ホテルの成り立ちと歴史/ホームメイト

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ホテルの成り立ちと歴史/ホームメイト

遥か昔から、人は旅をしてきました。それと同時に、宿泊施設も発展してきました。ここでは、ホテルの成り立ちと歴史をご紹介します。

ホテルの歴史

ホテルの歴史

ギネスに認定されている「現存する世界最古のホテル・旅館」は、日本にあります。西暦705年(飛鳥時代)に創業した、山梨県の慶雲館です。

「ホテル」と呼ばれるものが日本に初めて建設されたのは、西暦1868(慶応4)年で、イギリス人が貿易のため日本に訪れる際に、滞在先としてホテルの建設を幕府に依頼したのが始まりです。そのとき建設されたホテルは「築地ホテル館」と言い、2階建ての本館と平屋からなる建物で、水洗トイレやビリヤード場、バー、シャワールームなどの設備が付いた、本格的なホテルだったと言われています。

日本におけるホテルの推移

日本におけるホテルの推移

戦後、高度成長期を迎えた日本では、様々なホテルが建設されました。日本におけるホテルの推移をご紹介します。

ホテルブーム到来

1964年の東京オリンピック開催に伴い、招待客や観光客が泊まるための宿泊施設が数多く必要となり、ホテル建設ブームが起きました。また、東海道新幹線の開通によって旅行ブームも起こり、「東京ヒルトン」や「東京プリンスホテル」などが建てられ、ホテルの規模の大型化が進みました。

万博の影響で建設ラッシュ

1970年に大阪万博博覧会が開催されました。そのため、関西で建設ラッシュとなり、「ホテルプラザ」や「東洋ホテル」が建てられました。また、ホテルの規模はさらに大きくなり、チェーン展開をするホテルも増えてきました。

全国各地にホテルが立ち並ぶ

1986年バブル到来とマイカーの普及により、全国各地で建設ブームが起きました。豪華な装飾や設備を備えた、シティホテルやビジネスホテルが全国各地に立ち並びました。そのころに名をはせたのが、「赤プリ」こと「グランドプリンスホテル赤坂」や「ホテル西洋銀座」でした。また、スキーブームが到来したことによりスキーリゾートホテルも盛んに建設されました。

バブル崩壊で外資系ホテルが日本に進出

1991年のバブル崩壊に伴い、日本の地価は下落、都心部の再開発も行なわれたため、外資系ホテルがこぞって開業しました。その後、国内ホテルの経営は苦しくなり、買収も数多く行なわれました。

ホテルの起源と語源

ホテルの起源と語源

「ホテル」の起源は、11世紀頃のヨーロッパだと言われています。ホテルの語源は「ホスピス(hospice)」と言われています。意味は「旅人・客・宿主」です。また、同じ語源とされている言葉に「ホスピタリティ」があります。意味は「心からのおもてなし・思いやり」です。そのため、ホテル業界ではホスピタリティをとても大事にしています。

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