サミュエル・マイヤーズ氏はロックフェラー財団の支援を受けて設立された世界的組織「Planetary Health Alliance」の創設理事長、医師。エール大学医学部で医学博士号、ハーバード大学チャン公衆衛生大学院で公衆衛生学修士号を取得。地球の自然環境システムの変化が人間の健康に及ぼす影響を定量化する研究を推進すると共に、我々の健康を将来世代にわたって守るため、グローバルな資源管理の意思決定に反映させるためのフレームワーク構築をリーディングしている。
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開催趣旨
プラネタリーヘルスとは、人間の健康と地球の健康は独立ではなく、相互依存によって成立しているとの認識の中、人間の政治・経済・社会のあり方を注視しつつ、最上の健康・ウェルビーイングと公正性を実現することです。しかし、私たちはすでに多くの取り組みを、それぞれの持続可能な開発目標の中で実践しているのではないでしょうか。これら既存の取り組みにおいて、プラネタリーヘルスはどのように関係し、そのような役割を持っているのでしょうか? そこで、世界でプラネタリーヘルスのフレームワークつくりに取り組んでいる、プラネタリーヘルスアライアンス創設者サミュエル・マイヤーズ博士をお招きして、「自然再興(ネイチャー・ポジティブ)」、「脱炭素(カーボンニュートラル)」、「循環型経済(サーキュラーエコノミー)」の3つとのプラネタリーヘルスとの関係性について、それぞれの分野で活躍のパネリストの皆様と対談いたします。
主催
- 広島大学IDEC国際連携機構プラネタリーヘルスイノベーションセンター
- 日本学術会議環境リスク分科会
共催
- プラネタリーヘルスアライアンス日本ハブ
開催概要
- 日 時:2024年11月9日(土) 13:00 - 16:15
- 場 所:広島大学霞キャンパス 凌雲棟 (広島市南区霞1-2-3)
- (注意)構内駐車場(有料)は来院者用のため、公共交通機関でご来場ください。
- 参加方法:現地参加、オンライン参加 (要事前登録)
- 言 語:日・英 (同時通訳あり)
- 対 象:どなたでも

参加登録はこちら
会場参加、オンライン参加のどちらも事前登録にご協力ください。
基調講演
サミュエル・マイヤーズ
Samuel Myers, MD, MPH

プログラム
- 開会挨拶
- 田中 純子 広島大学理事・副学長
- 学術会議環境リスク分科会委員長 挨拶
- 中村 桂子 東京科学大学・教授
- 趣旨説明
- 鹿嶋 小緒里 広島大学IDEC国際連携機構プラネタリーヘルスイノベーションサイエンスセンター長
基調講演
- 『プラネタリーヘルス:激変する地球で人々の健康を守る』
- サミュエル・マイヤーズ
プラネタリーヘルスライアンス 創設理事長 / ジョンズホプキンスプラネタリーヘルス研究所 所長 / ジョンズホプキンス公衆衛生大学院, 教授
- サミュエル・マイヤーズ
- 『人類生態学の視座とプラネタリーヘルスの日本での実践』
- 渡辺 知保 長崎大学大学院プラネタリーヘルス学環・教授
パネルディスカッション:人類と地球の共生社会
- モデレーター
- 三本木 至宏 広島大学・教授
- 鹿嶋 小緒里 広島大学・准教授
- 次世代に残せる地球のために:生物多様性とプラネタリーヘルスへの責任
- 安家 叶子 Rooting Our Own Tomorrows (ROOTs)・代表
- 脱炭素社会の実現に向けた取組と課題
- 増井 利彦 国立環境研究所社会システム領域・領域長
- スマートモビリティプラットフォームをベースとした健康に歳を重ねる都市
- 藤原 章正 広島大学・教授
- 食の地域循環
- 長命 洋佑 広島大学・准教授
- 宇野 真樹 広島大学・博士課程
- 緩和と健康のコ・ベネフィットー持続可能なウェルビーイングへ向けて
- 橋爪 真弘 東京大学・教授
- 橋爪 真弘 東京大学・教授
- 閉会挨拶
- TBD
お問い合わせ先
IDEC国際連携機構プラネタリーヘルスイノベーションセンター
E-Mail: symposium [@] idec.hirsohima-u.ac.jp
(注:[@]は半角@に置き換えてください)