ゴルフツアー・
プロゴルフトーナメント
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プロゴルフトーナメントはプロゴルファーを支えるゴルフツアーのことです。大会が各地で開催され、プロゴルファーは巡業して回ります。
プロゴルフトーナメントには「男子」「女子」「シニア」に分類。それぞれ管轄する組織は異なります。
まず、国内男子ゴルフのほとんどのプロゴルフトーナメントは「日本ゴルフツアー機構(JGTO)」が主催。日本ゴルフツアー機構は1999年(平成11年)に日本プロゴルフ協会(PGA)から設立された組織です。
一方、国内女子ゴルフは日本女子オープン以外のすべての女子プロゴルフトーナメントを「日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)」が管轄。シニアゴルフは、日本プロゴルフ選手権を主催している日本プロゴルフ協会が管轄しています。
なお、プロゴルフトーナメントは、海外でも盛んに開催。世界でもっとも注目されているゴルフツアーは米国で開催される「PGAツアー」です。世界各国のプロゴルファー達が優勝を目指して集い、優勝を競い合います。
こちらのページでは、プロゴルフトーナメントや日本国内のゴルフツアーをはじめ、世界中を沸かせるプロゴルフトーナメントを詳しく解説。また各プロゴルフトーナメントを管轄するゴルフ協会・団体についても紹介します。
ゴルフツアー(プロゴルフトーナメント)とは
ゴルフトーナメントはゴルフの公式ルールが適用される競技大会のこと。
一般的にゴルフトーナメントと言えば、プロゴルフトーナメントのことを指します。
プロゴルフトーナメントでは、男子ゴルフの場合は4ラウンド(1日1ラウンドとし、木曜日から日曜日までの4日間開催)、女子ゴルフの場合は3ラウンド(1日1ラウンドとし、金曜日から日曜日までの3日間開催)構成。トータルスコアで競い合います。
基本的にプロゴルフトーナメントに出場できるのは、前年度に賞金ランキングに入って、シード権を獲得したゴルファー達。日本国内のゴルフトーナメントでは、男子は75位、女子は55位までに入る必要があります。
また、3日目と4日目に行われるプロゴルフトーナメントの決勝ラウンドに進むには、初日や2日目の予選ラウンドで上位60位までに入らなくてはなりません。なお、同スコアで同順位であることを「タイ」と言い、もし60位の選手が多数いる場合には、すべての選手が決勝へ駒を進めることができるのです。
プロゴルフトーナメントのうち、他の大会と一線を画すプロゴルフトーナメントは「メジャー大会」と呼ばれています。メジャー大会は権威と歴史のある大会であり、多くのゴルファー達が夢見る舞台です。そして、世界的に有名なメジャー大会は、男子ゴルフの四大メジャーである「マスターズ」「全英オープン」「全米オープン」「全米プロゴルフ選手権」、女子ゴルフの五大メジャーである「ANAインスピレーション」「全米女子プロ選手権」「全米女子オープン選手権」「全英女子オープン」「エビアン選手権」。これらの大会で優勝することは多くのプロゴルファーの目標であり、この上ない名誉と言われています。2021年(令和3年)のマスターズでは、松山英樹さんが優勝。日本人男子として初めての4大メジャー制覇を果たしました。
一方、国内男子四大メジャーは「日本オープン」「日本プロ」「日本ツアー」「日本シリーズ」、国内女子四大メジャーは「ワールドレディスチャンピオンシップ」「日本女子プロゴルフ選手権大会」「日本女子オープンゴルフ選手権競技」「JLPGAツアーチャンピオンシップ」です。
なお、すべてのメジャー選手権を1シーズン(同一年)で制覇することを「グランドスラム」と呼び、グランドスラムを達成することは、歴史にも名を残す大偉業と言われています。
プロゴルフトーナメントには、男子ゴルフ、女子ゴルフの他にプロシニア選手権があり、歴代のチャンピオンやベテランゴルファー達が参加。なかでも最も歴史のあるシニアゴルフ「キッチンエイド全米プロシニアゴルフ選手権」はフロリダ州にあるサザンヒルズカントリークラブで開催されます。2013年(平成25年)大会では、井戸木鴻樹(いどきこうき)さんが初出場でシニアメジャー優勝の快挙を達成しました。
日本国内のゴルフツアー(プロゴルフトーナメント)
日本ゴルフツアー機構が主催している「日本ゴルフツアー」は世界第3位の規模と言われています。4月の国内男子ゴルフ「東建ホームメイトカップ」が新年度最初の試合となり、12月まで約25前後の試合が開催。一部の大会では、日本ゴルフツアーとアジアンツアーの共同主管で開催される「SMBCシンガポールオープン」があります。
これに対し、日本女子プロゴルフツアーは日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が管轄。基本的な仕組みは国内男子ゴルフツアーと同じですが、男子ゴルフツアーと比べて、試合数は10試合も多く、賞金総額もほとんど差はありません。なお、男子も女子も国内ツアーの大会に出場するには、前年度に賞金ランキング上位(男子75位、女子55位)に入り、シード権を獲得する必要があります。国外から実力のある選手も参加するため、狭き門となっているのです。
他にも日本国内のゴルフツアーには、日本プロゴルフ協会が運営する「PGAシニアツアー」があります。このシニアツアーは、PGA会員かつ満50歳以上のプロゴルファーが参加可能です。過去には青木功さんや中島常幸さんなど名プレイヤーが参加しています。
こちらの項目では、日本国内を代表するゴルフツアーについて詳しく見ていきましょう。
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東建ホームメイトカップの開催コース「東建多度カントリークラブ・名古屋」(三重県桑名市)
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東建塩河カントリー倶楽部(
岐阜県可児市)
海外のゴルフツアー(プロゴルフトーナメント)
海外のゴルフツアーには、男子ゴルフツアー「PGAツアー」をはじめ、「アジアンツアー」「ヨーロピアンツアー」など様々なゴルフツアーが存在します。このうちPGAツアーは、アメリカ合衆国を中心に開催される世界最大の男子ゴルフツアーで、メジャー選手権である「マスターズ」「全米オープン」「全英オープン」「全米プロゴルフ選手権」の4大会が開催。賞金規模も大きく、PGAツアーの試合で優勝すると2~5年間のシード権が与えられます。
なお、PGAツアーは会員数約28,000人以上を誇る全米プロゴルフ協会(PGA)から独立した協会で別団体です。また、日本を除くアジア地域の男子プロゴルフツアートーナメントとして知られているのが「アジアンツアー」。アジアンツアーは、日本ゴルフツアーと共催のSMBCシンガポールオープンや「ダイヤモンドカップゴルフ」、ヨーロピアンツアーと共催の「ヒーロー・インディアン・オープン」など、他のプロゴルフトーナメントと共催したゴルフトーナメントがほとんどです。その他にも世界最高峰の女子プロゴルフツアー「米国女子ゴルフツアー」(PGA全米女子プロゴルフ協会管轄)や韓国女子プロゴルフツアー「韓国LPGAツアー」(韓国LPGA協会管轄)などが存在します。
こちらの項目では、海外のプロゴルフトーナメントについて詳しくご紹介。ゴルフツアーを主催・主管しているゴルフ協会や団体も併せて説明します。