおすすめです。と言っても、どのスイミングスクールが自分に合っているの分からない人は、体験教室に参加してみましょう。特に、冬休み期間中は体験教室を実施しているところが多いので、この時期がチャンスです。
きちんとした泳ぎのフォームを身に付けたい人や、運動不足気味で体を動かしたい人、健康を維持したい人など、自分の希望に合わせていろいろなクラス(コース)から選ぶことができます。泳ぐのが苦手な人でもアクアウォーキングやアクアエクササイズなど、水の負荷を利用して体を動かすことで、シェイプアップやダイエット効果も期待できます。
体験教室でもインストラクターやコーチがきちんと教えてくれるので、その指導ぶりで判断したり、システムやカリキュラムで判断したりと自分の目線でいろいろリサーチできます。お友達を誘って一緒にリサーチするのも楽しいものです。水着とキャップ、ゴーグルがあれば装備も揃うので、他のスポーツよりも経済的です。
体験教室に参加したら、スイミングスクールでの受付やインストラクター、参加者などに自分の疑問点や問題点など何でも聞いてみましょう。実際に参加することで、解決する問題もあります。
また、自分の子どもに水泳を習わせたいときも体験教室から入ると良いでしょう。施設の環境やどんな人が来ているのかなど、気になる点もチェックできます。体験教室は、無料で実施しているところが多いので、気軽に訪ねてみましょう。