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企業の面接/ホームメイト
就職活動の選考試験で就活生が最も対策を練り上げるのが面接です。企業も就活生も直接対話をすることで、互いの思いや価値観を感じ合うことができます。通常、新卒採用では、1次面接から最終(役員)面接まで、その合計回数は3~4回程度だといわれています。中には、その倍近くの回数をこなさなければ、内定にたどり着かないという企業もあります。
面接の種類
平均3~4回の面接ですが、それぞれ段階的に異なる形式で行なわれます。特に応募者が多数集まる大手や人気業界の企業の場合は、最初の段階で集団面接(グループ面接)、グループディスカッション(グループワーク)などが必ずといっていいほど行なわれ、そこで人数を絞り込んでいます。また、面接官も人事部採用担当者を筆頭に、若手・中堅社員、役職者、上位管理職と様々です。
個人面接
就活生ひとりに対して、面接官もひとり、もしくは複数で応対する面接。面接官としては複数の就活生と会話するのと違い、じっくり時間をかけて就活生の熱意や仕事に対する価値観を抽出することができます。集団面接の場合は、就活生は他の人が回答している間にインターバルを取り、気持ちの調整を行なうことができますが、個人面接ではそういった"間"がなく、質疑応答が次々に繰り広げられます。2次面接以降で採用されることも多い面接形式ですが、もちろん1次面接から個人面接を実施する企業も多くあります。
集団面接(グループ面接)
3~6名程度の就活生と複数の面接官(ひとりの場合もあり)が質疑応答をする面接形式。ある質問に対して、就活生は順番か挙手制によって回答します。同じ質問に対して就活生がそれぞれ答えることになるので、いかに自分をアピールするかが大切です。回答者も多いわけですから、意図を的確に捉え、手短に回答するのがコツ。自分が答えようとした意見を先にいわれてしまうというのはよくあるケースですが、そこでは無理に持論を曲げず、同じいい回しは避けて回答するのがベスト。「先ほど○○さんがお話になりましたが」と前置きをするだけでも印象は違ってきます。
グループディスカッション(グループワーク)
面接選考の過程に属しますが、本来の面接とは異なり、企業側が複数の就活生に対して、テーマを与えて討論をさせるという内容です。また、テーマに対してそれぞれが意見を出し合い、最終的にグループとしてひとつの意見にまとめるという作業を求める場合もあります。
最終面接(役員面接)
集団、個人と面接過程を経て、最後に実施される面接です。面接官は企業の代表や上位役職者であることがほとんどですから、就活生はこれまでの面接とはひと味違った緊張感を味わうことになります。企業によっては入社の意識確認の場として設けるところもありますが、これまでと同じように質疑応答を繰り返し、ここで不採用となってしまう場合もあります。
面接での質問内容
面接でよく聞かれる質問は、志望動機、長所と短所、学生時代のエピソード、将来像やキャリアビジョン、趣味などです。