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ドラッグストアで揃う目的別健康管理商品「辛い疲労を感じたら」/ホームメイト
なかなか取れない辛い疲れを感じたことはありませんか?私たちの身体は、疲れがたまると様々な健康障害が引き起こしやすくなります。
ここでは、疲れをためにくくする方法、ドラッグストアで購入できる疲労対策・解消グッズなどをご紹介します。
疲労の種類、原因
日常の疲れを3つパターンに分けて、それぞれの特徴や原因について解説します。通常の疲れであれば十分な休息をとることで解消しますが、何ヵ月も続く病的な疲れ(慢性疲労症候群)には治療が必要です。
動いたことが原因の疲れ
スポーツなどで身体を動かすと、筋肉に疲労物質(乳酸)が溜まって筋肉疲労を引き起こします。
動かないことが原因の疲れ
血行不良によって起こる疲れで、エコノミー症候群を代表に、肩こり、腰痛、眼精疲労などがあります。
精神的な疲れ
緊張やストレスによって起こるもので、無気力やうつ症状の原因になることもありますので注意して下さい。
日ごろからできる疲労対策
2005年(平成17年)の「疲労についてのアンケート調査」によると、日本人の約80%もの人々が何らかの疲れを感じていることが分かりました。疲れをためない体づくりにはどのような方法があるのでしょうか。
バランスの良い食事を摂る
疲れに効く緑黄色野菜や魚介類を中心に、5大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル)のバランスも意識しましょう。
適度な運動を心掛ける
日ごろから軽い運動で身体を鍛えておくことで、代謝効率が上がり疲労物質がたまりにくくなることが科学的に実証されています。過度な運動は逆効果なので要注意。
しっかりと湯船につかる
温熱には血行促進や自律神経を調節する作用があるため、身体の疲労回復には42度以上、精神的な疲れには38~41度の温度で浸かりましょう。また、湯船の浮力や水圧にはリラックスや血液循環効果もあります。
ドラッグストアで購入できる疲労対策グッズ
疲れの中でも筋肉疲労は、睡眠や安静によって乳酸が体外に排出されれば解消することがほとんどです。しかし、血行不良や精神的な疲れで、なかなか休息する時間が取れない人には、ドラッグストアで購入できるサプリメントやグッズを取り入れる方法も有効です。
サプリメント
栄養素は、基本的には食事で摂りますが、どうしても不足するものはサプリメントで補うことができます。以下は、疲労解消につながるサプリメントの種類です。
- 筋肉痛…マグネシウム
- 身体の疲れ…鉄、ナトリウム、リン、ヨウ素
- ストレス、イライラ、血圧低下…カルシウム、パントテン酸
- 元気を出す…亜鉛、にんにく
- だるさ・倦怠感…ビタミンB1
- 口内炎、口角炎…ビタミンB2、B6
- 倦怠感、脱力感…ビタミンB12
- 血流改善…ビタミンE
市販医薬品・ドリンク剤など
ビタミン、アミノ酸、漢方などを配合した様々な対策商品がありますので、薬剤師に相談して購入しましょう。(主な商品…興和薬品「キューピーコーワゴールドα」、佐藤製薬「ユンケル皇帝液」など)
疲労回復グッズ
眼精疲労には目元パックや温感マスク、足の疲れには引締め靴下、その他マッサージグッズやリラックス効果のある入浴剤などがあります。