富士屋ホテルチェーンの特徴/ホームメイト

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富士屋ホテルチェーンの特徴/ホームメイト

富士屋ホテルチェーンは、箱根・山梨を中心にホテルをはじめ、仙石ゴルフコース箱根駅伝ミュージアムも経営しているホテルチェーンです。「至誠(このうえなく誠実なこと、まごころ)」をモットーに掲げています。

富士屋ホテルの歴史

富士屋ホテルの歴史

富士屋ホテルは、1878年に日本で初めての本格的なリゾートホテルとして開業しました。その前身となる藤屋旅館を買収・改装してのオープンでした。創業者の山口仙之助さんは慶應義塾出身で、福沢諭吉に国際観光の重要性を説かれたことで、ホテル業を始めたと伝えられています。

また、箱根・宮ノ下に開業した理由は、外国人にとって箱根・富士山が好まれる観光スポットであったことや、東京や横浜から近く、温泉もあるといった好条件が揃っていたことです。1893年から1912年までは外国人専用ホテルとして営業していましたが、1945年から1954年までは米軍に接収され、米軍関係者のみがホテルを利用していました。その後、日本人向けの営業が再開されると、天皇陛下や海外の首相などのVIPをはじめ、一般観光客にも利用されています。

なぜ外国人専用ホテルになったのか?

富士屋ホテルは、同じく箱根にあった老舗旅館「奈良屋旅館」と長年ライバル関係にありました。そこで、奈良屋旅館は「日本人専用」、富士屋ホテルは「外国人専用」にするという協定を結び、顧客を分散させました。

富士屋ホテルの施設

富士屋ホテルの施設

富士屋ホテルの施設をご紹介します。

クラシカルな雰囲気の内装

開業当初から外装・内装ともに大きく変えることがなく、訪れるだけで歴史を感じられるホテルとして有名です。館内には、明治時代を彷彿とさせるクラシカルな雰囲気が漂っており、細部にまでこだわった美しい彫刻や絵画がいたるところに施されています。このためホテルスタッフによる館内ツアーも人気です。

皇室気分を味わえるレストラン

明治時代に皇室の御用邸として使われていた、「菊華荘」と言う日本料理レストランがあります。当時のままの純日本建築と庭園を楽しむことができます。

日本初の試み

日本初の試み

富士屋チェーンでは、日本で初めてとなるリゾートホテルを設立しただけではなく、その他にもいくつかの試みを行なっています。

近代化に大きく貢献

1891年、火力発電機による自家発電を開始しました。その後、ホテルはもちろん、周辺地域にも電力を供給するなど、箱根地域全体の発展に貢献するようになります。

室内プール

1936年、日本で初めての温水プールをオープンしました。現在も、営業しており源泉かけ流しの温水プールになっています。

ホテルスクール

1930年に、日本で初めてのホテルスクールを設立しました。2006年には「共有型・期待伝達人事制度」を取り入れるなど、人材教育に開業当初から本格的に取り組んでいます。

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