富士製薬工業株式会社様 導入事例 - IT資産管理ツール・情報資産管理ソフトなら『AssetView』

IT資産管理ツール・情報資産管理ソフト『AssetView』

コーポレート企画部 経営管理グループ システム統括課<br>
リーダー 小林 伸吉様(右)<br>
     国島 正典様(中央)<br>
     早川 健様(左)

富士製薬工業株式会社様

AssetViewは双方の機能を備えた
ハイブリッド製品。
資産管理とセキュリティ対策が急務に

interview 富士製薬工業株式会社様

Date 2016 . 09 . 09

医療用医薬品の開発・製造・販売を業務とする、富士製薬工業。創業は1965年と50年以上の歴史を誇り、2012年には東証一部上場も果たしている。「医療に有意な価値を提供する」という経営理念の元、常に顧客の視線に立って医療業界に新しい価値をもたらしてきた同社が、資産管理とセキュリティ対策のために選んだのが AssetView である。今回はその経緯を、コーポレート企画部経営管理グループシステム統括課、小林様、国島様、早川様にお伺いした。

Interviewed
インタビューをした方

小林 伸吉

コーポレート企画部 経営管理グループ システム統括課 リーダー

国島 正典

コーポレート企画部 経営管理グループ システム統括課

早川 健

コーポレート企画部 経営管理グループ システム統括課

導入の背景:個人に任せていたPC管理、ルール作りが急務だった

導入の背景を教えてください。

当社が東証一部に上場したのは2012年のことでしたが、それに伴い必然的にセキュリティ対策の責任が増大しました。それまで、Excelで資産管理を行っていましたが、社員が増えたこともあり、適正に管理できているとはいえない状況でした。ソフトウェアの利用についても、個人の裁量に任せていた部分があり、たとえばフリーソフトのインストールも社員それぞれが自由にできていました。
スパムメールやマルウェアが増加する昨今、セキュリティ対策ソフトをインストールしていても、それをすり抜けて不審なメールを受信してしまいます。実際にウイルスに感染してしまい、PCをセットアップし直したということもあります。要するに、きちんとしたルール作りができていなかったのです。そのため、まずはルール作り、次にそれが本当に守られているかの検証という、一連の流れを構築する必要がありました。そういった背景を踏まえて検討した結果、やはり資産管理とセキュリティ対策が行えるソフトが必要だという結論になり、数社比較検討した中で、当社が必要だと考えている要件にすべてマッチしたのが AssetView でした。

選択の理由:資産管理とセキュリティ対策対応のハイブリッド製品

当社製品を選択していただいた経緯はどのようなものですか?

2015年の夏ごろ、3ヶ月ほどかけて選定を行いました。デモを見せていただいたり、評価版を検証して、最終的に4社くらいの製品に絞りました。最終的な決め手となった理由の1つはインターフェイスです。視認性に優れたインターフェイスの AssetView は直感的にわかりやすく、エンジニアや事務職など、部署を選ばず誰でも使いやすいだろうと評価しました。元々我々のミッションは、日々の運用を平準化し、見てすぐ動かせる状況を作ることでしたから、たとえ多くの機能がついていたとしても、使いこなすまでに時間がかかるようでは導入が難しいと考えていました。
もう1つは、資産管理の課題を抱えていた我々からすれば、AssetView は元々そこに強みを持った製品であること。さらにプラスアルファとしてセキュリティ対策が加わっている、言うならばハイブリッド型の製品だったことです。それらが、AssetView を選んだ大きな理由となります。
また、新規で使用するPCに対し、AssetView をインストールした状態で社員に渡すことができる点も評価のポイントになりました。キッティングの際に定常的な運用がかんたんに成り立つためです。

導入効果/ 期待する効果:古い業務形態からの脱皮。「見える化」ができた

実際に導入された効果はいかがですか?

全社員のPCに AssetView のインストールが完了した後に取り組んだのは、今まで個人がそれぞれで利用していたソフトやUSBメモリの管理です。中でも最重要課題だったのが、USBメモリの管理でした。当社ではUSBメモリの利用頻度が高く、個人で購入したものをお客様のところで使用したり、逆にお客様からいただいたものを社内のPCで使用していました。また、予め想像はついていたのですが、私物のスマートフォン等のモバイル端末をPCに接続していることも実態として把握できました。ただそれは、今までそのやり方でやってきた現場サイドからすれば当然のことで、特に何か問題があるという認識もない状況でした。
しかし、万が一大事なデータを含む機器を紛失するようなことがあれば一大事です。当社にはMR(医薬情報担当者)が300人ほど在籍するのですが、1人1本ずつUSBメモリを所持し、使用していたとすると、それだけリスクが増えるということになります。我々の部門としては、そういった危険性を地道に啓蒙し続けていました。
そして、 AssetView の導入により資産管理とセキュリティの意識が向上したのか、現場の反応が徐々に変わってきました。たとえば、USBメモリがどうしても必要な事態に直面したとき、どうしようかと考えるような場面です。今までなら、おそらく何も気にすることなく使用していたかもしれませんが、そこで悩むというステップが入りました。それは、USBメモリの使用は、セキュリティ上リスクがあると理解されたとも言えますので、社員の意識改革という意味では大きな成果だと感じています。実際に、PCに接続される外部端末の数はかなり減少しました。

運用の工夫:段階的に運用することで徐々にセキュリティ意識が浸透

日常業務の運営において、工夫された点などはございますか?

今まで使用していたUSBをいきなり全面使用禁止にするのは現場も混乱するだろうということで、徐々にセキュリティ意識を浸透させることを心がけました。利用シーンから考えると、社外への持ち出しというより、 お客様からファイルを受け取るということが多かったため、基本的には読み込み専用での運用を行っています。どうしても持ち出しが必要になった場合は、上長にその理由を説明の上、承認を取った場合のみ使用可能としています。会社として、社員を守るためにもセキュリティ対策は必要だと説明することで、反発を防ぎながらも、社員のセキュリティに関する意識が向上したと感じています。

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今後の展開:結果がでたデバイス管理、今後はソフトウェアにも拡大したい

今後はどのような展開をお考えでしょうか?

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ソフトウェアについても、同様に管理していきたいです。業務上、病院関係者の方とファイルをやりとりする中で、特定のソフトウェアのインストールが必要な場合があります。現時点では、社内的にどのようなソフトウェアがインストール許可されていないものなのか、現場担当者も判断ができずに悩んでいるという声を耳にします。まずは、インストールされているソフトウェアを棚卸し、本当に業務上必要なものなのかを判断した後、社内的にインストールが許可されているソフトウェアとそうでないソフトウェアのルールを明確にし、運用していきたいと考えています。

富士製薬工業株式会社

富士製薬工業株式会社

https://www.fujipharma.jp/

設立:1965年4月

資本金:37億9,910万円

社員数:1,469名 [富士製薬:695名 OLIC:774名](2015年9月30日現在)

事業内容:医療用医薬品の開発・製造・販売(注射剤、内用剤、外用剤、診断薬)

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