百貨店[デパート]情報
デパートにおけるバリアフリー/ホームメイト
バリアフリーとは、もとは建築用語のひとつで「障壁(=バリア)を除く」という意味です。百貨店では来店客がつまずくなどして怪我がないように段差を減らしたり、スロープを設置したりといった措置がとられています。また2004年には目の不自由な人もネットから商品を購入できる「バリアフリーのウェブサイト」も設けられました。
百貨店内バリアフリーの具体例
百貨店は様々なバリアフリー対応をしています。お年寄りから幼児、障がい者の来店客が快適に買い物を楽しめるように、館内設備の改良はもちろん、従業員に手話を勉強させるなどの対策をしています。
車椅子の貸出
歩行が不自由な方に車椅子を貸し出すサービスをしています。また、百貨店によってはベビーカーを貸し出しているケースもあります。
車椅子トイレの設置
車椅子のまま利用できる個室トイレを設置しています。トイレ前には段差がなく、ドアの開閉もボタンひとつでスムーズに行なえます。なお、従業員呼び出しのボタンで手伝いを求めることも可能です。
車椅子兼用エレベーターの設置
百貨店の中には、車椅子の方が優先して使用できるエレベーターを設置しているところもあります。車椅子に乗ったままエレベーターのボタン操作ができるように、操作ボタンが車椅子に座った人が操作しやすい高さに設置されています。
スロープの設置
店舗の入口及び、店内の階段のそばにスロープを設置しています。スロープは手すりが付いた緩やかな斜路になっており、段差の昇り降りが困難な高齢者や、車椅子を利用されている来店客でもスムーズに入店できるようになります。
手話アシスタントの導入
耳が不自由な来店客のために手話アシスタントを配置している百貨店があります。手話アシスタントの手話でコミュニケーションを円滑にし、耳の不自由な来店客の買い物の手伝いをします。
アテンドサービス
従業員が目の不自由な方の側についてショッピングのお手伝いをすることをアテンドサービスと言います。筆談ボードを使っての買い物の手伝いや、希望の売り場までお連れするなどのサービスがあります。
バリアフリー対応のショッピングサイト
バリアフリーの推進は、実際の店舗だけでなく、ショッピングサイトにも波及しています。「三越のお中元」は、2004年に誕生した百貨店初となるバリアフリーのウェブサイトです。日本IBMが開発したインターネット閲覧支援ソフト「らくらくウェブ散策」を採用し、閲覧文字の自動読み上げなど、高齢者や視力障がい者の方のサイト利用をサポートするために必要な対策がとられています。