学校法人 拓殖大学
interview 拓殖大学
Date 2022 . 04 . 05
1900年に設立された拓殖大学は国際大学のパイオニア的存在である総合私立大学。120年の歴史を持つ現在は商学部・政経学部・外国語学部・国際学部・工学部の5学部を有しています。建学の精神である「積極進取の気概とあらゆる民族から敬慕されるに値する教養と品格を具えた有為な人材の育成」に基づく教育目標を掲げ、世界各国で活躍する多くの卒業生を輩出しています。
目的
課題
効果
岡本 慎一郎 様
図書館・情報センター事務部八王子電算課
(AssetView導入当時)
木川 勝規 様
図書館・情報センター事務部 電算課
藤林 寛和 様
図書館・情報センター事務部 電算課
拓殖大学電算課は、学務課の事務職員が使用するPCや語学系の教室に設置されたPCなど、学内で利用されているPC約400台を管理しています。2011年にAssetViewを導入する以前、電算課の業務において二つの大きな課題がありました。
岡本氏
当時、PCの新規設置や運用管理をするのに、型番や台数をExcelで作成した台帳に記入していました。同様に、ライセンス契約をしているソフトウェアがどのPCに導入されているか等もExcel台帳で管理。しかしExcel台帳では、PCが故障した際にその都度機器の置き換えと当該PCにどのようなソフトウェアが入っているのか引き当て作業をしなければならず、作業が非常に煩雑でした。
もう一つの課題は、ファイルサーバー側でアクセスログを取得していたことです。インシデント管理の観点から細かいログの保管を必要としていましたが、この方法だとクライアントPCで行ったすべての操作ログを取得することは困難です。『Excelでの台帳管理からの脱却』そして『ログ管理』の課題を解決できるシステムの導入が、当時の我々に課せられていたミッションでした
AssetView導入当時の担当者、岡本氏は導入の背景をこう語ります。
早速Web検索で情報収集を進める中、AssetViewに出会いました。担当営業にすぐ来校してもらい、実際にデモ機を触らせてもらいました。
岡本氏
前述で抱えていた課題を解決できる機能を実装していたこともさることながら、導入の決め手になったのは、 AssetViewは他社製品に比べ配布機能が充実していたことです。各PCへのファイル、ソフトの展開、パッチの適用状況の確認、さらにそれらの拡張性という面で非常に優れていました。またマクロメーション機能など、細かな条件分岐の設定も容易で使いやすい。他社製品ですと追加費用がかかったり、操作に時間がかかる場合もあるので助かりました。コストメリットと操作性の高さは、AssetViewの大きな魅力でした。
普段は主にPCの更新管理機能を利用しています。現在インストールされているソフトウェアの種類やバージョンの管理を行ったり、アプリケーション配布機能を利用してPCの細かな設定変更やソフトウェアのインストール、修正パッチの適用などを実施しています。
藤林氏
AssetView導入以前は400台あるPCに、1台1台手作業でソフトウェアの展開やパッチの適用を行っていました。AssetViewの導入により一括したポリシーの適用が行えたり、ユーザーにとって都合の良いタイミングでWindowsのセキュリティパッチを適用してもらうことが可能になり、1回の更新につき約50時間は削減できた計算になります。
このほか、万が一セキュリティインシデントが発生した際に備え、データや操作ログの長期保存も行っています。もし何らかのトラブルが発生した際、操作ログを追跡することで原因の追求ができるため、被害を最小限に食い止めることができます。
教育現場を支えるシステムとして、Excel台帳で行っていたPC管理の効率化を目的に導入されたAssetView。2011年の導入から10年以上の歳月を経て、同学では「セキュリティ対策」の重要度が増しています。サイバー攻撃は一般企業だけの問題ではなく、大学等の教育・研究機関も常に危険にさらされています。
木川氏
本学は国際大学という特性上、一般企業や海外の研究機関とも繋がりを持っています。そのため、万が一セキュリティインシデントが発生した場合、学外の方にも迷惑をかけてしまう可能性があります。学内の資産を守るため、大学への信頼を損なわないために、セキュリティ対策には十分な投資をしていかなければならないと考えています。今後はデバイス制御機能によるUSBメモリの使用制限など、セキュリティ関連機能の活用を視野に入れ、本学に適した形でAssetViewを活用していきたいと思っています。