ディスカウントショップ情報
成功しているディスカウントショップの秘密(国内編)/ホームメイト
ディスカウントショップとは色々なジャンルの商品を低価格で販売している小売店のことで、ディスカウントストアとも呼ばれます。国内の代表的なディスカウントショップは、ドン・キホーテ、大黒天物産、ミスターマックス、セリア、Olympicなどで、地域のインフラとなることを目指している企業もあります。今回はドン・キホーテを例にとって、成功している日本国内のディスカウントショップの要素をご紹介します。
店舗ビジョン
2013年6月期のドン・キホーテグループの営業利益は324億円です。営業利益は毎年純増しています。なお、店舗数は255店にのぼります。ここでは、ドン・キホーテグループの企業情報を参照し、店舗ビジョンと戦略を見ていきます。
目指しているお店
ドン・キホーテグループが目指しているのは、年中無休で深夜でも生活に必要なものが安心して購入できるお店、低価格をお客様に驚いて頂ける品揃えのお店、地域で一番高い費用対効果でお買い物ができるお店です。
便利さ
ショップビジョンの要素のひとつは、便利さです。品揃え面では、日用雑貨、食料品、家電製品、時計、ファッション用品、スポーツレジャーなど1店舗あたり4万5,000点以上の商品アイテムがあります。また店舗立地は商圏に合わせ、幹線道路沿いや駅前に出店しています。
安さ
ショップビジョンの要素の2つ目は、安さです。さらにいつ来店しても安心なエブリデーロープライスに挑戦しています。
楽しさ
ショップビジョンの要素の3つ目は、楽しさです。店内レイアウトを工夫し、商品を迅速に供給することによって、商品を新発見できる機会を提供しています。また非日常性を付加したエンターテイメントショッピング空間を創造しています。
3つの大きな戦略
ドン・キホーテグループの企業情報によると、販売戦略は次の3つで、店舗ビジョンの要素と密接に関係しています。
ワンストップショッピングを実現する商品構成
コンビニエンス、ディスカウント、アミューズメントを加えた店舗コンセプトで、食料品や日用品から高級ブランド品までワンストップでニーズに対応しています。
エブリデーロープライス
2つ目はエブリデーロープライスの実現で、商品調達、仕入れ開発、価格調査などの努力をすることで、低価格を実現しています。
店舗づくり
例えば商品の魅力を伝える手書きPOPや、メリハリを付けた圧縮陳列で、賑わいや楽しみという買い物本来の喜びを感じる店舗づくりを実践しています。