ショップ情報
Penny Market(ドイツ他)/ホームメイト
Penny Marketはドイツに拠点を置くディスカウントショップです。ドイツを中心に、オーストリア、ブルガリア、チェコ、ハンガリー、イタリア、ルーマニアに合計3,000店舗以上展開しています。REWEグループ企業のひとつであり、REWE全体では年間約5兆2,000億円を売上げています。この売上規模は、年間約5兆6,000億円を売り上げる日本のセブン&アイ・ホールディングスとほぼ同程度となっています。ここでは、Penny Marketが顧客から支持されている理由を紹介します。
ドイツのスーパーマーケット事情
ドイツのスーパーマーケットは、総合スーパーと呼ぶべきCarrefour、Kauflndの他、LIDLやこのPenny Marketなどのディスカウントショップが競合として参入しており、各店がしのぎを削っています。中でもディスカウントショップは、店舗ごとに「強い分野」を作り、価格競争をしています。また、品数を絞って商品を大量に発注することで、流通コストを削減し価格を抑えることに成功した独自のブランドを持っています。
ドイツのお会計事情
会計はまず商品をレジのベルトコンベアーに流し、レジ係がバーコードを読み取ります。その後、またベルトコンベアーに商品が流されます。当然、店員が袋に詰めたりはしてくれないので、自分でやるしかありません。こういった工夫により作業を効率化して人件費を減らし、低価格で商品を提供することが実現しました。大量購入時には少し不便かもしれませんが、馴れてしまえば袋詰めも簡単で、自分なりのペースで買い物することができます。Penny Marketの会計方法も同様です。
Penny Marketの強み
Penny Marketは「とにかく安い!」と評判のディスカウントショップです。生鮮食品にはあまり強くありませんが、その他の食料品、日用品などは他のディスカウントショップと比べてもかなり安価で手に入ります。この低価格が他店との差別化を実現しています。
お店の中は広くてシンプル
ドイツのディスカウントショップは、とにかく大きいのが特徴です。また、店内は装飾などがほとんど施されず、ダンボールやパレットのまま商品は並べられています。Penny Marketは、その中でもさらに陳列を簡素に行なうことで有名です。ただ、通路はダンボールやパレットが運びやすいように作られているため、他店よりも店内を広く感じることができます。低価格実現の鍵のひとつが、このシンプルな陳列にあります。陳列にかける労力を抑え、人件費を大幅にカットすることで、商品の価格を他店よりも安く設定することができるのです。