ホテル情報
パレスホテルチェーンの特徴/ホームメイト
パレスホテルは、東京丸の内で開業したホテルチェーンです。環境問題に積極的に取り組んでいることが特徴で、ホテル内で出たゴミを肥料に変えて米を育てるなど、「人と環境に優しいホテル」として営業しています。
パレスホテルの歴史
江戸時代、丸の内周辺は幕府の重役らが住む屋敷が多く立ち並ぶエリアでした。明治維新のあとは官庁街となり、1937年12月には、建築家佐藤功一氏によって、皇室財産の管理を行なう宮内省「帝室林野局庁舎」が建てられます。
戦後を迎えると連合軍最高司令部(GHQ)の命により、帝室林野局庁舎はホテルパレスの前身となる「ホテルテート」に改装されます。ホテルテート時代には、アメリカから貿易のためにやってきたバイヤーたちの宿泊所として利用されました。一説によるとホテルテートの外観は、アメリカのホワイトハウスに似ており、アメリカ大使館事務所の候補としても挙がっていたとも言われています。
その後、ホテルテートは1959年に民間へ払い下げられ、2年後の1961年にパレスホテルとしてオープンします。オープン当時は、全450室の客室、同時通訳可能な国際会議場の他、近代的な設備を多く備え、建築業協会賞を受賞するなど、ホテル業界の中でも注目される存在でした。約半世紀の間、親しまれてきた建物は2009年に改築のため一時休館、2012年に生まれ変わりました。
東京にあるパレスホテル
東京には、丸の内に「パレスホテル東京」、飯田橋に「ホテルグランドパレス」、立川にパレスホテル立川」があります。
パレスホテル東京
1961年に、パレスホテルチェーンの先駆けとして開業しました。コンセプトは「最上質の日本」です。東京駅から徒歩で行くことができる距離にあり、また、地下鉄大手町駅に直結しています。
ホテルグランドパレス
パレスホテルの姉妹店としてオープンしたホテルです。国際化に対する高い意識が特徴です。従業員に対して、外国人講師による研修を積極的に実施しています。また、レストランでは開業当時から受け継がれてきたメニューから季節限定のメニューまで、様々な料理を楽しめます。
パレスホテル立川
地域密着型コミュニティホテルです。「地域密着型コミュニティホテル」とは、観光客ではなく周辺地域に住む人々をターゲットとしています。そのため、宴会場では、結婚式などの大型のものだけでなく、同窓会や謝恩会、法事や結納など様々なシチュエーションに合わせた専用プランが用意されています。
その他の地域にあるパレスホテル
東京都以外にも、神奈川県、埼玉県にチェーン展開しています。
パレスホテル大宮
埼玉県大宮にある、都市型多目的ホテルです。本格的なスポーツ施設が特徴的です。プール・スタジオ・ゴルフ・ラケットボールなど、充実した施設内容です。スタジオでは、スポーツ施設以外にも、結婚式場・エステ・フォトスタジオなどが備わっています。
パレスホテル箱根
神奈川県箱根にあるリゾートホテルです。温泉・露天風呂が特徴的です。そのため、日帰り温泉プランがあります。その他のホテルは洋風な雰囲気ですが、パレスホテル箱根は、パレスホテルチェーンの洋風な雰囲気を残しつつ、温泉や和室宴会場を備えているため日本独自の雰囲気も味わうことができます。
カードでの優待特典
パレスホテルチェーンで、入会金・年会費無料のクレジットカードを作ると「ザ パレスクラブ」と言うクラブに入会することができます。クラブでは、クイックチェックインや宿泊料金割引など、様々な優待特典を受けることができます。