令和6年（2024年）日向灘を震源とする地震に伴う基準点成果の取扱いについて

　令和6年8月8日に発生した日向灘を震源とする地震により大きな地殻変動が確認された地域では位置の基準（国家座標）である基準点（電子基準点、三角点、水準点）の 経緯度や標高の値が大きく変化しており、地震発生前の測量成果を使用して測量を行った場合、正確な測量成果を得ることができない可能性があります。このため、国土地理院では該当する基準点の測量成果の公表を停止しました。（8月13日）
　該当する電子基準点、三角点等については、改定した測量成果を公表しました。（9月30日、10月17日）
　測量成果の公表を停止した水準点については、引き続き改測を行うなどの対応を行い、順次測量成果を改定し公表します。最新情報は随時本ページに掲載していきます。

令和6年8月8日に発生した日向灘を震源とする地震に伴い測量成果の公表を停止していた1109点のうち、1108点について測量成果を改定し公表しました。
公表した測量成果は、国土地理院ホームページ（基準点成果等閲覧サービス）から閲覧できます。

【三角点等1108点】
　改算　三角点（一等、二等、三等、四等）　1107点
　改算　地殻変動観測点　　1点

　点の詳細リスト　　宮崎県

令和6年8月8日に発生した日向灘を震源とする地震に伴い測量成果を停止していた地域について、地震前の測量成果を地震後の測量成果に補正するための座標補正パラメータを公表しました。
この座標補正パラメータを使用することにより、公共基準点等の地震前の測量成果を地震後の測量成果に補正することができます。なお、公共基準点の改算は公共測量に該当します。詳細は公共測量のページを参照ください。
また、同地震では測量成果に対する上下変動の影響が小さかったことから、標高補正パラメータは公表しません。標高の補正は不要です。