百貨店情報
百貨店包みのいろいろ/ホームメイト
「百貨店包み」とは、百貨店の包装紙で行なう、百貨店の従業員によるラッピングのことです。ラッピングの方法は様々で、基本のラッピング方法には「斜め包み」があります。ラッピング紙の左下に商品を斜めに置き、回転させながら包む方法で、別名「回転包み」とも言われています。百貨店に入店することになった各テナントの従業員は、研修のときにこの「斜め包み」を練習することがあります。他にも包装紙を使った「キャラメル包み」、リボンを使った「蝶結び」といったラッピング方法も百貨店で一般的に使われているラッピング方法です。
包装紙を使ったラッピング
包装紙を使ったラッピングは、贈答用目的で使われることが多く、斜め包みなどでラッピングしたあとに、のし紙を付けることもあります。
斜め包み
斜め包みは、商品の入った長方形の箱を包むときに行なうラッピング方法です。ラッピングを行なう従業員は、まずはラッピングを施す箱に見合った包装紙を選ぶところから始めます。包装紙の左下に斜めに商品を置き、商品を回転させながら包み、包み終わりを一ヵ所に集めてテープで留めて完成です。テープがラッピングの表側から見えないようにラッピングをします。
ふろしき包み
ふろしき包みは、正方形の商品に向いているラッピング方法です。包み終わるときに包装紙の端が正面に来るため、最後に百貨店の名前入りのシールなどで、端が浮かないように留めます。
キャラメル包み
キャラメル包みは別名「合わせ包み」とも呼ばれています。商品に適当なサイズの包装紙の中央に商品を置き、両端を閉じていくラッピング方法です。
リボンを使ったラッピング
包装紙で斜め包みをしたあとなどに、その上からリボンでさらに華やかにラッピングを施す方法です。
蝶結び
蝶結びは、リボンを蝶に見立てて華やかにラッピングをする方法です。包装紙で基本のラッピングをしたあとに施すこともあれば、商品その物に蝶結びをすることもあります。
斜めがけ
斜めがけは、リボンを使ったラッピング方法のひとつです。主に服飾売り場などで購入された商品を贈答用に飾り付けるときに使われます。
ラッピングを施すときにあると便利な物
ハサミ、カッターナイフ、セロハンテープ、ステープラなどはラッピングをするときに便利な道具のため、各売り場にワンセットは常備してあります。ラッピングには多少時間がかかるため、お客さまがその場で待たなくても良いよう、商品と引き換えになる番号札なども揃えておくと便利です。