2018年5月ハワイ島キラウエア火山活動に関するSAR解析結果 | 国土地理院
最終更新日:2018年5月14日

2018年5月ハワイ島キラウエア火山活動に関するSAR解析結果

合成開口レーダー(SAR)解析によって明らかとなった変動

作成:2018年5月9日、更新:2018年5月14日 English version of this page

解析結果

図1
図1.南行右観測ペアのSAR干渉画像[PNG: 1.3MB]

図2
図2. 北行右観測ペアのSAR干渉解析画像 [PNG: 1.3MB]

図3
図3. 北行右観測ペアのMAI法解析画像 [PNG: 1.2MB]

図:解析範囲
解析範囲
図番号 観測日 観測時間
(UTC)
衛星進行方向 電波照射方向 観測モード
*1 *2
入射角 垂直基線長 KMZ
1 2018-01-20
2018-05-12
22:09頃 南行 W-W 45-49° -217m 0.5MB
2 2018-02-27
2018-05-08
10:22頃 北行 F-F 35° -211m 1.0MB
*1 F:高分解能(10m)、*2 W:広域観測
(参考: ALOS-2プロジェクト/PALSAR-2(JAXA)

解析:国土地理院   原初データ所有:JAXA
本成果は、地震予知連絡会SAR解析ワーキンググループの活動を通して得られたものです。 

モデル推定

観測結果
 図3.推定されたモデルで計算した地殻変動とSAR干渉解析結果との残差


図4.推定されたモデルで計算した地殻変動とMAI法解析結果との残差

表1.推定されたパラメータ(位置はダイク上端中心)
経度
(°)
緯度
(°)
深さ
(km)
長さ
(km)

(km)
走行
(°)
傾斜
(°)
開口量
(m)
体積変化量
(m3
-154.925 19.455 0.1 7.4 1.7 60 90 3.9 4.9×107







※垂直なダイクの一様な開口を仮定したモデル計算。


モデルの3D模式図
        図5.モデルの3D模式図

分析に使用した人工衛星

日本の地球観測衛星 「だいち2号」(ALOS-2)

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