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<一時的に減少数「▲1,000局/月」を下回る>総務省が2023年9月末のアマチュア局数を公表、前月より917局少ない36万4,483局

2023年11月2日、総務省は2023年9月末のアマチュア無線局数を公表した。それによると前回の2023年8月末のデータから1か月間で917局減少し、364,483局となった。この数か月、減少スピードの加速傾向が見られたが、久しぶりに「▲1,000局/月」を下回ったが、これは一時的なもので、依然として減少スピードの増加傾向は続いている。

 

 

今回公表された2023年9月末のデータは対前月比で▲917局となり、アマチュア局の減少数推移は改善されたように見えるが、一時的なもので減少数の上昇が続いている傾向はかわならい

アマチュア局登録の多いエリア順に並べると、1エリア(関東管内)は11万局以上の登録があるが、2番目は2エリア(東海管内)で3位が3エリア(近畿管内)、そして4位には7エリア(東北管内)、5位は8エリア(北海道管内)、6位は6エリア(九州管内)と続く

 

 

 アマチュア局は、1995年3月末に過去最高の136万4,316局を記録したピークから増減を繰り返し、ピーク後に最高となった2016年4月末の43万6,389局から、現在も“ピーク後最低局数”を更新し続けている。ピーク後に最高となった43万6,389局から90か月間で71,906局減少した。

 

 

●2023年9月末、アマチュア局の各エリア(管内)局数内訳

 

・1エリア(関東管内): 108,140局(108,418局)

・2エリア(東海管内): 46,340局(46,483局)

・3エリア(近畿管内): 44,208局(44,325局)

・4アリア(中国管内): 21,990局(22,072局)

・5エリア(四国管内): 16,878局(16,927局)

・6エリア(九州管内): 30,336局(30,413局)

・7エリア(東北管内): 37,902局(37,920局)

・8エリア(北海道管内):33,000局(33,073局)

・9エリア(北陸管内): 8,622局(8,667局)

・0エリア(信越管内): 14,937局(14,966局)

・6エリア(沖縄管内):  2,130局(2,136局)

 

※カッコ内の数字は2023年8月末の局数を表す。

 

 

 

2012年以前は1か月間に1,000局から2,000局単位でアマチュア局が減少。しかし、2013年暮れごろから減少数が急激に減少した。これは2011年3月11日に起きた「東日本大震災」による“災害時の通信に役立つアマチュア無線”での開局ブーム!?によるものだと推察できる。その理由として、アマチュア局の免許期限が切れる5年経過したタイミングで再び減少数が増加した。免許の更新を行わなかった局が多かったためだと思われる

 

 

 

●関連リンク:無線局統計情報(総務省)

 

 

 

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