臨床研修の理念
キリスト教精神に基づく姫路聖マリア病院の理念を理解し、医師としての人格を涵養し、将来専門とする分野に関わらず、
医学及び医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、プライマリ・ケアにおいて必要な基本的診療能力を身に付け、
地域医療に貢献できる医師を目指す。
臨床研修の基本方針
- 兵庫県播磨姫路圏域における中核病院の一つとして、地域完結型医療を行う上で必要な、患者を全人的に捉えた診療が行える
基本的臨床能力を身に付ける。 - チーム医療の一員として自身の役割を理解し、診療科間及び他職種との密な相互連携や地域連携機能を活用して、
医療者として必要な基本的姿勢・態度及びコミュニケーション能力を身に付ける。 - 医師としての社会的責務を自覚し、生涯にわたって自己研鑽に努める態度を養う。
研修医が診療を担当させていただくことについてお願い
当院は、医師法第16条に基づく臨床研修病院として、研修医の育成に力を注いでいます。
次世代の医師を育てることは、地域の皆さまが、安全・安心な医療を受けることができる環境づくりのひとつであり、
当院の使命であると位置づけています。
研修医も診療を担当しますが、国が定めた基準に基づき「臨床研修指導医」に任命された医師をはじめ、多職種の職員が研修医の指導にあたっています。
今後も、研修医の育成に、ご協力をお願い致します。
研修の特徴
1)救急告示病院として救急患者を積極的に受け入れています。
2)研修医には、高機能シミュレータを用いた急変・救急対応の訓練を行っています。
3)研修では実践を重視し、執刀・麻酔・外来診療・内視鏡・IVRなどが経験できます。
4)中・西播磨地域の周産期医療に大きく貢献しており、将来の産科・小児科医療を担う医師の育成にも力を入れています。
5)院内での勉強会のほか、院外での勉強会・講習に参加しやすい環境が整っています。
6)緩和ケア、スピリチュアルケアを通じて、全人的医療の精神を養います。
- 1) 救急医療
- 2) シミュレーションセンター併設
- 3) 実践力重視
- 4) 周産期医療
- 5) 充実した研修環境
- 6) 緩和ケア・スピリチュアルケア
教育計画
研修スケジュール
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- ◆精神科・地域医療は協力型臨床研修病院・臨床研修協力施設で研修
- ◆選択科目は経験症例数を配慮のうえ柔軟に対応
- ◆2年間で約80回程度の日当直を経験すること
- ◆選択科目は当院(内・小・外・整・産婦・眼・耳・皮・泌・放・麻・病理・緩内・形成)および協力型臨床研修病院から選択可能
※ただし当院以外での研修期間が2年間で合計16週以内となること
プログラム詳細:姫路聖マリア病院群臨床研修プログラム
プログラム詳細・年次報告
臨床研修修了後の進路
採用年度 | 当院プログラム 研修医数 |
進路 |
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2022年度 | 6 | 当院 1名(専攻診療科:泌尿器科) 大学病院・市中病院 5名 |
2021年度 | 6 | 大学病院・市中病院 6名 |
2020年度 | 6 | 当院 1名(専攻診療科:泌尿器科) 大学病院・市中病院 5名 |
2019年度 | 6 | 大学病院・市中病院 6名 |
2018年度 | 4 | 当院 1名(専攻診療科:泌尿器科) 大学病院・市中病院 3名 |
NPO法人卒後臨床研修評価機構(JCEP)認定
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姫路聖マリア病院はNPO法人卒後臨床研修評価機構(JCEP)認定を受けています。
NPO法人卒後臨床研修評価機構(JCEP)とは、国民に対する医療の質の改善と向上をめざすため、臨床研修病院における研修プログラムの評価や人材育成等を行い、公益の増進に寄与することを目的としています。当院は、2018年8月1日付けで初回認定を受け、兵庫県下では4番目の認定となります。
第三者からの評価をいただくことで、自院の臨床研修の現状を把握でき、質の向上につながります。
当院では今後も良質で安全な医療を提供するため、臨床研修の質をより一層高めてまいります。
※認定期間は4年ですが、認定証は2年毎に発行されます
2024年 更新書面調査内容 コメント
『前回訪問調査の指摘事項に関して、書面上、適切な対応策あるいは検討方針が示されていることを確認しました。研修の質向上に向けて、様々な優れた取り組みをされていることに敬意を表します。今後とも、2年間で幅広い総合診療能力を身につけた人間性豊かな医師を育成されますよう期待します。』
お問い合わせ
担当 | 臨床研修センター |
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sotsugo@himemaria.or.jp |