「だいち2号」観測データの干渉解析による豊後水道の地震(2024年4月17日)に伴う地殻変動(2024年4月19日発表)
概要
2024年4月17日23時14分頃に発生した豊後水道の地震(M6.6、最大震度6弱)について、だいち2号の観測データを使用し、SAR干渉解析を行いました。
その結果、ノイズレベルを超える地殻変動は見られません。
SAR干渉解析結果 【速報】
図1 2024年1月11日~2024年4月18日の解析結果
1回目観測日 2回目観測日 |
衛星進行方向 | 電波照射方向 (照射方位) |
観測 モード |
入射角 (中心) |
地理院地図への リンク |
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図1 | 2024年1月11日 2024年4月18日 |
北行 | 左(西) | 高分解能 | 45.8° |
※今回の結果は速報であり、より詳細な分析等により、今後内容が更新されることがあります。
※干渉SAR の精度は一般的には数cm 程度とされています。また、衛星の観測条件が異なる場合、同じ地殻変動であっても、解析結果の見え方に違いが生じます。
※観測データは、地震予知連絡会SAR解析ワーキンググループを通して、JAXAから提供されたものです。
※対流圏遅延補正には、気象庁数値予報格子点データを使用しています。
〇参考資料
SAR 干渉解析の原理(PDF 形式:880KB)
非干渉(砂をまいたようなざらざらした模様)とは
衛星進行方向と電波照射方向による見え方の違い(PDF形式:100KB)
国土地理院の干渉SAR ホームページ
SAR 干渉画像の誤差
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宇宙測地課長
栗原 忍 TEL029-864-4813(直通)
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