口永良部島の地殻変動(2020年2月12日発表) | 国土地理院

口永良部島の地殻変動(2020年2月12日発表)

概要

2020年2月3日に噴火が発生した口永良部島について、2月12日0時18分に観測された「だいち2号」の衛星SARデータによる解析を実施しました。解析結果には、新岳周辺に火砕物の堆積とみられる非干渉領域(赤の枠線内の砂目模様の場所)が見られます。


図1 2020年 1月15日~2020年 2月12日の解析結果


図2 図1の新岳拡大図

※今回の結果は速報であり、より詳細な分析等により、今後内容が更新されることがあります。
※衛星SAR干渉解析の精度は一般的には数cm 程度とされています。また、SAR衛星の観測条件が異なる場合、同じ地殻変動であっても、解析結果の見え方に違いが生じます。
※SARで用いられる電波は噴煙を透過するため、噴火中であっても火山の地形変化の状況を把握することができます。
※本解析で使用したデータの一部は、火山噴火予知連絡会衛星解析グループの活動を通して得られたものです。

解析:国土地理院 原初データ所有:JAXA
〇過去の発表
資料 「だいち2号」観測データの干渉解析による口永良部島の地殻変動(2020年2月5日発表) (PDF形式:317KB)

〇参考資料
SAR 干渉解析の原理(PDF 形式:880KB)
非干渉(砂をまいたようなざらざらした模様)とは
SAR 干渉画像の誤差

問い合わせ先

〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番
国土交通省国土地理院
地理地殻活動研究センター 地理地殻活動総括研究官 畑中雄樹(はたなかゆうき)(直通 029-864-2477)
測地部 宇宙測地課長 宗包浩志(むねかねひろし)(直通 029-864-4813)

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、以下のページからダウンロードしてください。