競艇のレース紹介/SG編(8)賞金王シリーズ戦/ホームメイト

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競艇のレース紹介/SG編(8)
賞金王シリーズ戦/ホームメイト

「賞金王シリーズ戦」は、毎年12月末に開催されるスペシャルグレード(SG)戦の第8戦で、賞金王シリーズ戦の賞金は、1着1,600万円、2着900万円、3着650万円、4着480万円、5着400万円、6着350万円となっています。

シンボルカラーは「金色」です。「賞金王決定戦」も、並行して開催されます。

出場資格

選考基準は、その年の1月1日からチャレンジカップ(11月)終了までの獲得賞金額とされています。獲得賞金の上位60名を選抜して、上位12名が「賞金王決定戦」に、それ以外が「賞金王シリーズ戦」に選出されます。一部、除外規定があります。特例として、フライングによる休みの期間が開催期間と重複してしまったとしても、選考期間内の獲得賞金ランキングが15位以内の場合には、「賞金王決定戦」もしくは「賞金王シリーズ戦」に参戦することが可能です。

歴史

第1回大会が開催されたのは、1986年12月23日の住之江競艇場です。当初は「一般戦」として開催されていましたが、1988年には「G2」に、そして1991年には「G1」へとランクアップしていき、1997年には「賞金王シリーズ戦」も「SG」となりました。1998年の「競艇王チャレンジカップ(現チャレンジカップ競走)」新設によって出場規格が改定され、2014年には出場選手が18名になり、トライアルが2ステージの勝ち上がり方式に変更されました。

最多優勝選手

長岡茂一(ながおか・しげかず)選手(登録番号3227)

  • 1990年12月18日 第5回 住之江競艇場
  • 1992年12月23日 第7回 住之江競艇場
  • 1999年12月23日 第14回 住之江競艇場

最年少優勝選手

長岡茂一(ながおか・しげかず、当時25歳4ヵ月)選手(登録番号3227)

  • 1990年12月18日 第5回 住之江競艇場

最年長優勝選手

岡本義則(おかもと・よしのり、当時56歳10ヵ月)選手(登録番号1488)

名勝負

総理大臣杯への出場がかかる「賞金王シリーズ戦」は、名勝負が多いことでも知られています。2006年12月24日、第21回の住之江競艇場では、赤岩善生(あかいわ・よしお)選手(登録番号3946)が初優勝しました。1号艇で出走した赤石は、菊地孝平(きくち・こうへい)選手との差し合いを制し、最後に服部幸男(はっとり・ゆきお)選手(登録番号3422)を振り切ってゴール。SG初優出で初優勝の快挙を成し遂げました。2008年12月23日、第23回の住之江競艇場では、田中信一郎(たなか・しんいちろう)選手(登録番号3556)がレースを制しました。このレースは、華麗な「イン逃げ」が評価されています。スタートを全速の「コンマ01」で決めた田中選手は、完璧なターンを決め、競争相手を制しました。後続を完封して逃げ切った、まさに「イン逃げ」の醍醐味を感じられるレース展開でした。

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