トランポリンについて/ホームメイト

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トランポリンについて/ホームメイト

トランポリンについてご紹介します。アクロバティックな跳躍ができるトランポリンは、中世ヨーロッパ時代におけるサーカス芸人の名に由来。アメリカの体操選手「ジョージ・ニッセン」により、スポーツとして普及したのは1930年代以降でした。その後、日本に紹介されたのは1959年(昭和34年)のこと。今ではレクリエーション、エクササイズとしてだけではなく、体操やスノーボードなど他の競技におけるトレーニングとして使用されることもあります。

本記事では、トランポリンの跳び方をはじめ、効用、利用するときの注意点、遊べるスポーツ施設などについてまとめました。

トランポリンの用具

トランポリンの用具

トランポリンの用具には競技用と遊戯用があり、使用する用具の大きさや強度などが異なります。

基本的な構造としては、スチール製の枠(フレーム)に伸縮性のある布生地を張り、ゴムケーブルかスプリングで固定。布部分(ベッド)で跳躍を繰り返すと、高くジャンプできる仕組みです。

競技中のジャンプの高さは、最大で約7mに達することも。

なお、体操競技には長方形のフレームを使いますが、遊戯用などとして丸型のフレームもあります。

跳び方のコツ

トランポリンで跳ぶときには、体幹をまっすぐ、膝を曲げないように跳躍。何度も跳躍を繰り返すことで弾みが付き、さらに高く跳躍することが可能です。

空中では上下左右に手を動かすことでバランス感覚をつかみます。慣れてくると、垂直に跳ぶ以外に開脚したり、宙返りをしたりするなど様々な跳び方を楽しむことも。跳躍を止めるには膝や腰、全身の関節を少し曲げましょう。

こうすることで反発力を抑え、着地することができるのです。

注意すべきこと

着地の際にフレームの上やフレーム外に跳んだり、バランスを崩して受け身に失敗したりすると捻挫や骨折などのけがを負うこともあります。なるべくベッド中央で跳ぶのはもちろん、跳躍前にしっかりと基礎のジャンプ、チェック(ジャンプをすぐに止めること)をマスターしてから臨むのが大事です。

また、トランポリンの周りで補助をしてくれる人や、体操用マット・クッションなどの安全対策が充実した体育館、スポーツコートで練習しましょう。

跳ぶことの効用

飛ぶことの効用

幼稚園や学校にトランポリンを備えて学習に取り入れたり、体育館でトランポリン教室を行ったりしている自治体も数多く存在します。

自分のスタイルに合わせて気軽に運動ができるだけではなく、「跳ぶ」というアクションには意外な効用もあります。

レクリエーションとして

トランポリンは跳びはねるだけで開放感を得ることが可能。

子どもから大人まで気軽に遊ぶことができるだけではなく、トランポリンでしか味わうことのできない浮遊感を体験することができるのです。

バランス感覚を養うことができる

トランポリンは楽しく遊びながら、空中感覚やバランス感覚を同時に養うことが可能。空中で体をコントロールすることでバランス感覚が自然と養われ、体幹の強化にもつながります。

また、空中で様々な動きを予測する必要があるため、判断力や危機回避能力も鍛えられます。

全身運動でエクササイズができる

トランポリンはただ垂直に跳ぶだけでも、普段の3倍以上も過重負荷がかかるため、効率的な全身運動だと言えます。全身の筋肉を必要とするため、普通の筋肉トレーニングでは鍛えることが難しいとされるインナーマッスルを鍛えることが可能。

また体の代謝が上がり、引き締め効果も期待できます。

体育館でトランポリンを利用する際の注意点

トランポリンは簡単なように見えて、思っていなかった場所へ着地してしまい、怪我をすることも少なくありません。

そのため、体育館で利用する場合は「経験者のみ」もしくは「指導者が同伴している」場合に限られることがあります。体育館によっては専門の職員が利用に立ち会う場合も。

なお、いきなり高く跳んだり、宙がえりしたりすることは危険です。必ず、安全な遊び方を理解し、指導者や監視員の指示に従って、能力に見合った使用をしましょう。

トランポリンの普及率が高い石川県

トランポリンの普及率

石川県はトランポリン王国として知られているほど、トランポリンが盛んな地です。これまでも多くのトランポリン選手を輩出してきました。

また石川県には数多くのトランポリン教室があります。ここでは、そのなかでも特徴的な教室をご紹介しましょう。

宇ノ気クラブ

「宇ノ気クラブ」は石川県かほく市宇ノ気(うのけ)にある地域密着型のトランポリンクラブです。毎週土曜日にトランポリン体操教室(レクリエーション)と親子・一般教室(レクリエーション)が「宇ノ気スポーツセンター」で開催。トランポリンを使った上下運動を楽しむことができます。

また平日や土曜日、祝日に行われる競技トランポリンクラスでは、小学生や中学生に分かれて練習することが可能。基礎から高度な技まで学ぶことができます。

金沢ジャンパーズクラブ

「金沢ジャンパーズクラブ」は石川県金沢市にある選手育成を目的としたトランポリン教室です。「日本体操協会トランポリン協会」が主催する大会への参加を実質的な目標として、毎週4~6回ほど「夕日寺体育館」(旧夕日寺小学校)で練習しています。

ココナスポーツクラブ

「ココナスポーツクラブ」は石川県金沢市にあるトランポリン教室です。体操の元国体選手や元県代表選手らをコーチに招いて作られたクラブであり、3~5歳の幼児や一般向けにトランポリンの指導が行われています。

練習場所は「金沢市総合体育館」をはじめ、「城北市民体育館」、「中央市民体育館」、「いしかわ総合スポーツセンター」、「西部市民体育館」、「角間教室」など。月に2~4回ほど練習することができます。

日本で開催されているトランポリンの大会と会場

ここでは、日本で開催されているトランポリンの大会と、会場に選ばれることの多い体育館をご紹介しましょう。

全日本トランポリン競技選手権大会

トランポリンの大会

「全日本トランポリン競技選手権大会」は日本体操協会が開催するトランポリンの全国大会です。

会場は持ち回り制で、過去には鹿児島県の「西原商会アリーナ(鹿児島アリーナ)」や大阪府の「熊取町立総合体育館(ひまわりドーム)」などで開催されました。

都道府県対抗トランポリン競技選手権大会

「都道府県対抗トランポリン競技選手権大会」は日本体操協会が開催するトランポリンの大会です。

かつては「トランポリン協会」が主催していましたが、2012年(平成24年)からは「日本体操協会」に統合されました。静岡県の「東遠カルチャーパーク総合体育館(さんりーな)」が開催地となっています。

トランポリンで遊べるスポーツ施設

トランポリンで遊べる施設は全国にも数多く存在します。

そのなかから、ここでは「トランポリンパークMr.jump」(ミスタージャンプ)をご紹介しましょう。

トランポリンパークMr.jump

「トランポリンパークMr.jump」はトランポリンやボルダリングを中心とした運動施設です。

2016年(平成28年)5月、愛知県名古屋市守山区にオープンした「Mr.jump守山店」をはじめ、愛知県内には他に2店舗、神奈川県相模原市に1店舗、千葉県松戸市に1店舗展開。通常のトランポリンだけではなく、国際大会などで使用されているトランポリンや、専用スーツを着用し、ジャンプして壁に張り付く「スパイダーウォール」など、様々なトランポリンが設置されています。

また安全で快適なエアーマットを使用した「スポンジプール」では、トランポリンやミニジャンプ台からの跳び込みも可能です。

また競技用のトランポリンを導入している店舗では、基礎を学ぶこともできます。

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