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近年人気が高まっている「猫」/ホームメイト
国内におけるペットの飼育頭数第二位である人気の猫は、数年前と比べると様々な猫種が飼育されるようになり、飼育頭数を少しずつ伸ばしています。犬と比べて比較的手間のかからないその性質が、現代のニーズに合っているのかもしれません。
短毛種と長毛種の特徴
猫は1匹1匹それぞれに個性溢れる性格をしていますが、短毛種か長毛種かによって性格や行動パターンの傾向があるようです。一般的に短毛種は活動的で、好奇心旺盛なやんちゃな性格をしている子が多く、長毛種は動作がゆっくりで性格も穏やかなおっとりタイプが多いと言われています。
穏やかで飼いやすく、ふわふわとゴージャスな毛を持つ長毛種に憧れる人も多いでしょう。しかし、長毛種の飼育上、忘れてはいけないのが被毛のお手入れが欠かせないということ。毎日のブラッシングや定期的なシャンプーが必要なのですが、猫は体が濡れるシャンプーが大の苦手なので、シャンプーの度に苦労するかもしれません。短毛種に比べて長毛種は労力がかかることを肝に銘じて、猫との生活を楽しみましょう。
猫の生活スタイル
猫を飼った人にしか分からない、その生活スタイル。猫は一日をどのように過ごしているのでしょうか。
まず、大抵の猫が1日のほとんどを眠ることに費やします。20時間程寝てすごす猫も珍しくないためどこか体が悪いのかと心配になりますが、眠る時間だけで判断するならば、これは至って健康。また、起きている時間の3分の1は毛づくろいにあてています。おなかが空いたら食事をとり、喉が渇けば水を飲みますが、水を飲む回数は犬に比べると少ないようです。そして、猫には遊びや探検の時間も欠かせません。鳥やネズミ、虫などの狩りにいそしむこともあります。
遥か昔から単独行動で生きてきた猫は、思うがままに行動する自立心のある動物。それが、「自分勝手でわがまま」という少しずれた印象を人に与えているのです。
猫の性質
群れることを嫌い、自由気ままに生きる「一匹狼」タイプの猫ですが、自分に敵意を向けず好意を示してくれる相手だと判断すると、少しずつ歩み寄ってくれるようになります。これは、野良猫でも同じ。初めは警戒心から近付くことさえできなかった猫が、えさを与えたり声をかけたりすることによって徐々にその距離がなくなり、家猫にまでなったという例も少なくないでしょう。
猫の性格が決まるのは遺伝的なものが半分で、残りの半分は飼育環境によるものだと言われています。そのため、子猫の頃から育てればより飼いやすい猫となりますが、半分はその子自身のもともとの性格であり、飼い主の努力で変えられるものではありません。猫の性質やそれぞれの性格を認めてあげて、その子自身を尊重しながらのんびり付き合えば、その気持ちはきっと猫に伝わるでしょう。